(感想)鞘師里保 出演ドラマまとめ① 2020年〜2022年
いつの間にか、鞘師里保さん芸能界復帰後のドラマ出演が11作品も積み上がっている。
なんてことだ。ここらで出演作品をまとめておかねば。
まずは2020年〜2022年の出演作品から。
以下、時系列順。
「あのコの夢を見たんです。」第10話
テレビ東京系、2020年12月放送
― 里保 役
復帰後、初めてのドラマ出演。第10話のヒロインとして、鞘師さんが鞘師里保の概念を演じている。ちょっと不思議で温かみのあるストーリーは世にも奇妙な物語のほっこり版という印象。復帰後すぐということで、今となっては貴重とも言える非常に緊張感のある演技をみることができる。鞘師さんがあまりにも初々しすぎて、脳内BGMは大泉逸郎の『孫』に決定。
「就活生日記」第3話
NHK総合、2021年1月放送
― 優香 役
主人公の就活仲間(友達)を演じている。正直に言うと、恥ずかしながらドラマの内容も鞘師さんの出番もほとんど記憶に残っていない。なぜだ。鞘師さんが出演した第3話のサブタイトルをみると「就活生たちのディスタンス」とあるのだが、なんか似たようなタイトルの歌があったよな、なんだっけ?などと思うばかりで、肝心のドラマについては一向に思い出せない。色々調べてみると、コロナ禍で頑張る就活生を応援するというさすがNHKならではのテーマで、1話5分を4週でお届けする超ミニドラマだったようだ。なるほど。
「アノニマス」第5話
テレビ東京系、2021年2月放送
― 山名栞 役
図書館司書の役。こんなにも鞘師さんのハイパーウルトラ文系オーラが遺憾なく発揮される役があろうか。出演シーンがそこそこあるのだが、やはり見どころは終盤の走る姿だろう。図書館司書として完璧なフォーム。懸命に走ってるのに何にも間に合わなさそうな足の遅さ。そして何より印象的なのは、鞘師さんの演技がドラマに馴染んできた点だ。光の演出と鞘師さんの醸し出す空気感があたたかく美しくて、とてもお気に入りの作品。
鞘師さん演じる山名栞が、ある青年と静かに穏やかに心を通わせていく。そのシーンは神々しいまでの甘酸っぱさ、みずみずしさ。
「シェフは名探偵」第7話
テレビ東京系、2021年7月放送
― 遥香 役
友人関係に悩む大学生の役。もしかしたら、この鞘師さんの演技は少し固いなと感じる人もいるかもしれない。そう感じるとしたら、それは恐らく台詞回しの問題で、表情などの演技には光るものが垣間見えるのがまた興味深い。これはこの作品に限らずなのだが、鞘師さんは台詞のない物語の余白に佇んでいるときほど、なにか人を惹きつける空気をまとっている。あれはなんだろうか。演技力とはまた別の、鞘師さん自身が持つ求心力のようなものが画面に映し出される瞬間が、確かにある。私はそれが見たい。そんなことを真剣に考えていると、物語の終盤、ブレザーの学生服を着たとても可愛らしい鞘師さんが画面に映し出され、私は一旦すべてを忘れて小躍りを始めた。
「准教授・高槻彰良の推察」第5話
フジテレビ系、2021年9月放送
― 桂木奈々子 役
上京したばかりの女の子の役。鞘師さんが可愛らしく男性と顔を近づけたりボディタッチをかますシーンがあるため、ピュアな心を持つ鞘師さんのファンが各地で小さな叫び声をあげていた。しかしその叫び声も虚しく、ドラマはつまらなかった。なんでだよ、せめて面白くあれ。いちおう見どころを挙げるならば、鞘師さんの髪型、服装など全体的な雰囲気がなんだかアマビエみたいだった点だろうか。念のため補足しておくが、このドラマの原作は大人気小説だ。私が視聴したのはこの第5話だけであり、主要キャラの性格や能力、苦悩、関係性などをなんら理解しないまま突撃してしまったのが敗因だ。ドラマ全体を通してみれば非常に面白いということも十分あるだろう。
「モモウメ」#6 , #8 , #20
Hulu、2021年9月〜11月配信
― よっちゃん 役
オフィスあるあるの愚痴や不満を面白おかしくあしらうショートドラマ。この作品では、ぜひとも鞘師さんのアイドル力を堪能してほしい。主人公の同期の役で3話ほど出演している。#6 では歌って踊っているのだが、もうひたすら可愛い、すんごい可愛い。鞘師さんがアイドルオーラを解き放つと、あっという間に楽しくて幸せな空間ができあがってしまう。#8 は鞘師さん演じるよっちゃんが、おしゃクソ姉さんに恋愛相談するカオス回。そして #20 ではなんか変な歌に合わせてキリッとしたダンスを魅せている。大勢で踊るシーンなので画面からすぐ見切れるのがもどかしいが、ハロー!プロジェクトのコンサート(通称ハロコン)の全員曲みたいな雰囲気も感じられて悪くない。
「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」
テレビ朝日系、2022年4月〜6月放送
― 森保莉子 役
連続ドラマで初のレギュラー出演作品。といっても脇役だし適当に見るか〜と思っていたら、目を離すと見逃してしまうほど短い出演シーンが各話に散りばめられている仕様のため、最初から最後までしっかりドラマを見なければならないという壮大な罠が仕掛けられている。役柄はちょっとクセのある女性で、甘えた声で上目遣いで話すかと思えば急にヒスをおこすなど、非常にスピード感のある情緒不安定さが見どころだ。余談だが、鞘師さんがドラマで演じた中で一番好きな役は何かと聞かれれば、私は是非この莉子ちゃんに一票を投じたい。
いやはや盛り上がってまいりました。
2023年以降は更に充実してくるのでまたいつか別記事で。
【お知らせ】
①舞台『らんぼうものめ』に出演。チケット発売中。
*KAAT 神奈川芸術劇場:2024年7月20日(土)~7月28日(日)
*いわき芸術文化交流館:2024年8月4日(日)
*まつもと市民芸術館:2024年8月17日(土)、2024年8月18日(日)
<いわき公演>
https://iwaki-alios.jp/cd/app/?C=event&H=default&D=03556
<松本公演>
②山田孝之、仲野太賀のW主演映画『⼗⼀⼈の賊軍』に出演決定。2024年11月1日(金)公開。
③2024年7月24日(水)、鞘師里保1stフルアルバム「Symbolized」リリース決定。予約受付中。
④ラジオ『鞘師里保とこれからの時間』毎週水曜18:00更新