本屋で思わず泣きそうになってしまった@池袋三省堂
2年半も通ってるのに他所の大学にお邪魔してるような、アウェイ感がずっとある私の大学生活。
テスト期間中なのでゼミもないため、1人で学校に行って広いざわついた教室で大勢の学生いる中誰とも話さず1人で帰る。
そんな日々も今日のテストを受けしばらくさようなら。夏休みだ。なのに全くウキウキしない、大学でのアウェイ感にやられまくって、あんなにしたかったショッピングをする気にもなれない。けどこのまま帰るのもなんだか癪にさわる。大学3年生前期の最終日の帰り道、そんな気持ちで本屋に向かった。
本屋に入って、みんなが本を見定めてるのに立ち読みで本の世界に入るときは1人という感覚に物凄く安心した。思わず泣きそうになってしまった。
居場所ってほどの強力なものじゃないけど、わたしってここにいていいんだな、わたしこの場所が好きだなあって心の底から思ってしまった。
大学でのアウェイ感に過剰反応する年頃でもパワーもなくて、あちら側に寄り添う勇気も心を開く勇気もだせない。
でも寂しくて誰かと会話したい。
そんな矛盾を抱えたわたしみたいな人がわたしに言葉を届けてくれる。本が作者さんが、わたしが読むのを探すのを待っていてくれてるような気がする。
本は見栄がない作者さんが命を削って書くから。本は一方的じゃないわたしが選んで手に取るから。静かな静かな本が好きだ。
わたしもいつかわたしみたいな人を静かに待ってあげる存在になりたい。
アウェイな場所にいるとわたしを消す方向へ流されてしまいがちだったわたしを戻してくれてありがとう。今はうざいほどわたしのことを考えています。
この文章のなかで、わたしっていう単語が多いのがその証拠。