3行日記 2024年3月10日【ありがとうを100回】

漫画家・鳥山明さんの訃報の驚きも収まらぬうちに、声優TARAKOさんの訃報が届いた。TARAKOさんといえば、アニメ「ちびまる子ちゃん」のまる子役の声優です。テレビの中で動きだしたまる子のすべてにピッタリと合った、まさに命が吹き込まれたような、そんな声業でした。
私たちは漫画界における天才たちを同時期に失ってしまいました。

「ちびまる子ちゃん」といえば、私が小学生の時に初めて自分のおこづかいで集めた漫画です。何度も何度も読み返し、一時期は親や親戚から「あんたは理屈っぽい子やね〜」と言われました。これは完全にまる子の影響だと当時も思いました。そんなちびまる子ちゃんがアニメ化と聞き、とても嬉しかったのを覚えています。毎週日曜日18時のオープニング曲、夕飯を待ちながら、支度の美味しそうな匂いとともに記憶に残っています。

今、2022年に高松市美術館で開催された『さくらももこ展』で購入した図録を読み返しています。

最後に、ももこちゃんへ。いつか私が天国に行って、生まれ変わるその前のももこちゃんと会うことができたら、たくさんハグをさせてください。そして「ありがとう」を100回、言わせてください。ももこちゃんの大好きなお酒をお土産に持っていくから、初めてのふたりっきりでの晩酌をしましょう。

「まる子とももこちゃん」　TARAKO

何度も何度も読み返して、何度も何度もした引越しのたびに持ってきた漫画「ちびまる子ちゃん」。今では我が子が見ているアニメ「ちびまる子ちゃん」。
さくらももこさんしかり、大きな作品を残して旅立った方々は、今でも作品に触れる度に今も生きている感覚があります。TARAKOさんも、みんなの心の中で生き続けるのだと思います。
ご冥福をお祈りします。
私も、ありがとうございましたを100回言わせてください！大好き〜！