
アイドルという必要悪な職業・シノギ
この前「推しの子」のブログを書いたので、あらためてアイドルについて考えてみた。
タイトルがドぎついのでアイドルを否定するのか、というとそうじゃない。
実際法に抵触しているわけじゃないしー。
なにが言いたいかっていうと、推しの子に出てきたベテランのアイドルオタ。
あの描写にだけはかなり違和感を感じた。
昔のB小町を知るベテランのオタ(笑)っていう設定のおっさんが出て来て、アイドルに詳しいという描写だったけど…
美化されすぎ。いやホンモノはあんなにしっかりした大人じゃない!
普通にキモいだろ(笑)
ああいうオッサンてあんなちゃんとしてないし風体も汚いし、なんか酸っぱ臭い(笑)
以前業界の知り合いの付き合いでアイドルが出ている映画の舞台挨拶に同行して、その時にそういう輩の存在は知ったんだけど、いやー地獄だった。
てか軽くびっくりした。
推しの子の設定そのまんま、若いファンに混ざって白髪交じりのおっさんが実際いて、
「〇〇ちゃんの限定クリアファイル買っちゃった」とか客席で大声で騒いでやがんの。
突っ込みどころが満載。以下。
①いい歳してアイドルオタ
②その歳にもなって客席で大声というTPOを弁えてない
③しかもその内容がいい歳した大人(子供からみればおじいちゃんに見られるだろう)
がアイドルのクリアファイルを買った、という恥ずかしい話の内容。
私だったら、満席の映画館の客席で大声で「うんこ漏らしちゃった」と言うより恥ずかしいわ(笑)
④やっぱりヨレヨレのTシャツ着てて汚さソな風体、そして安定の酸味(笑)
ホント、ドン引いたわ。どんだけなんだ。
どんだけーっ!
わたしゃIKKOか(笑)
やっぱアイドルってのは若いアイドルと若いファンのギブ&テイクが望ましいよ…
とは言え、私は若いオタの気持ちはものすっごく解る。わかりすぎる位わかる。
何故なら私も若いころアイドルにハマってオタだった時期があったから…
高校生の頃だったかな、恋愛にオクテだった私はふらっと何気に内容、ストーリーが気になったHさんが主演のアイドル映画を観にいった。
そしたらどハマり(笑)
Hさんと同じ年だったこともあり、初恋に戸惑うという映画の役柄が自分の気持ちとリンクしてしまいその人のことがホントに好きになってしまった。
今になって思えば本人仰っている通り
「私はあの役の性格みたいにあんなにおしとやかじゃない」
とのことなので、正確にはその方が演じた役、キャラクターが好きになってしまった。
その映画は大ヒットし、ホントに同世代の者達には強烈で、私のようになってしまった人はたくさんいたと思う。心の中では被爆した、と思っている。(不謹慎で申し訳ない)
その方は帯でラジオ番組なんかを持っていて、月金で毎日たった15分だけど声が聴けて(しかも近況、学校であった話など)楽しかったなー。
完全に擬似恋愛。そのラジオ番組で語った好きな異性のタイプ、芸能人などは、当然私とは程遠い人物像なんでがっかりしたり、一度だけハガキ(ネット配信の今じゃ考えられないね)が読まれて一喜一憂したりとホントハマったわー。
私もその頃純粋だったなー。
今だとAKB手法とか実際に本人に会えたり、ラジオでなくてyoutube配信があったり、さらに地下アイドルなんて自分と距離が近くて身近、ハマる要素満載でそりゃのめり込むよ。
当時学校でも、どの子が好き?誰のファン?そんな話ばっか。
非モテはリアルの高パフォーマンスの同級生なんてハナっから無理って自分から白旗上げて妄想恋愛にまっしぐら、ですよ(笑)
ただ、まかり間違って高嶺の花と付き合うことがあったとしても、恋愛キャリアゼロの高校生の私じゃお付き合いが決して長続きすることはなかっただろうなぁ。
当時は好き好きーで自分の気持ち優先だったから。
相手の気持ちなんてお構いなし。
それじゃあダメなんだよねー、ってわかったのは大学生になってから。
ホント私は奥手で恋愛下手だったわー
そんなんで奥手の私は今でいう推し活という名の思春期特有の恋愛病が高1から始まって、大学入って暫く位までかなー?
