【レポート】『Yes, Kawaii Is Art』in神田明神〜神社の地下に小さな祠(自分だけの小宇宙)を作る試み〜
2021年12月4日(土)〜12月12日(日)に開催された『Yes, Kawaii Is Art』in神田明神。たくさんのみなさまにお越しいただきありがとうございました。
本日は、レポートをお届けします!
舞台となったのは、東京十社のひとつ『神田明神』です。1300年の歴史を誇り江戸の総鎮守と称えられてきた神田明神に、増田セバスチャンの作品が集結です。
展示前には、ご祈祷をしていただきました。
メイン会場となる祭務所地下参集所では、「Colorful Rebellion -Seventh Nightmare-」を展示。
神田明神の大鳥居の近くには、江戸時代から変わらぬ製法で甘酒を作るお店があり、その地下に張り巡らされた室は、今も現役で麹を発酵するために使われています。(戦時中には一時防空壕として使われていました。)
今回は、そういったお話からセバスチャンはインスピレーションを得て、「神社の地下に小さな祠(自分だけの小宇宙)を作る試み」として、Colorful Rebellion -Seventh Nightmare-が設置されました。
さらに「Kawaiiアーカイバル・リサーチ」として京都芸術大学ウルトラファクトリーと共同で行ったKawaii文化についてのリサーチの一部も展示。
神田明神の入り口にほど近い神楽殿には、ハレの色彩を纏い世界の観光客から原宿のシンボルとして有名になった世界時計作品「Colorful Rebellion -WORLD TIME CLOCK-」が展示されました。
さらに、境内には世界12都市で開催した都市型・参加型のアートプロジェクト「Time After Time Capsule」より、2015年にニューヨークの国連向かいのストリートに約5ヶ月間展示されたハローキティ型のタイムカプセルが登場。
狛犬がいる神社の境内で、Kawaiiの象徴ハローキティが佇む姿は圧巻でした。
ほんの9日の展示で、見逃した方も多いのではないかと思います。その一方で、偶然立ち寄ってくださったという方々も多く、神社というパワーが今必要な方々に届けてくれた展示だったのではないかとも思っています。
お越しいただきましたたくさんのみなさま、本当にありがとうございました!
同時開催していた、六本木ヒルズで開催中の増田セバスチャン個展「Primal Pop」は引き続き開催していますので、ぜひまだの方はお越しくださいね。
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