見出し画像

【水彩絵具】ドットカードのススメ

ひさびさに水彩絵具を触って、熱が上がってきたのでドットカードを買いました。
で、始めた時にこれの存在を知りたかったなーと思いまして。
水彩始めた!とか、色増やしたい!とか思ってる方の選択肢になったらいいな。


何故かセットだけでは物足りなくなる件

水彩を始める時は大体セットを買うと思うんですよ。
自分もそうなんですけど、ホルベインの18色セットを買いました。

12色セットは混色出来ないと色が足かりない気がしますが、18色セットならこれ一つで塗れると思います。
でも桜色的なピンクが無いとか、もう少し黒ではない濃い色が欲しいとか出てくる訳です。そして自分はシェルピンクとインディゴを買い足しました。
(もうメイン色から外れてるけど……。)

でもこれ、その色がある事を知っていれば買えるけれども。
知らなきゃ出会う事は早々ない。
今は動画もあるし情報が多いですが、それはその人の使い方や絵に似合う色なんですよね。参考にはできても、そのまま使ったからといって自分の絵に合う訳ではないので。

じゃあ、どうやって色を探すのか

  1. お店でチューブの色を見て買う

  2. 通販のサイトで選んで買う

  3. 水彩やってる人のオススメを買う

  4. ドットカードで好きな色を見つけて買う

もしも水彩を始める前の自分に今の自分から言うとしたら、経験者からオススメされた色があるドットカードがあれば買って試してみろって言う。

というのも、

  • チューブだけでは当然色が分からない。

  • 通販サイトも色は出ているけれど、絶対現物と色が違う(モニタによって色が違うから)ので博打。

  • 人のオススメが一番信頼できるけど、同じように使えるかは未知数。

あたりが理由です。
うっかり忘れるんですけど水彩絵の具は使う紙や水の分量で色が変わるんですよね。
出来れば自分の塗り方で実際に試してみるのが一番確実なわけです。

ちなみに、印刷と実物でどれくらい色が違うかというと。
分かりやすい例がフタロブルー系かなと。

スマホ撮影+露光補正最低限でお送りしております。

お 分 か り 頂 け た だ ろ う か … 。

しかしお試しでチューブ一本買うって結構勇気が要るというか。
お金もかかるし保管スペースもかかる。
そしてメイン画材でなければ、水彩絵具はなかなか減らないのである……。

少しずつ、色々な色を試したい時に

色々試したい時に便利なのがドットカード。
水彩紙に少しずつ絵の具がついているものです。
全部塗ると色見本にもなるスグレモノ。

ウインザー&ニュートンのドットカード。
絵具を伸ばして濃淡をつけたもの

コスパについて

ちょっとだけ制作に使える色見本、という事を考えると結構コスパいいんじゃないかなと個人的に思います。

こういう色どうかなーと思った時にカードから色を取れるので、一度試してみる事が出来るのが有難いところ。
小さい絵だったらドットカードだけで塗れてしまったりする。
そこで気になる色が見つかったらチューブを買う、的な。
(自分はこれでウインザーブルーのグリーンシェードに沼りました)

どこがドットカードを出しているのか(2024.6.26時点)

その時により変動すると思うので、「水彩 ドットカード」で検索する限りですが。
海外はシュミンケ、ダニエルスミス、レンブラントなど。
ウインザー&ニュートンは廃盤になったようです。

国内ではターナー水彩さんのドットカード(リンク先は世界堂さんです)が売られています。
ホルベインさんも最近、公式通販限定のドットカードが出ていました。
(通常色のみ。新しく出た分離色は含まれていない模様)
なお生産が安定するまで限定らしいです。安定したら恒常になるんだろうか。

画材屋さんに置いているのはホルベインさんが多いので、どんな色があるのか分かるのはとても良いなー。
って、言いながらポチりました。さっき。(笑)


チューブ単体と比べると値段が張るのでちょっと手が出しにくいと思うのですが、色を探しつつ色見本が出来上がるのは本当に楽しいので。
是非とも触ってみてほしいなーと思います。
良いお絵描きライフを!

いいなと思ったら応援しよう!