10代はどっぷりその世界に浸かった。
ただその間ずっとHさん一途でなくって(笑)
途中からSさんが好きになり後半は二人推し。
Sさんも役者だったがHさんよりアイドル歌手としても活動しており、当時の歌番組はよく見たなー。
ただHさんと違ってTVで歌手として出てたの見てルックスが好みでファンになったので、Hさん推しみたいに擬似恋愛要素はあまりなかった。
実際当時Sさん主演のアイドル映画は全部観にいったけど、どれもハマらず。そういう意味では冷静で普通にファンとしての立場を弁えて見ていた。
Hさんとは本当に結婚したいって思ってたから。(うわーハズかしーっ!)
あとSさんを推していた時期は短かった。割とアクティブな方で、不倫とかそういうスキャンダルが出ては消えそれで醒めた。
Hさんもなー…熱がフェイドアウトしてく感じだった。
その方は別にスキャンダルとか一切なくずっと人気もあったが、やはりその後の映画でトキメク作品がなくって段々あれっ、ってなって。
私も大学入って周りも大人の付き合いを始めだして(いわゆるリアルな恋愛ね)合コンとかそういう誘いもあったり…
スキャンダルのSさんには当時相当幻滅したけど、今となっては結果的に目を醒ませ!ってブン殴られたようなもので、今は感謝(笑)
私何やってるんだ、ってあの時思ったの。
やっぱリアルに異性と付き合いたいし、Hもしたいし…
んでちゃんと風体気にして、あと私は芝居が好きだったから演劇に打ち込んだ。
一生懸命にやってたらこんな私でも、自然と異性から声がかかるようになった。
風体と身の丈に合う相手も探した。
リアルに異性と付き合いだしたらHさんのことも気にはなっていたが、段々忘れていった…
HさんもSさんもまだ現役で活躍されているようで何より。
お見掛けすると甘酸っぱいというか、こっ恥ずかしい感情が込み上げてくる(私の事がね)
私は幸運で、負け惜しみでもなんでもなく、結果的にHさん、Sさんに負けないようなハイスペックの持ち主と一緒になることができた。
(風体ということではない。業界人としての中身)
そりゃ「アンタは風体がちょっとマシだったからだろ」というツッコミが待っているとは存じますが(笑)努力すればアイドルから卒業できるやり方はいくらだってある!
仮に風体が下の下、だったとしても死ぬ程努力して起業家とか、業界は何だっていい、トップに躍り出て注目浴び名を上げりゃあ異性を振り向かせることが金の力or才能でできるって。
ってかその努力でリアルにアイドルと結婚しちゃう猛者も実際いるし…
何も努力しない、思春期からずっと受け身、だから進歩なし。
これが50歳のアイドルオタの姿なのだ。
最初に推していたアイドルは時が経てばいずれ結婚したり、人気がなくなって引退したり、厳しい現実が待っているハズなんだけど、その時じゃあ次、って自分の娘、息子(いないだろうけど)位の歳の子に入れ込むのがキモいし、実際そうして推し活を継続してる訳でしょ?
同時期に2人推ししてた私も人のこと言えないけど、ずっと推しを変更し長年アイドルにハマってるのが異常に見える。
人生から逃げてるだけやん。普通空しくならないか?
と思ったけど、知人がそういう人はどっか頭が壊れていて、障害の部類なんだよ、って言っていたが…
昔、職場のおばさんで嵐の〇くんーってずっと休憩中もその話してて、周りのおばさん達も人がいいから話合わせてて…
キモって思った(笑)
何故に(恐らく)自分の息子位の年齢の男子の推し活をするかねー
私には無いわそんな感情(笑)
でもそんな野暮なことはここでひっそりとしか言わない。
だってこのカモ達がいることで末端のアイドルまでが職業として成り立ってるんだから。
これはれっきとした恋愛ビジネス。ソフト風俗産業。
(キャバクラにハマってるバカよりゃ純粋でまだ美しい)
昔、客側だった者として10代は推し活ガンバレ!ただいつの日か卒業するんだよ、とエールを送りたい!
ただそれだけ。