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なぜ旅に出るのか

前職を辞め2年が経った。

退職と同時に持ち株もすべて売却したので、このままFIREなんてのも頭をよぎった事もあったけど、働くことが好きなので、フリーで色んな会社の手伝いをすることになった。

とはいえ、それなりに自由な時間もでき、コロナも収束してきたので、行きたいところにいけるようなった。2023年2月にタイに一人で行ってから何かが吹っ切れた感じがあり、旅に出ること、旅を妄想する事が楽しくて仕方なくなった。

ただ無趣味な自分が、旅のどこに魅了されているのかがイマイチ分からなかったので、せっかくの場なので棚卸しをしてみる。

  • 一人が好き

  • 変わった料理が好き

  • 綺麗なものが好き

  • 海外はすべて挑戦である

  • 留学と海外起業の失敗

一人が好き

「なぜ旅が好きか」の棚卸しなのに、なぜか旅のスタイルの話になるのが物事を構造化して考えられない人の書き方。まあいい。旅の中でも一番多いスタイルだけど他人からは理解されない「一人旅」

元も子もない話だけど、旅が好きな理由はタイトル通り一人が好きだから。人とコミュニケーションとるのは苦手じゃないし、むしろ褒められる事が多いが、実はめっちゃ気を使っている。自分を出していない。

昔から気を使う性格なので人といると自分だけが楽しいと思える行動が取れない。旅中同行者に「えっ、そこ行くの?」と言われると「いや、辞めておこう」となってしまう。反対を押し切って行って、同行者がそこまで楽しめない状況下で自分だけ楽しむ事ができない。それなら、同行者が楽しんでるところに行くほうが好き。仕事は議論するのが好きだけど、プライベートは心のままでいたい。

加えて、優柔不断だし方向音痴だし、少なからず相手にそれで迷惑がかかる(と思ってしまう)のも嫌だったりする。

一人の場合は、どこに行くか、何を食べるか、そしていつそれを決めるか、全て自由。反対されたり、反対の空気感を出される事もない。

一人旅に行かない人も同じことを考えるだろうけど、一人旅が好きな私はこの優先度に極めて高いのだ。

変わった料理が好き

別にゲテモノが好きという訳では無いが、所謂ローカルフードが好き。めちゃくしゃ不衛生な場所は嫌だけど、ローカルフードの店だけはある程度許容できる。たぶん自分の舌は少し平均的日本人とズレてるので、ジャパナイズされた食べ物やみんなが美味しいというものにイマイチ惹かれない事が多い。
ベトナムではブンチャー、バインセオ。台湾では魯肉飯、葱抓餅。韓国ではたまごパン、ホットク。タイではロティ、カオソーイなどなど挙げればきりがないが、どちらかというの各国のNo.1的なものでなく、5番目6番目くらいに人気のものが好きな傾向にある。
これ以上好きな理由は出てこないが、ローカルフードが好きである。

綺麗なものが好き

単純な西洋建築の美、自然美などが好き。

ところが、実際の海外旅行は東南アジアが多い。ここは自分の内面との対話がいるが、アジアの混沌したものが本当に好きなのかは実のところ良くわかってない。同じ距離にヨーロッパと東南アジアがあったらどっちに行くとなったら、ヨーロッパが多くなる気もする。ただ前述の料理に関しては東南アジアが良い。

ただ完成された美もいいが、少し抜け感のある美にも惹かれる。これは東南アジアのコロニアル建築の事を指している。ローカル色の入った西洋美にはいつも魅了される。

またそれが形成されるまでのストーリーも大事と思っている。簡単にいうと歴史。それほど歴史に詳しいわけではないが、建築物を訪れる前に少しその歴史を調べると、ぐっと身近になる感覚が好き。

海外はすべて挑戦である

言い換えると非日常が好きって事でもあるんだけど、敢えてこのワードにした。
基準低すぎと言われそうだけど、仕事以外であまり挑戦してこなかった自分には、海外で電車にのる、料理を注文する、トラブルに巻き込まれる、すべて逃げ場のないチャレンジである。
これからの人生の大きな人生の糧になるとも思わないけど、少しスライムを倒して経験値を得ているような感覚だ。

留学と海外起業の失敗

これは旅に出たくなる動機なのかはわからないし、これらがなくても旅にはでてたと思うけど、旅にでるとこの過去の2つの経験が頭をよぎる。
学生時代の留学が成功かと言われたそうでないし、英語も学業も満足いくものではなかった。社会人になってからのシリコンバレー挑戦もそう。二度目の海外チャレンジに関わらず、最後はなし崩し的に帰国を決めてしまった。
旅にでると常にココで働くなら...という妄想をしてしまう。
色んな国を旅してきたが、アメリカだけは特別。行ったらとんでもない感情の爆発が起こりそうなので、踏み入れる事がまだできないでいる。

まとめ

一人旅を楽しめてる理由のおまけに一つ。
帰ったら土産話を聞いてくれる人がいること。計画、実行、共有までが旅のセット。誰かに話をして初めて旅の記憶が自分の資産として定着する気がしてる。
これからも体が動くうちはどんどん旅にでようと思う。


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