外国人住民のための出産・育児支援について

①外国人留学生の妊婦は,日本人が受けられる支援と同様のものを受けることができる.
 母子健康手帳交付はもちろんのこと,産科医療補償制度や助産制度,出産育児一時金制度などの妊産婦にかかわる制度を利用することができる.妊婦が日本の出産・育児制度が分からなかったり,日本語が不十分といった場合は,外国語併記の妊娠・子育てに関する資料を提供することができる.また,コミュニケーションをとる際に日本語が不十分であれば,医療通訳を提供する自治体や民間のサービスを利用することも可能である.
 留学生の場合の注意点としては,出産・育児で学校を欠席する場合は在籍する学校および入国管理局に届け出をしないと出席率などの関係で在留資格に影響を及ぼす場合があるため,欠席する前の早い段階で確認するよう促すことが必要である.
②住民登録をしている自治体の母子保健担当が行っている母子訪問や乳幼児健診を受けることができる.生まれた子どもは自治体からの接種券を利用し予防接種を受けることができる.

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