一度無くした信用を取り戻すのは難しい、というワニくん映画の話。
またしてもやらかした、というかもう逆にそういうコンテンツとして転生しとるな、これは(笑)
100日後に死ぬワニ。1周忌ということで墓を掘り起こしてみたら(調べてみたら)エラいことになってた!
3月20日に映画の番宣をLINELIVEでやることになってたらしい(知らんかった)が例の東北地方で地震が発生。直前に中止となった。
そしたら中止を知らせる画像をただ30分流すだけの配信に29000人もの人が視聴し続け、投げ銭まで行われたというステマ、仕込みが発覚。またしてもっ!
サクラを見る回となってしまった(笑)
てか、まだこすり倒す気か、とかbotでも止められなかったの?雑だな、とか懲りない人たちだな、とか色々突っ込みどころ多すぎ(笑)
ソレより何よりこのタイミングで地震って、もう呪われてるとしか…
この企画が動くとコロナとか地震が起こるからもう動くなって(笑) もはや邪神!
それにしてもこの映画、採算取れるのかなぁ?逆にアンチがけっこう行くのかな?ま、そんな心配を部外者の私がする必要もないんだけど。ただ、素人目から見ても赤字確定路線なのに何でやるかなぁ?と不思議に思って…
そして1周忌ということでこんな醜態も…
1年もかけて大々的に行った人気キャラクター投票、結果はまさかのTV(笑)
勿論昔の田代砲、みたいな揶揄からの大量投票からこんな結果(主役のワニくんではなく)になったわけだが、それにしても得票数…
一連の騒動、経過をみて思い出したことがある。
西鉄ライオンズに端を発したプロ野球界を巻き込んだ「黒い霧事件」だ。
詳細は割愛するが1969年に発覚した八百長事件。日本プロ野球界を永久追放された選手まで出た事件。その後九州唯一のプロ野球球団は経営者がゴルフ経営会社→ガスライター会社!に変わっていっても信用を取り戻すことができず、ついには1979年、現在の西武(国土計画)に買収され、所沢に本拠地を移すことになってしまう。
九州の人だってきっと野球好きの人は多かった筈。(実際現在の九州在籍のホークスは動員が多い)それなのに九州のプロ野球ファンの多くは二度とライオンズ球場に足を運ばず、ついには球団が九州を去る事態になってしまったのだ。それだけおらが街の球団、という気持ちで一生懸命応援していた気持ちを踏みにじり、金銭授受でわざと負けるという敗退行為が許せなかった、ということだろう。
子供が主に足を運ぶ、夢のある場所。それだけにヤクザがらみのダークなスキャンダルはイメージ払拭はその後難しく、当時子供に人気(およげたいやきくんとかのね)の子門真人さんにカッコいい球団歌を唄わせたり、背番号がデカいアメフト風ユニフォームとか、金やんロッテと遺恨試合のプロレス的マッチメイクを仕掛けたり(キャッチコピーが「今日も博多に血の雨が降る!」だからね。これもこれでヤクザチックでダメだと思うがw)
色々テコ入れをしたが結局動員回復は叶わず、また九州でのスポンサー企業がどこも名乗りを上げず九州を去ることになってしまった。
その後。実に1989年に南海ホークスが移転してくるまで10年間、九州のプロ野球は空白の時を過ごすこととなる。
本当に悲劇だ。バカなことをしたものだ。九州の人だけでなく色んなプロ野球ファンが当時イヤな思いをした。人の熱い気持ちが高ければ高いほどだけ、裏切ると取り返しがつかなくなる、10年もの歳月を要することになる、といういい(悪い?)教訓をもたらした昭和の事件、これを思い出した。
この後ワニはコンテンツとして本当の死を迎えるわけだが、来年の2周忌には誰も何も言っていないだろうな。007は二度死ぬがコイツは何度死ねば気が済むんだっ(笑)
私は一応来年もどうなっているのか、本当の死を確認する意味でもう一度だけ墓を掘り起こす(笑)
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