【レポート】参加型ライブパフォーマンス《Polychromatic Skin》を北加賀屋で開催 前編
9月よりNYより一時帰国した増田セバスチャンは、滞在中の2ヶ月の間に、ジェンダーをテーマにした作品《Polychromatic Skin》を制作し、六本木アートナイトのプログラムとして行われた街中での展示に続き、大阪では参加型のライブパフォーマンスを実施致しました。
六本木アートナイトの様子はこちらから
当レポートの前編では大阪・北加賀屋で行われた《Polychromatic Skin》の上演の様子を、後編では制作から上演まで4ヶ月もの間参加していた京都芸術大学カラフルラボのメンバーの様子と彼らの反応をレポートします
《Polychromatic Skin》
Polychromatic=多色なSkin=肌とは
人間が生を受ける瞬間に与えられた生物学的な性別から、社会によって形成されていくジェンダーは、時として個人の内的感覚との乖離による不自由さや、自分自身や他人に対して 抱く無意識下の固定観念に繋がる。 そうした無意識下の固定観念ゆえの生きづらさは、多くの人が生きていく中で感じたことがあるかもしれない。
本作《Polychromatic Skin - 身につける、脱ぎ棄てる -》は、 参加者が「身につける」ことにより既存のアイデンティティーを覆い隠し、何者でもなくなった瞬間に 「脱ぎ棄てる」衝動をあらわにする、実験的な参加型ライブパフォーマンス。
作品を通し参加者は、無意識に存在する固定観念を打ち破るヒントを探ります。
身につけることで、脱ぎ捨てる
セバスチャンは、このプロジェクトのはじまりをこう語ります。
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