I's 定期公演-よいこの日にかいめ- れぽ。
4月15日に行われたI's定期公演-よいこの日にかいめ-@club251 のレポを今更ながら書こうとおもいました。やっと初I'sできたので、忘れないようにネットの海に記しておきます。メモ的なものなので読みにくいかもしれません。もう1週間以上前のことなのが恐ろしいや、時間の流れがはやすぎるよー。
I'sでは作曲を担当しているGt.中山さんのファンなので、入場と同時に彼がよく見えるところに収まる。この時は5列目ぐらいだったかな。
公演時間をすぎても中々始まらず、フロアはずっとソワソワしていて、全員「いつ始まるのか…」と不安げにステージを眺め、10分ほど遅れてついに始まった。1曲目、「アンダーすたんど--You!」でその場にいた全員がぶち上がり、各々叫んだり、歌ったり、飛んだり、とても自由な空間でそれがとても安心していたら何故か最前にいた。びっくり。
全員がひとりで、I'sが鳴らす音楽と共に生きている人だと思うと泣けた。
現に私の涙は止まらず、目の前にいる大好きななかやまさんがメロディーをつけて、畝さんや前田さんが楽しそうに嬉しそうに、そして真剣に演奏していて、あのちゃんが日々想っていることを綴ってくれた、大好きな大切な歌詞をかいて、大好きなこの曲を''一緒に''歌っているという事実が何よりも嬉しかったし、何者にも変え難い幸せだと気づいた。
「酔い東京」「不毛戦争」と続き、SMCへ。あのちゃんの紡ぐ言葉に皆耳を傾ける。良く覚えていないのだが「楽しんで生き抜いて騒いで帰ってください」と言っていた気がする。(誰か教えてください)あのちゃんの発信するメッセージはいつも一貫性があって気持ちいい。
すこししんみりした雰囲気の中始まった「悪の花瓶」。本当に冒頭の「死にたいっていうか消えたい」には何度も共感してしまう。ここに居てもいいのか、自分は必要じゃないやと投げやりになってしまう気持ちを代弁してくれた大切な曲。そして次の「Don't@me」で飛び跳ね、続く「あなろぐめもりー。」はI'sとしては比較的ポップな名曲。ひとつひとつ噛み締めるように歌うあのちゃんの感情が胸にしみた。
「青虫」「プール・サイド・スーサイド」では私は歌詞を噛み締めるように聴いていたので胸が苦しくなった。正直、言葉が繊細すぎてわたしの心では受け止めきれなかった。その分涙となって感情がでてくるわけで。しにたい夜や無意味に散歩に出たあの深夜2:30とか、どうってことない大事な一瞬をこの曲たちと過ごしていたのでちょっとくすぐったかった。聴けて良かった。
青虫の曲終わりにふと横をみたら顔をぐしゃぐしゃにした、最前から身を乗り出してる女の子がみえた。その子をみてなんでか知らないけど、また涙がでた。あの顔が自然に出てしまうライブに行きたいし、そんな光景がみたいなあって思った。
けれどそんなセンチメンタルな気分を吹き飛ばすように「DON't COMMIT SUICIDE」「僕の春」と続いた。DON't COMMIT SUCIDEでは「泣かないで中指立てる」の歌詞で全員が中指をたててたのがほんとにすごい景色だった。なかやまさんもギターを弾かず思い切り中指立ててて、「本領だ…」と思ったのはひみつ。サビのハモリでは感情のままに歌っていたのでなかやまさんのマイクがズレたり大変そうだったけど、ギターはしっかり鳴っていて最高だった。
「僕の春」ではサビ前の''どうなんだ''を叫ぶというひとつの目標が叶った。丁度4月で僕の春の季節。憂鬱を吹き飛ばすように叫んだ。
最後は「夢る夢る」「永遠衝動」「きるみーべびぃ」とパンクな曲三本立てですごく畝さんが苦しそうだった。顔が真っ赤で今にも倒れそうだったけれどツービートを叩ききっててすごかった。あのちゃんも「歌う」というより「咆哮」と言った感じで、会場のボルテージは最高潮へ。
モッシュやダイブも起きていて、ひたすらあのちゃんに向けて手を伸ばす姿をみて感動した。かみさまだ。中山さんや前田さんもその気持ちに添うように激しくギター・ベースを弾いていた。中山さんに至っては手伸ばそうとしてた、ギター弾けないじゃないかー。I'sの音楽の衝動は、永遠。
その後アンコールで出てくるのだが畝さんとあのちゃんがダウン。場のつなぎとして前田さんのカレーのお話。美味しいエビカレーのお店を教えてくれた、やさしい。あのちゃんと畝さんが「きるみべびぃ」の裏話をぶっちゃけてくれて笑いが起きる。そして何かが切れたようなぶちって音がして会場が騒然となるというハプニングもありながら本当に最後、「はっぴーえんどろーる」が始まる。
いっっちばん、この曲が聴きたかった。人間関係も何もかもぜーんぶめんどくさくて、学校に行きたくなくて(今もだけど。)簡単にこの気持ちを表すなら死にたくて、最寄りまで歩くために必要不可欠な1曲がはっぴーえんどろーるだった。
「幾度も向き合った孤独と劣等感に 今になっても飼い殺されている」という一節は自意識過剰ながら、絶対に私のことだと思った。あのちゃんが書き、歌っているからこその歌詞で、他の誰が歌っても意味がない。
お昼休みも、下校中も、ずっとこの歌詞のことを考えてた。
だからこそこうして生で聴けたことがとっても嬉しくて、また涙がでた。そして目の前にいるI'sの皆様に心からの感謝をしながら、なかやまさんの目を見ながら「バッドエンドに振り落とされてもてを振り払うのさ」と思いっきり歌った。
愛しておくれの時もそうだが演奏中に、中山さんは客席をずっと見ている。ひとりひとりに目を合わせ、感情のままに歌う。I'sの時はギターを弾いているからそんな事ないのかな?と思ったけれど、変わらず私たちを見てくれていて一緒に歌った。ギターを弾いてても愛おしそうに歌詞を口ずさみながら、時に大きい声で歌いながら楽しそうにしている姿をみて、(勘違いだったら恥ずかしい!)私の目をみて大好きな一節を歌ってくれたり、「中山卓哉」という人の音楽に一生(とかないけど、そう思ったんだよー)頭が上がらないんだろうなあ と改めて実感した。
I's、生き延びる理由をくれてありがとうございました。また生きている間に観れるといいな。新譜もアルバムもたのしみ。
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