私たちはジブリを愛しすぎている【ジブリパークとジブリ展】
去年、神戸に住む友人のインスタグラムに素敵な写真が投稿されていた。
ね、ねこバスに乗っているではないか!
みんなが乗ってみたかった、あのねこバス!
憧れの、ねこバス!
神戸市立博物館で『ジブリパークとジブリ展』とやらをやっている様子。
めちゃくちゃ行きたい・・・ねこバス乗りたい・・・
と思いつつ、チャンスを逃していた私に朗報が届いた!
高知県立美術館に巡回展がやってきた!!(近い!)
私は迷わず予約をしました。
【本展は事前予約制(日時指定)です】
予約→https://ghiblipark-exhibition.jp/kochi/
そして家族を引き連れ、車で1時間半をかけて向かいました。
ジブリ映画鑑賞は子どもとの共通の趣味
7歳の息子と4歳の娘もジブリ作品が大好きです。
約1年前から、ジブリ映画をよく見るようになりました。
それは生粋のジブリ好きである私にとって、とても嬉しいこと。
ジブリ映画鑑賞は私と子どもたちとの共通の趣味です。
(日常会話でジブリの名台詞を言い合って楽しんでいます。)
また、子どもたちと改めてジブリ作品を見返すことにより(何度も何度も)
自分の中で新たな考察が生まれたり、感動し直しているところでした。
子どもの頃に見た映画を大人になって見返すと、
違った視点で見れますよね。
『トトロ』なんて、居なくなっためいちゃんを探すおばあちゃんに感情移入しすぎました。
いざ展覧会へ!長年の夢が叶う日!
予約制だというのに、たくさんの人、人、人!
高知県立美術館へは何度も訪れていますが、こんなにたくさん人がいるのはマジで初めてでした。臨時駐車場までありました。
さすがマスですね~!
入ってすぐ、名だたるジブリ作品のポスターが額に飾られ、年代順に並んでいました。
まずここでかなりグッとくるものがありました。
めっちゃええやん。
名作の数々、そしてそれらの映画たちと人生を歩んできたんだな。
そして現れたのはねこバス!
出た~!しかもおでこに『こうち』って書いてある始末!最高!
中に入ってみて、さっそく座ると・・・
終始にやけながら、ねこバスを体感。
ふわぁ~~~ん と沈むふかふかのイス。
まさに映画でサツキとめいが座ったときのように、それはそれは深く沈みました。
『わぁぁぁ~(感激)』
まさに夢が叶った瞬間。
私たち、いまねこバスに乗ってる・・・
ねこバスの窓から外の景色を見たり・・・
毛で覆われた天井を触ったり・・・
堪能した私たち。うっとり。
その後、順調に展示を見回りました。
ジブリパークの模型をじっくり見たり、湯婆婆の部屋に驚いたり、
写真スポットではきっちり撮影し、存分に楽しみました。
最後にまたまた特別に作られたミュージアムショップでここでしか買えない商品を物色。
さぁ、楽しかったね、満足して帰ろうとしたその時、
4歳の娘が言いました。
「ママ、ねこバスはまだ乗らないの?」
私「・・・さっき乗ったじゃん。ふかふかだったじゃん。
一緒に写真も撮ったでしょ?イス、やわらかかったね・・・」
娘「あれ本物じゃないじゃん。」
私「・・・」
娘「あんなの全然本物じゃないじゃん。
わたしは本物に乗れるんだと思ってた。」
その言葉で浮かれていた私の気持ちも一気に冷静になりました。
本当だね、全然本物じゃないよね。
そう、あれは作り物のねこバスですよ。
ねこバスについて考える帰り道
確かに、本物のねこバスは中に入るときっと暖かいと思う。
なぜなら生き物だから。
きっと心臓の音が聞こえたり、呼吸に合わせて車内が動いたりするんだろうな。
そもそも匂いもこんな無機質な感じじゃなく獣臭がするはず。
目がギョロギョロ動いて、鼻息がかかったりしたらドキドキしそうだ。
と、いろいろ考えだすと、確かに私たちの想像を超えるものを現実で、しかも美術館の中で作品として再現するのは2024年といえどまだ難しいのかもしれない。
ジブリパークができたときに、あんなに大規模で建物をバンバン建設しているのに(さつきの家やハウルの城など)、なんでねこバスは無いの!?やっぱりアレには乗れないんだ・・・と残念に思った記憶がある。
「本物のねこバス」とは何か
日本のテクノロジー、いや今や世界中で愛されるジブリ、世界中のテクノロジーの最先端を駆使して本物に近いねこバス、いつかできないかなぁ、
でも本当にリアルなねこバスがいたら、ちょっと乗るの怖いかもなぁ、
とか考えていたら、4歳娘が言いました。
「じゃあ夢の中でのるから大丈夫だよ。ママも乗せてあげるよ。
今日の夜ね。」
解決。それが1番や。
とはいえ、『ねこバスに乗ってみたい』という私たちの願い。悲願。
この願いはお正月番組『あんたの夢かなえたろかSP』でお願いするレベルで難問だと思います。それを叶えてくれた今回の展示。本当にありがとうございます。一瞬、4歳娘の投じた一石で目が覚めそうになりましたが、振り返ってもやはりねこバスとの時間は夢の中だったなぁ。
今年中にジブリパークに行かないとと心に決めました。
そこには
ジブリパークのある愛・地球博記念公園で「APMネコバス」とやらが運行を開始しているそうだ。(運行期間は2025年度までを予定!)
こちらは大手企業トヨタが開発したそうな。