#33【ハロメンOG紹介 -宮本佳林編-】ハロプロについて語る
本記事ではハロメンOGである宮本佳林(ex. Juice=Juice)の魅力について語っていきます。
本題に入る前にまずは前回の振り返りから。
前回記事ではJuice=Juice井上玲音の魅力を紹介しました。彼女の歌声/ボイパスキル/ひょうきんなキャラに注目して魅力を語っています。ぜひ読んでいってください。いいね・コメントお待ちしております。
それでは本編に入っていきましょう。
Juice=Juiceのオリジナルメンバー、そしてエースとして活躍を見せた宮本佳林(以下、佳林ちゃん)。2020年末にグループを卒業しソロアーティストとしての活動を開始しました。
今回記事では佳林ちゃんのこれまでのキャリアを辿るとともに、彼女の超カッコいいパフォーマンスやエピソードの数々について紹介していきたいと思います。そして、そのカッコよさとは裏腹に、変人キャラクターな一面を持ち合わせており、その魅力についても紹介していきます。
それでは最後までお付き合いください。
■佳林ちゃんの基本情報
ここでは佳林ちゃんのプロフィールと経歴について整理します。
●プロフィール
・名前;宮本佳林(みやもとかりん)
・ニックネーム;佳林ちゃん、ちゃんさん
・生年月日;1998年12月1日(2022年3月現在23歳)
・出身;千葉県
・特技;推しについて妄想すること(※)
・デビュー時期;
・2013年2月(Juice=Juiceとして)
・2020年12月(ソロアーティストとして)
※ 「は?」と思われた方もいるだろうが、詳細はあとで説明する。そしてこれも彼女の魅力であるということを知っていただく。
●経歴
経歴については、①Juice=Juice結成〜卒業/②ソロ活動開始〜現在という2つのフェーズに分けてまとめていきます。
①Juice=Juice結成〜卒業
・2013年2月Juice=Juice結成、オリジナルメンバーとして選出
・2013年9月「ロマンスの途中/私が言う前に抱きしめなきゃね/五月雨美女がさ乱れる」でメジャーデビュー
・2016年2月よりフジテレビ系ドラマ「武道館」で主演、日高愛子役を演じる
・2019年10月ソロライブツアー「宮本佳林 LIVE TOUR ~Karing~」を開催(※)
・2020年2月 同年6月をもってJuice=Juiceおよびハロプロ卒業を発表、ただしコロナの影響で卒業時期が延期となる
・2020年10月 同年12月をもっての卒業が確定
・2020年12月武道館にて行われた『Juice=Juice コンサート2020 〜続いていくSTORY〜 宮本佳林卒業スペシャル』をもってグループ・ハロプロ卒業
※ 現役のハロメンがソロツアーを開催するのは史上初のことであった。しかし、今になって思えば卒業後のソロ活動に向けた布石だったと考えられる。
②ソロ活動開始〜現在
・2020年12月M-line clubへの加入を発表、ソロ曲「未来のフィラメント」がYouTubeにて配信
・2021年6月単独ライブ『宮本佳林 LIVE 2021春 ~アマリリス~』を開催
・2021年9月単独ライブ『宮本佳林 LIVE 2021~ダリア~』を開催
・2021年12月「どうして僕らにはやる気がないのか(2021)/氷点下/規格外のロマンス」でソロアーティストとしてメジャーデビュー
・2022年1月よりソロラジオ番組『宮本佳林の雑談ラジオ』が放送開始
・2022年5月単独ライブ『宮本佳林 LIVE 2022春~アメジスト~』開催予定
ハロプロ卒業後、まったく時間を置かず精力的に音楽活動に取り組み始めた佳林ちゃん。その勢いのまま、単独ライブ開催・シングルデビューと良い流れで、ここまで活動できていると言えるでしょう。いずれは先輩の鈴木愛理(ex. °C-ute)のように単独で武道館公演を開催できるような立派なアーティストになってくれることを期待しています。
以上、佳林ちゃんの基本情報でした。
■ココが好きだよ佳林ちゃん
ここでは佳林ちゃんの魅力について語り尽くしていきます。
佳林ちゃんの魅力と言えば、まず第1にステージでのパフォーマンス力の高さが挙げられるでしょう。特に、パフォーマンスと演技を融合させるかのようなスタイルに聴衆は惹き込まれてしまうのです。
また、彼女はその高いレベルのパフォーマンスを維持・向上するために、日々ストイックに自己管理・トレーニングに励んでいます。具体的に彼女がどんな取り組みを行なっているのか、その一部を紹介しましょう。
