【読了】 当確師 正義の御旗
What(一番印象に残ったこと)
Amazonでぽっちたのは8/6の昼間。読了はわずか3日後の8/9。遅々として進まないことが最近続いていたが一気に読み終えた
Why(なぜ)
もちろん、文章や構成、展開も読みたくなるという想いにさせたのだろう。ただ、この本を知るきっかけは、グロービスで教えを請うた一人である、恩師荒木先生のVoicy Book Cafeで真山仁さんとの対談の会を聴いたことである。
https://voicy.jp/channel/794/5970557
真山さんの活動や、著書は以前から存じ上げており、著書も何冊か読んでいる。また面白そうな本を出版されたなぁ〜とは思っていた。
が今回は、Voicyでの対談を聴き、単にAmazonの「読みたい本」のリストに追加した直後に、いつ読むんだ?「今でしょ」という声が聴こえてきた。
So What(そこからの気づき)
9月に総裁選挙が控える中、Voicyの中でも真山さんがおっしゃてた、出版直前に起こった派閥の解消問題を踏まえて、手直しをしたというところが更に読みたくなる火を焚き付けた。
陳腐な感想になるが、面白かった。
わずか国民の1%の人の投票で一国の総理が決まるという日本の”民主主義”の仕組みや、公職選挙法の縛りを受けない総裁選など、恥ずかしながら知らなかった事実もインプットされた。
単なる小説という内容ではなかった。
この本を読んで、これから始まる自民党総裁選への立候補者やそこから起こる永田町の動きは、投票権がないとは言え、当事者意識を以て見ていける。
私のようなおっさんだけではなく、何も変わらないと選挙自身に興味のない世代や、イヤ、世代を問わずに政治に関心が持てない人にも読んでもらいたいと思った。
法改正がされなければ、今の仕組みは変えられない事実。だからと言って何もしないままで良いのだろうか?という問いは立つはずだ。
そして、それは、何も政治に限った話ではないだろう。JTCと呼ばれる企業の中で、悶々として過ごしている人たちにもお勧めしたい。
人を動かす戦略にもつながるかもしれないし、何より、想いだけでは変革は起こせないというところにも通じるものを自分は感じた。
展開が目まぐるしいので、一気に読むのがお勧めだ。
これから夏休みに入る人も多いと思うので、夏休みの課題図書にいかがだろうか?
そして、ドラマ化されるのだろうと思うた。