炒飯。


皆様、いかがお過ごしでしょうか。

ぐっすり寝ていたのに彼の通話の声で起こされた私です(殺意)

「推し」と言う言葉が浸透してきたのはここ3年くらいだろうか。

今ではアニメのタイトルになるくらい、色々な人が使っている言葉、感覚。

私にはなかなかこの感覚が理解できなかった。

推し活のために、借金までするズブズブのオタクな友達も身近にいるくらいなのに

推し=好きな人、とはまた違うらしい。

推しって一体何なの…?

推しとは、主にアイドルや俳優について用いられる日本語の俗語であり、人に薦めたいと思うほどに好感を持っている人物のことをいう。 (Wikipediaより)

(わからなすぎてちゃんと調べた)

そんな私に突如として「推し予備軍」ができたのである。

きっかけは些細なことで

しかも単なる邪な気持ちだった。

ロン毛の男が好きな私。

しかも黒髪ロン毛が特に好物。

何気なく見ていたYouTubeのショートに

ソフトマッチョの黒髪ロン毛の若者が出てきた。

?!!!!

動画はSNSに疎い私に説明させるのは大いに間違いだとは思うが、

ファッション系の動画だった。

そして彼は義足だった。

交通事故の怪我で義足になったそうだ。

ただ、そこは全く気にならず、邪全開でソフトマッチョ黒髪ロン毛の動画が目についただけ。

しかし、ファッション系と言うと

インスタグラマー!インフルエンサー!!と言う主張が強く、どちらかと言うと苦手な部類ではある。

「まあまあまあ、素敵ですけど?どうせスカした感じなんでしょう?」

と、ソフトマッチョ黒髪ロン毛の彼に目を奪われつつも、キラキラ系苦手センサーが働き、どんなもんか、と彼のYouTubeチャンネルを開いてみた。


恐れ入りました。

3分後にはもう夢中だった。

確かにおしゃれ。

丁寧な生活。

でも飾らない雰囲気や、可愛らしい笑顔に、私の心は奪われてしまった。

これは…

もしかして推し…?

素敵な出会いはどこに転がっているかわからない。

飽き性なので、この気持ちが持続する可能性はめちゃくちゃ低いが

日常に彩りを付けてくれるのは、家族や恋人や自分の常に側にいる人やある物とは限らない。

もしかしたら気がついていないだけで、自分自身の中の何か、かもしれない。

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