田渕正敏展“Choice”
来月10月20日からブルーのポスターカラーで描いた“Choice”という連作の個展を行います。
描きたいと思うモチーフについて考える時、いつからか言葉では無く絵で捉えようとしている事に気が付きました。言葉でも言えるけど絵ならもっと言えるという感じ。
10年以上飽きもせずにゾワゾワしながら描けてるのは頭かどこかの回路が変なのかなと考えたりする。けれど、絵を描く事を始めるずっと前から物が気になって暫し眺めてしまうというような事はあって、その場を離れてもあの感じはなんだったのかと気がかりを抱えている時間があった。この青い絵を描き始めた時、あの気がかりの正体(または断片)が現れたと思って夢中になった。絵を描く事を知らなくても絵を描きたいと思って物を見る事が出来るという発見。描いてみなければ抽出出来ない感触と描いても届かないもどかしさのループは時間無制限。一先ずこのループを10月20日までで一区切りします。
以下、ガーディアンガーデンの山越梓さんがまとめて下さったプレスリリースの文章です。
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ガーディアン・ガーデンでは「The Second St age at GG」 シリーズの51回目として、田渕正敏展「Choice」を開催しま す。本シリーズは、若手表現者を応援するガーディアン・ ガーデンの公募展入選者の中から、各界で活躍する作家の、その後の活動を伝えるための展覧会です。
田渕正敏はストライプ柄のシャツを拡大し描写した作品で第11回グラフィック「1_WALL」のファイナリストに選出されました。その後も書籍の挿画、パッケージイラスト、CDジャケットなどを中心に、イラストレーターとして活躍しています。
本展では、田渕が継続して制作している、青色の色鉛筆や絵具で、日用品を細密に描写するシリーズを中心に展示します。折り畳まれてパッケージされた物干しハンガーや、容器に入れられたフルーツなど、身近なものを観察し、魅力的な形を描き起こしています。青色1色で表現されたイラストレーションは、遠目からみると精密な印象を受けますが、細部には筆致が残されており、偶然性も取り入れて絵作りをしていることに気づかされます。白い紙以外に、段ボールや、アクリルなどに支持体を変えた作品の他に、変形するハンガーの動きに着目した映像作品なども展示します。ぜひ、会場にてご覧ください。
また、会期中には美術作家の関川航平さんと、「へきち」として一緒に活動するグラフィックデザイナーの松田洋和さんをそれぞれゲストに招き、トークイベントの様子をオンライン配信いたします。
The Second Stage at GG #51
田渕正敏展「Choice」
会期:2020.10.20 火 - 11.20 金
時間:11:00a.m.-7:00p.m.
日曜・祝日休館 入場無料
※来場登録制は終了しました。直接会場にお越しください。
*オープニングパーティーについて
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、ご参加いただく皆さまの健康と安全を考慮し開催を中止します。ご理解いただきますようお願いいたします。
*ギャラリー入口で体温測定、手指消毒、マスク着用のご協力をお願いします。ご来場者様同士の社会的距離2mを確保いただき、37.5℃以上の発熱、咳・咽頭痛、全身倦怠感などの症状がある方は来場をお控えください。来場者多数の場合は入場制限を行うことがあります。
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トークイベントについては会期が近づいたら詳しく書きます。
関川さんも松田さんもあーだこーだ言うには最高の相手です。楽しみすぎる。
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