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子どものプライバシーを大切にする関わり


相談援助の現場では、面接で知り得た情報について守秘義務が課せられています。

これはプライバシーの保護が目的であり、第三者には絶対に漏らしてはいけないということです。


子育ての現場においても、子どもたちにとって恥ずかしいこと、もしくは誰かに知られたくないことについては取り扱いに注意が必要です。


子どもにもプライドがあります。特に2〜3歳頃になると恥ずかしさを感じるようになります。

子どもの自尊心を大切にするためには、何かの折に「また漏らしちゃったね。前にも言ったよね」など過去のことを引き合いに出さないことが大切です。

どうしても言わなければいけない内容であればと人の前では話さないことが重要です。

また、「○○君はできるのに、太郎君はできないよね」など能力を否定するような言葉掛けは子どもの自信や自尊心を著しく損ないます。

おねしょについては、ある程度大きくなれば膀胱の発達によって解消されるものです。

親が注意をすることで『漏らしてはいけない』と強迫観念に陥り、我慢し続けるなど逆効果になる場合があります。

この場合『実はパパも小さい時におねしょをしたことがあるんだ。これは秘密だよー』と小声でささやくことで、子どもは安心します。


親が楽観的な気持ちになることで、子どもたちは失敗を恐れない積極的な姿勢で物事を進められるようになります。


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