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2019年Hello1103活動報告①
2019年のHello1103活動概要
1 - 吉祥寺NEPO 映像制御システム開発
2 - 自主企画 NEPO⇄OPEN #26 Hello1103 presents “Edge:detection”
3 - 台湾遠征、そしてモジュラーシンセへ
4 - Ambient Set始動
5 - EP“aruhi”とリリースイベント
1. 2019年のHello1103活動概要
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1 - 吉祥寺NEPO 映像制御システム開発
2019年のHello1103の活動は、年始に業務用の6枚のLEDパネルを自宅兼スタジオに搬入することから始まりました。3月にオープンする吉祥寺NEPOのステージ背面の映像制御システムの開発の始まりです。
1月から約2ヶ月に渡ってTouchDesinerで開発を行いました。
Hello1103の2019年はNEPOなしには語れません。新たな拠点の一つになるこのライブハウスのスタートアップに関われたことは本当に幸いでした。
きっかけは2018年末に大宮ヒソミネ・bekkanのオーナーであるkilk代表の森大地さんから相談を受けたことによります。
森さんからの相談の内容はざっくりこんな感じでした。
・2台のプロジェクターのステージ照明に加えて6枚のLEDパネルを導入予定
・LEDパネルにはカメラで撮影した映像をリアルタイムで表示する仕組みも作りたい
私たちの開発力で問題なくクリア出来る仕様で、LEDパネルに関する開発は初めてでとても面白そうだったので依頼をお受けすることにしました。
(実際とても楽しかった…)
ちなみに、LEDパネルといえばその驚くべき明るさです。
深夜の発光テストの度に居間が真っ昼間以上の明るさになり、何度も目がムスカ状態になったことは今となっては懐かしいです。
3月初めにNEPOに設置されるために運ばれていくLEDパネルを見送って、すっきりした居間を見て寂しさとともにほっとしたことも懐かしい…。
2 - Hello1103 presents “Edge:detection”
4/15 “Edge:detection”は2019年で最も記憶に残るライブ企画です。
コンセプトは「尖ったライブ」、Hello1103として初のライブハウスでの自主企画でした。NEPOのLEDパネルとプロジェクターを駆使した映像演出も行いました。4月の平日にも関わらず満員御礼となり、NEPOの注目度の高さも感じました。
4/15(月) 吉祥寺NEPO
『NEPO⇄OPEN #26 Hello1103 presents “Edge:detection”』
Hello1103 / 34423 × Kazuya Matsumoto / FORT + Jimanica
FOOD:コバタロ_料理(現コバタロカレー)
この企画のきっかけも森さんでした。
NEPOのオープン企画の一つ4/15(月)NEPO⇄OPEN #26 ”を担当しないかと声をかけていただき、
これを機にHello1103がこれまでライブハウスで出会った尖ったライブを行うアーティストを共演として呼ぶ“Edge”という企画を立ち上げました。
初回の“Edge:detection”では親交のあったFORT + Jimanicaと34423 × Kazuya Matsumotoを招聘。両者の抜群の演奏で会場が沸き立ち、Hello1103も奮起して良いライブを行うことが出来ました。
来場者に楽しんでもらうためのフードや音源付きハガキのプレゼントなども凝らしました。この日はinstagramで密かに憧れていたコバタロ_料理(現コバタロカレー)もお呼び出来たのも印象が深いです。
カメラマンの土田千冬さん、物販を手伝ってくださった米田さんも感謝。
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3 - 台湾遠征、そしてモジュラーシンセへ
台湾ツアーも2019年のHello1103を語るうえで外せない出来事です。
6月、台湾のサウンドクリエイターMADZINEのオーガナイズのもと、
Hello1103、Daliepy、Taro Aiko (ENDON / M.A.S.F.)、MADZINEの4組で
台湾の4都市4会場でライブを行いました。各地で暖かく迎えていただき感激でした。
高雄公演では、後に来日し吉祥寺NEPOでも公演を行うシンセ組04(SYNTH GUMI 04)と共演しています。
『殛東 HIGASHI ELECTRIFY』
6/6 Thu. 高雄 LIVE WAREHOUSE " 夜間加乘 Vol.1 - 殛東 Higashi Electrify "
SYNTH GUMI 04 (シンセ組04) / Hello1103 / Daliepy / Taro Aiko (ENDON / M.A.S.F.) / MADZINE
6/7 Fri. 恆春 山羊飯館 The Goat Restaurant & Bar
Hello1103 / Daliepy / Taro Aiko / MADZINE
6/8 Sat. 台中 洞穴 The Cave
Hello1103 / Daliepy / Taro Aiko / MADZINE
6/9 Sun. 台北 月見ル君想フ
Ryan J Raffa /Hello1103 / Daliepy / Taro Aiko / MADZINE
このツアーの共演の皆さん全組モジュラーシンセ使いで、そのサウンドの魅力にどっぷり漬かる旅となりました。
実は2019年始にモジュラーを始めようとするも多忙につき制作をストップしていたヒトミ、ツアーから帰国後すぐにモジュラー作りを再開しました。1ヶ月半後、初めて音が出たときの様子がこちらです。
キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!! pic.twitter.com/ugf7djor8r
— Hitomi (Hello1103) (@sakusabedragon) August 2, 2019
モジュラーシンセの導入はHello1103のサウンド面の強化に繋がりました。とにかく元々の音が良いので、決まるのが速い!今後の活動でも大活躍の予感です。乞うご期待!
4 - Hello1103 Ambient Set 始動
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2019年7月から静かなライブセット”Hello1103 Ambient Set”を始動しました。レギュラーのライブセットとともに好評をいただいております。
2020年もライブオファーお待ちしております。
きっかけはNEPOのディレクター白水さんから7/13(日)昼公演“ちるねぽ”へのお誘いでした。もともとカフェやアートスペースでできる静かなライブセットを作りたいと考えていたので、このお誘いを機にアンビエントを中心とした静かな曲を制作して挑みました。
この流れはEP“aruhi”のリリースに繋がっていきます。
5 - EP“aruhi”とリリースイベント
10/29 M3 2019秋のリリースに向けて、夏に始まったAmbient Setの楽曲「aruhi」「i can dance」などの楽曲を中心としたEP”aruhi”の制作を行いました。
8月頃には制作に動き始め、「Snow of Ashes」制作コラボをしたかったMARY BELL PROJECTのHeidiさんにお声がけをし、9月初にレコーディングを行いました。34423さんの紹介でマスタリングをChihei Hatakeyamaさんにお願いし、素晴らしい音に仕上げていただきました。
試聴・購入リンクはこちらから。
限定100枚のCDR盤はM3 2019秋会場でほぼ売り切り、在庫はすべて大宮more recordsと前橋the Place RECOREDに預けました。
Ambient Setのライブのたびに手売りがなく心苦しかったのですが、収録予定だった2曲を追加してCDプレスしたミニアルバム“aruhi”を2020年4月にCat&Bonitoからリリースすることが決まりました。続報お待ちください。
12/15(日)に大宮more recordsにてリリース企画『EP “aruhi” Release Event at more records』を開催しました。
大宮more recordsでのインストアライブで、ゲストと共演としてHeidiさんをお招きして2マン企画でした。
EP“aruhi”の雰囲気に合わせて、会場に来ていただいた方にほっとしていただけるようにコーヒースタンドJetBlackCoffeeに協力してもらいました。美味しい珈琲の提供ありがとうございました。
②に続きます