子どもの本音を引き出す関わり方
『太郎くんはいつもイタズラをしている。だから今回も太郎くんの仕業だ!』
これは太郎君への先入観(イメージ)による決めつけと言えます。
先入観はその人の服装や行動などのイメージから生まれます。つまり過去の行いから推測されるものです。
先入観を持って人と関わると相手の懐に入って話をすることができません。※これは私の対人援助職の経験から言えるものです。
なぜなら、相談者が『この人とは話したくない』と心を閉ざしてしまうからです
子どもも同様で『どうせ親に言っても分かってもらえない、聴いてもらえない」という気持ちになります。
対人援助のケースワーク技術に『非審判的態度』というものがあります。
これは「支援者の主観的な思いによって、言動や態度を決めないようにすること」という意味です。
相手の話を聴く際に最初から疑ってかからず、真っ新な気持ちで話に耳を傾けることが大切です。
確実に子どもが悪いと分かっていても、否定の気持ちから入らず、子どもの言動を受け止める。
その上でどうすれば良かったのかを一緒に考える姿勢が重要です。
このような関わりを繰り返すことによって子どもは親に安心感を抱きます。
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