一方で、パフォーマンス時のカッコよさとは裏腹に、いわゆる「変人」な佳林ちゃん。ときには狂気さえ感じる彼女のキャラクターについて、笑えるエピソードを上げながら紹介していきます。
ということで、以下では次の3ポイントで佳林ちゃんの魅力を深堀りしていきます。
・鬼パフォーマンス 〜表現者佳林ちゃん〜
・超ストイック 〜修羅佳林ちゃん〜
・変人 〜ちょっとキモい佳林ちゃん〜
それでは、行ってみましょう。
●鬼パフォーマンス 〜表現者佳林ちゃん〜
ここでは佳林ちゃん最大の魅力と言ってもよいパフォーマンスについて、映像を交えて紹介していきます。自分がその場で表現したい感情を身体・表情に乗せていくパフォーマンススタイルは鳥肌間違いなしです。
さらに、そんな彼女のハイレベルなパフォーマンスを支える思考・考え方について、これまでの彼女のブログやエピソードから読み解いていきたいと思います。
それでは行ってみよう。
・感情的なパフォーマンス
佳林ちゃんと言えば感情的なパフォーマンスが最大の持ち味と言えるでしょう。特に、怒りや悲しみといった負の感情を表現することに長けているという印象が強いですね。
初めに紹介する映像は、苛立ちや焦りの気持ちをロックなサウンドに乗せて表現するパフォーマンスとなっています(14:04〜)。
『どうして僕らにはやる気がないのか(2021)』
佳林ちゃん、ダークサイド
私が1番痺れたポイントは曲終わりに見せる表情(写真上)。佳林ちゃん、暗黒面に落ちちゃったの?と思ってしまうような表情づくり。
歌声についても苦悩を表現するかのように、あえて絞り出すような声で歌い続けています。
そして、漆黒の衣装がより「闇」の部分を強調しているのではないかと思っています。
ブラック佳林ちゃん
このようにダークな表現をさせれば右に出るものはいないというほど、彼女の見せ方には磨きがかかっています。
次に紹介する映像は、切ない気持ちを顔と声で情感たっぷりに表現するパフォーマンスとなります(08:27〜)。
『氷点下』
佳林ちゃん、エモーショナル
このパフォーマンスで、私が1番グッと来たのは、落ちサビ「あたたかい春なんて...」のパートになります。
もう泣いているのではないかというような声で歌い上げる、目に涙が溜まっているように見える。しかしながら、それでもなお歌唱パフォーマンスとして成立させてしまう佳林ちゃん。私はそんな彼女の姿に完全に惚れてしまいました(※)。
感情表現とパフォーマンスのバランスをギリギリのところで保つ。彼女はその技術に長けている人物だなというのが私の印象です。
ちなみに本公演では、喉の調子がすこぶる良かったのかピッチが抜群に良いです。彼女の歌唱力そのものにも注目して見ていただけると幸いです。
以上、佳林ちゃんのエモーショナルなパフォーマンスを紹介しました。早くライブ見にいきたいなぁ...
※ 冗談抜きで私が佳林ちゃんに惹かれたのは、このパフォーマンスがきっかけです。
・パフォーマンスを支える思考・行動
先の項では、佳林ちゃんの感情むき出しなパフォーマンススタイルについて映像と共に紹介していきました。
ここでは、彼女がいかにしてステージの上で感情のままにパフォーマンスすることができるのか、その秘密について解き明かしていきたいと思います。
実は、彼女のパフォーマンスに関する秘密については、本人のブログで語られています。以下ではその内容を整理しつつ、私なりの解釈も加えていきます。
ブログのリンクはこちら。
パフォーマンスの秘密について、要約すると次のようなことを述べています。
★「感情の引き出し」なるものを持っている
★ 日々の感情(喜怒哀楽)を全てそこに格納し、いったん外界とは遮断する
★ 普段それらは出てこないが、ステージの上で必要なものを出してきている
まるで、漫画の主人公みたいだなぁ...このスキルでもって彼女のパフォーマンスは成立しているのですね。
佳林ちゃん曰く、初めからこの技術が使えたわけではないとのこと。昔は「感情が出しっ放し」になっていたようで、しかも悲しい・苦しいという感情に飲み込まれてしまい、いつも暗い気分になっていたんだと語っています。
確かに、その負の感情はパフォーマンスにおいてエネルギーとして役立っていたようでした。しかしながら、その代償として当時は心の消費が激しかった、苦しかったと上のブログで綴っています。
なぜ、負の感情に飲み込まれなくなったのか、開き直れたのかというきっかけまでは書いていませんが、彼女の心理的な成長が現在のパフォーマンススタイルを作り上げたのだと解釈しています。
以上、佳林ちゃんのパフォーマンスの魅力について紹介しました。絶対ライブ見に行ってくれよな!
