【ハゲ杯】世界独り言選手権で王者を狙え!
ヘイヨーさん、独り言が多いんですよ。
ひとりで過ごしてる時間が長いってのもあるんですけど…
近所でも有名な独り言キングですよ。
どのくらい多いかっていうと…
たとえば、アニメとかドラマ見ながら、いちいちツッコミ入れちゃうレベルです!
「あ、そりゃないよね」とか「今のセリフおもしろかったね」とか、何かあるごとに口に出さないと気が済まないんです。
あるいは、クイズ番組を見ながら、自分で解答者になった気になって一緒に番組に参加したり。解答者だけじゃなくて、時には司会者までやったりしてますよ!
そんな独り言キングに挑戦者が現れました。
その名は「青さん」(aokidaokidoさん。長いので青さんって呼んでます)
まあ、コメント欄で見事撃退してやりましたけどね。
ちなみに、その時披露したのがこんなネタです。
この前、近所を散歩してたんですよ。散歩。
で、最近「インターネットラジオ」ってのを始めたもんで、そこで披露するネタの練習をしてたんです。
新たに開発した「ヘイヨータン」っていうキャラなんですけど…
舌ったらずで幼児みたいなしゃべり方をするんです。で、道すがらそのヘイヨータンの練習を大声を出しながら練習してたら、曲がり角で人がいると知らずに全部聞かれちゃってたんですよね~
あの時は、顔から火が出るほど恥ずかしかったです…
おかげで、今や独り言界の4冠王ですよ!
すみません…
ヘイヨーさん、嘘つきました。
実はいるんですよ。近所に本物の「独り言キング」が。
今回は、そのお話をしたいと思います。
ヘイヨーさんの家の近くにスーパーとデパートが合わさったようなお店が存在してるんです。
そこのフードコートにハゲたオヤジがよく座ってるんですよ。もう、モノの見事にハゲあがってるんです。で、顔を見たら伊武雅刀さんにそっくりなんです!
知ってます?伊武雅刀さん?あのデスラー総統の声をやってた人ですよ。「宇宙戦艦ヤマト」の。
で、ひったすらブツブツ独り言を言ってるわけです。いや、ブツブツじゃないですね。ギャ~!ギャ~!ですよ。周りの人たち全員に聞こえるように大声で語ってるわけです。
「ワシャな、若い頃は武道でならしたもんよ!いや、今だってすげえよ!見る?見てみる?ワシの鍛えあげた体」みたいなことをデスラー総統が言ってるわけです。
「毎日、腹筋と腕立て200回ずつ欠かしたことないから」とか、自分がやってるトレーニングの話をひたすら続けてるんです。
いいですか?
これ、独り言ですよ。誰に向かって言ってるわけでもなくて。あえて言うなら、全員に向かって言ってるんです。
でも、みんな怖いもんだから、誰も取り合おうとしないんです。視線を合わせようとしません!もちろん、ヘイヨーさんも無視してkindleで本読んだりしてました。
そしたら、デスラー総統が過去の武勇伝を語り始めるんです。
「ワシャ、若い頃にヤクザの事務所にカチコミにいって、相手の方がビビって頭下げてきたから、しゃーない許してやったわ」みたいな話をしてるんですよ。
もう明らかにウソなんですよ。ヘイヨーさんもウソつきだけど、さすがにここまでじゃないですね。
さらにデスラー総統、話をデカくして「生意気なヤツは、皮はいでやったからな!気に入らん奴は、頭から皮はいでやるからな!オイ!誰かかかってこいや!皮はいでやるで!皮!」みたいなことほざいてるんですよ。
もちろん、誰も取り合おうとしないんです。怖くて。ヘイヨーさん、別に怖くはないんだけど「関わったら面倒なことになるな…」って思って、やっぱり無視して本読んでるんですけどね。
それがね。いっつもいるんですよ。そこのフードコートに。で、毎回ドデカイ声で武勇伝語ってるんです。
さすがに、あのデスラー総統には勝てませんわ。青さんの前では偉そうなこと言っちゃったけど、「世界独り言選手権チャンピオン」の座はあの人に明け渡しますよ。4冠王でも5冠王でも持っていってください!
「ハゲに悪い奴はいない」ってよく聞きますけど、ありゃ嘘ですね。ドデカイ声で周囲のお客さんをビビらせる悪いハゲもいるんですよ。この世の中には。
実は、この話、後日談があって…
しばらくあそこのフードコートには近づいかなかったんですよ。例のウイルス騒ぎもあって。
で、3ヶ月ぶりくらいですかね?「そろそろウイルスも終息したかな~?」と思って、フードコート行ってみたんですよ。別のお店の。そしたら、いるんですよ。例のデスラー総統が!
「アレ?あいつ、ここのフードコートにも出没するんだ!」と思ってヘイヨーさん驚いたんですけど…
武勇伝語ってる姿は間違いなく本物なんです!あの独り言キング!でも、よく見たら頭が違うんですよ。なんと!髪の毛が生えてるんです!
実は、ハゲ頭だと思ったのは剃ってただけで、実際は白髪頭でした!
「あ、偽ハゲだったんだ!やっぱハゲに悪い人はいない説有効かも…」って、独り言をブツブツ言いながら家路についたヘイヨーさんでありました。
noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。