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今更鬼滅を語ってみたり。

流行ってますね!私も先日ボッチで映画観てきました。平日にも関わらずほぼ満席でした。

この作品との出会いはちょうど一年前、街を歩いているとたまたまJUMP SHOPか何かの大きな広告を見かけて、その中に学ラン?をきた大きな瞳のツンツン髪の少年のキャラクターが描かれていて、

私は「遊戯王、また連載始まったのかな?」と勘違いしたのでした(40代で遊戯王にどハマりしてた)

帰宅してネット検索してみると、どうやらあの少年のキャラクターは武藤遊戯ではなく、

「鬼滅の刃」という連載中の漫画の主人公だと知り、好みの絵柄だし、ちょうど1話無料でWEB公開していたので、読んでみました。

1話目の正直な感想は

思ったより絵が拙い(私が言うな)

てか、古臭い(髪の毛のベタ塗りとか)

なんとなく平面的で抑揚のない線が諸星大二郎先生を彷彿させて、これはこれでアリかも。

いかにも今風の小慣れた作風(リ○ーンとか)や腐女子やアニオタに媚び媚びのキャラ(○ろ剣とか)が苦手な私。

「約束のなんちゃら」は、家に全巻あるけど絵が苦手過ぎて(作画の巧さをドヤるようなわざとらしい登場人物の立体感強調アングルとかに胸焼けした。簡単に模写出来ない僻みか?)チラ見して読むのをやめてしまいました。

この作品は背景も暗くて昔っぽくて、いかにも日本的。大好きだった白土三平先生の忍者漫画を思い出しました。

「サスケ」の鬼姫がハッチに次ぐ子供時代の推しキャラ。黒髪に赤目の組み合わせがとにかく好きすぎて。禰󠄀豆子もそうですよね。おまけに着物属性。

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でも、「ん?」と思ったのは禰󠄀豆子が冨岡さんから炭治郎を庇う時の着物の裾から脚丸見えのこちらのコマ。

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たしかに着物が一糸乱れないのも不自然だけどなんというか、少年漫画特有の微エロサービスショット(編集さんに言われて描いたのかもだけど)にゾワッとしてしまい。それ以降の話を読む気にならなかった。

アニメ版は先に娘のピコが観て、おすすめしてきたので、春になって無職になってからやっと観てみましたが

「ああ、これはアニメ化大成功のパターンや‥」

洗練された美しい作画、(崩壊なし)アニオタどころか一般人にも受ける魅力あるキャラクター。(冨岡さんとか絶対腐女子受けするなあ)

声優さんの神ボイスと音楽の効果で

既に劇場版クオリティですやん

珠世さんの花がブワー🌼🌸の術とか、大スクリーンで観たかったです。

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ほぼ見ないで描いた。自分絵の珠世さま。ファンの皆様が見たら怒られそう。

最初は血がドバッ🩸とか、残酷シーンが無理で、飛ばし飛ばし観ながらアニメ全話制覇しても

ま、そのうち絶対アニメ2期始まるやろ

と期待して、特に急いで続きを知りたい訳でもなく原作にはまだ手を出さず。

世間がざわついてる劇場版も

そのうち金ローで放送するやろ

くらいに思ってて、これまた普段はアニメ漫画にほぼ興味ない一般ガール🐤ピコが彼氏と観に行って感動号泣したらしく

「おかん!早く観に行って!出ないとネタバレ語れないじゃん!」

で、ひとりぼっちで行きました。ボッチ映画はいつものこと。でもその気楽さが癖になります。

以下、少々ネタバレあり

主要人物が亡くなるのは知ってたので、そのシーンは正直あまり泣かなかったけれど

ナキゴトのナキドコロ

炭治郎が夢で死んだはずの家族に会うシーン、よくあるパターンですが、普通ならこういう場合「お母さん」にフォーカスされるんですよね。

たしかに、お母さんが優しく炭治郎を気遣ってくれるシーンはありましたが、最後、夢だと気付いて家族を振り切る場面では、お母さんと離れる悲しみ以上に、幼い弟、妹を置いて行く辛さの方が伝わってきました。お父さんが亡くなってからは長男の炭治郎は父親代わりなんですよね。

お兄ちゃん、置いて行かないで!

末っ子の六太(確か原作だと炭治郎と一緒の布団で寝てたっけ?)が泣きながら追いかけて来ます。

自分を慕う弱い存在を振り切る辛さったら‥

泣いてる娘を幼稚園に預けて帰る過去が蘇る(全然違う)

自分自身が親になってからは常に保護者目線なのでこのシーンが涙腺崩壊でした。

映画版はオリジナルストーリーだと思っていたけど、その後TSUTAYAで原作本借りて読み耽り(周囲がネタバレばかりしてくるので)映画は7.8巻をほぼ原作のまま引用してるんだと分かりました。

それにしても映像と音楽の効果って偉大ですね

ここからは原作語り

原作の絵柄も回を増すごとにどんどんクオリティが上がって来ています(何様?)

アシスタントさんが増えたのかな?知らんけど。

他の方も言われていますが、昔の高橋留美子さんの絵に似てますね。無惨様が高笑いしてるシーンとか。

あと、メジャー誌に載せないせいか、知らない方も多い高橋葉介先生にも影響受けてらっしゃるのではないかと推察します。

高橋葉介先生の作品を初めて読んだのは高校の頃。衝撃でした。こんなどストライクの漫画家さんが存在がするなんて。

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こちらは葉介先生の猫夫人。

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女性バージョンの無惨様。似てませんか?

ナキゴトと髪型被ってる。


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葉介先生と吾峠先生の共通点は限りなく美しく魅力的な人物と、これまたどこまでもグロテスクで怖しい怪物を混在して描くところだと思います。醜いものとの対比で、正義の側はより光輝いて見えます。

作者が女性ではないかとは最初からなんとなく思っていましたが(最初の扉絵の構図とか、少女漫画チックで。禰󠄀豆子=メリーベル的な)

鬼の描き方はすごいですね。(主要キャラはちゃんと美形だけど)

おまけ

iPhoneのメモで殴り書きした禰󠄀豆子さん。ごめんなさいよ。

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