●超ストイック 〜修羅佳林ちゃん〜
佳林ちゃんは、ときに「アイドルサイボーグ」と評されるまでに、自己管理を徹底し、音楽活動に取り組んでいる人物です。そんな彼女はパフォーマンスに対して、常に全力全開で手を抜くことなく向き合うスタイルを貫き続けています。
ここでは、その全力全開のパフォーマンス映像やそれを支える自己鍛錬のエピソードについて紹介していきます。
まず最初にパフォーマンスの例から見ていきましょう。
『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』
こちらの映像はJuice=Juice時代の楽曲である『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』を田中れいな、夏焼雅、そして小片リサと共にパフォーマンスしているものとなります。
このパフォーマンスの中で、もっとも佳林ちゃんの全力全開を感じたところは、凄まじいハイキックを披露するパートです(06:31〜)。
そのハイキックの様子をスクリーンショットで追いかけたものを以下に貼り付けておきます(3コマ)。
ハイキック①
ハイキック②
ハイキック③
いや、すごくないですか???しかも、これ頭サビを全部ひとりで歌い切った直後に披露しているんですよ。
このように激しい動くパートでも、手を抜くことなくやり切る佳林ちゃんの姿勢には頭が上がりません。
そして、こういったパフォーマンスをするために、彼女は日々の鍛錬を欠かしません。以下では、そんな彼女の鍛え抜かれたフィジカルについて紹介していきます。
もしかすると、上のハイキックコマ送りを見て気付かれた方がいらっしゃるかもしれません。それは佳林ちゃんの脚の筋肉がすごい鍛えられているということ!
そうなんです。常に高いヒールを履いて全力で歌い踊る彼女。当然のことながら、それを支える強いフィジカルが要求されます。
特に下半身を重点的に鍛えており、その鍛錬の成果がよくわかる写真を紹介しましょう。
佳林ちゃんの脚
太腿がしっかりしていること、そしてとりわけ目立つのは、ふくらはぎ前側の盛り上がった筋肉でしょう。
ここでちょっと個人的な話になりますが...実は筆者(PRIDE)は毎日10キロ走っておりまして、運動習慣のない方と比べれば、脚の筋肉はそれなりに発達していると自負しております。
佳林ちゃんの脚は、そんな私の脚と比べて見ても、筋肉のつき方としてはそこまで離れたものとは思えないほど発達していますね。よく鍛えられていると思います。
ちなみに、上の画像は佳林ちゃんの公式ツイッターから拝借しました。
そして、佳林ちゃんのストイックさは最近に始まったことではなく、アイドル時代から、それもキャリアの初めの頃から貫いているものになります。
特に、Juice=Juice時代に1stアルバムをリリースしたときのインタビューから、彼女のストイックさを伺い知ることができます。
ストイックとは言われるんですけど、やっぱステージに向かう思いっていうのはメンバーに負けたくないなっていうのはもちろんあるし、練習とかもおうちで歌ってない日はないし、踊ってない日もないし、寝る前にストレッチしなきゃーとか。
いろんなものに興味があるし、譜読みできるようにピアノの本とか見たりとか、将来は作詞作曲ができるようになりたいっていう目標があるんです。
最近は音楽に対してもっと向き合っていかなきゃっていうのがあって、すごい練習するのはもちろんですし、勉強してますね。
〜「アイドルで一番ストイックと話題の宮本佳林を徹底解剖」より一部抜粋〜
こちらのインタビューは今から7年近く前のもので、当時まだ彼女は女子高生でした。そんな若い頃から、これだけのプロ意識を持って芸能活動に取り組める佳林ちゃんは、やはり特別な存在なんだなと思わされるばかりです。
以上、超ストイックな佳林ちゃんのエピソードについて紹介しました。
●変人 〜ちょっとキモい佳林ちゃん〜
さて、ここまでは佳林ちゃんの言うなれば「カッコいい」魅力について紹介をしてきました。
最後に紹介するのは、これまでの内容とは打って変わって、彼女のちょっと変なところについて、笑えるエピソードを交えつつ紹介していきます。
私が思う佳林ちゃんの変なところというのは次の2つです:
・めんどくさい(笑)
・性格に一部歪んだところが見られる(笑)
文字面からするとネガティブに見えてしまうのですが、私は彼女のこういったところが魅力だと思っています。私が言いたいのは
めんどくさくなければ、佳林ちゃんじゃない!
歪んでなければ、佳林ちゃんじゃない!
