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目に見えないし、音もしない敵

「コロナで世界を学ぶ」第38回。

ヘイヨーさん、毎日、こういうサイトを見て、日本や世界の感染者数・死亡者などをチェックしてるんですけど…

いや~、全然、感染者数減りませんね。むしろ、毎日増えていってます。病院のベッドもどんどん埋まっていって、ついに入院できる人も限られてきました。救急車を呼んでも、来てくれない地域もあるという。

こんなコト、生まれて初めてですよ。「救急車って、119番にかければ必ず来てくれるものだ」とばかり思っていたので。当たり前の話なんですけど、病院がいっぱいになったら、来てくれなくなっちゃうんですね。


誰かが「まるで戦時中だ」なんて言ってましたけど、まさにそんな感じですよ。まさか、生きている内に戦争を体験するとは…

それも相手は人間じゃありませんからね。どんなに泣いて謝っても許してはくれません。人間相手なら「ごめんなさい。もう降伏します!」って白旗をあげるコトもできるのですが、その手も使えないっていう。


しかも、ウイルス相手の戦争の難しいところは、「目に見えないし、音もしない。肌で感じることも、匂いもしない」ってとこなんです。これが、火事や地震なら、目で見て「あ!危ない!」って直感的にわかるんですけど…

目や耳で知覚できないものだから、人によっては「存在しない」と思っちゃうんですね(実際には、すぐ側にいて、虎視眈々と人の命を狙ってるわけですが…)


もう1つ難しいのは、「みんなで一致団結しないと勝てない相手だ」って部分なんです。

「外に遊びに行っちゃダメですよ!」とか「マスクをしましょう!」とか「旅行はひかえましょう」なんて、どんなに声を大きくして言っても、聞かない人は聞かないんです。

これが通常時であれば「世界にはいろんな考えの人たちがいて、それぞれの人が自由に行動すればいいよね」で済むんですけど、ウイルス相手はこれが通用しないんです。

わずかでもルールを破る人がいると、どんどん感染が広がっていって、やがては世界を覆い尽くしてしまいます。

これは非常にやっかいな相手ですよ。ヘイヨーさんの人生の中でも、こんなにやっかいな敵と出会ったのは生まれて初めての経験です。


しかも、個人でできる対策なんて地味なモノばかりですからね。できるコトに限りがあるし、戦争と同じで長期戦になると、みんな耐えられなくなってきちゃうんです。

「そんな中で、自分にできるコトは何だろう?」と考え続ける日々です。

noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。