ということなのです。私は彼女のそんなところを愛しているのです。
ここからは、上で紹介した2つのポイントについて深堀していきたいと思います。もしかしたら内容的にちょっと「えぇ...」ってなるかもしれません(笑)。
・めんどくさい(笑)
私が思う、佳林ちゃんのもっともめんどくさいところ、それは
嫉妬深いこと
です。
何に対する嫉妬なのか、それを理解するために、まず背景から説明していきましょう。
実は、佳林ちゃんはハロメン(もしくはハロメンOG)の中に「推しメン」を数人ほど作っています。そう、我々オタクと同様に。
それでは、佳林ちゃんの推しメンはいったい誰なのでしょうか?これまでに判明しているメンバーをまとめてみましょう。
・竹内朱莉(エッグ時代からの仲)
・金澤朋子(Juice=Juice同期)
・森戸知沙希(可愛くて仕方ないらしい)
・平井美葉(可愛くて仕方ないらしい)
佳林ちゃんは、上でまとめたメンバーに対して、愛を伝えたり妄想したりするのが大好きなのです。チャラいですね!
そして、初めに述べた嫉妬というのは、このメンバーたちが自分以外のメンバーと仲良くしたりスキンシップをとったりしている姿を見るのが嫌だ、ということなのです。
チャラいうえに嫉妬深いなんて、めんどくさいですね(笑)
特に、幼い頃から交流のある竹内朱莉(以下、タケさん)に対しては、つねに重い愛情表現をしており、独占欲が高いです。
ここで、佳林ちゃんの「タケさんを独り占めにしたい」という想いが強く感じられるエピソードを紹介しましょう。
それは、とあるイベントで「最近、アンジュルムの新しいメンバー(※)が竹内朱莉ちゃんと仲良くしているのが気に食わない」と公の場で言い放ったというものです。しかも「敵視している」とハッキリ言ったらしく、タケさんに対する独占欲を強く感じられます。め、めんどくせぇ(笑)
以上、ちょっとめんどくさい佳林ちゃんでした。でも、そんな佳林ちゃんが好き。
※ ちなみに、これは上國料萌衣および相川茉穂のことを指しているようだ。
・性格に一部歪んだところが見られる(笑)
佳林ちゃんは側から見ると、たまに(いや、それなりの頻度で)「この方、あたま大丈夫かな?」となるくらい、歪んだ片鱗をチラつかせてきます。
その歪んだエピソードというのは、例えば
・ライブ中にメンバーにキスする(被害者:植村あかり ※1)
・スカートをめくろうとする(被害者:植村あかり ※2)
・水鉄砲をかけられて喜ぶ
あーりー、涙拭いてくれよな...
※1 キス事件は「Juice=Juice Concert 2019 ~octopic!~」のMC中の出来事。
※2 スカートめくりについては常習犯であり、『GIRLS BE AMBITIONS』という曲のパフォーマンス中に見ることができる。ちなみに犯行後、あーりーには結構ガチで引っ叩かれている。
さて、以下では、上で紹介した中から「水鉄砲をかけられて喜ぶ」というエピソードについて詳しく紹介していきます。佳林ちゃんのドMなところが見られるドン引きエピソードとなっております(笑)。
とある夏フェスのこと。ライブ本番前に楽しい気持ちになってしまった佳林ちゃんは、なぜか当時リーダーの金澤朋子(以下、かなとも)に「水鉄砲をかけてほしい」とお願いします。その映像がこちら(4:27〜)。
佳林ちゃん、ご満悦
いや、マジで何やってんだ...水をかけるかなとも、かけられる佳林ちゃん。あまりにもカオスすぎる構図ですね。
先に書いた「めんどくさい(笑)」の項でも触れましたが、かなともは佳林ちゃんの推しメンです。推しメンに水をかけられるということが、佳林ちゃんにとってはそんなに興奮することだったのでしょうか...
以上、ちょっと性格が歪んでいる佳林ちゃんでした。でもそんなところが好きよ。
■さいごに / 次回予告
本記事では元Juice=Juice宮本佳林のこれまでを辿るともに、3つのポイント:パフォーマンス力/ストイック/変人なところにフィーチャーして魅力を語ってきました。
昨年より本格的なソロ活動を開始した佳林ちゃん。既にいくつか単独ツアーを開催しており、今後はより多くのエリア、そして広いステージでパフォーマンスしていくことが期待されます。
ハロメンOGである彼女が音楽の道を切り拓くことで、現役のハロメン達に、卒業後には輝かしい未来があるんだということを見せてもらいたいですね。そして、佳林ちゃんならきっとそれができると信じています。
さて、次回予告になります。次回はつばきファクトリー八木栞(やぎしおり)について紹介記事を書く予定です。彼女の歌声やチャーミングなキャラクターに注目しながら魅力を語っていきたいと思います。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。次回記事でお会いしましょう。それでは。