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カッパの語源を知ってるかい?

はい!今回も元気にやってまいりましょう!

ヘイヨーさんの「語源知ってるかい?」シリーズ!

これから出題する6つの選択肢の中から、ほんとうの語源を当ててください!5つはウソで真実は1つだけ!もしくは、全部ウソの可能性もあるのでご注意を!

この回以来ですね。たった3日前!

前回は超難問のつもりだったんですけど、思った以上に正解者が多かったです。半分くらいの人が正解してたんじゃないですかね?

逆に「この手の話題には詳しいかな?」と思っていたじゅにーさんが外すという波乱な展開でもありました!

さあ、今回は当てられるかな?

テーマは「カッパ」です。雨の日に着るあのカッパ!カサと違って両手がふさがらなくて済むので便利ですよね~


1.日本に伝わる河童の伝説

「カッパ」といったら何を思い出しますか?

そう!あの河童ですよ!伝説上の生き物!UMAの一種!

パッと思いつくのはやっぱり河童でしょ?頭にお皿がのっかってて、水がなくなると急に力が出なくなる。アンパンマンみたいな存在。でも、相撲はめっぽう強い!

実は、雨の日に着るカッパと生き物の河童には密接な関係性があったのです!ちょっと聞いてもらえます?

昔々あるところに少年が住んでいました。少年は村一番の力持ちで相撲も強い!村の相撲大会でいつも優勝するのを自慢していました。そこに現れた挑戦者。それこそが山に住む河童だったのです!

少年と河童は互角な力を持っており、三日三晩戦い続けたと伝えられています。死闘の末に勝利をもぎ取ったのは…

なんと力自慢の少年の方でした!河童は素直に負けを認め、そのあかしとして「どんな水でもはじく魔法の着物」をくれたのでした。

実はこれ、雨具メーカーが考えた空想上のお話だったんですけどね。ラジオで宣伝する際にこのようなお話をでっち上げたのが、今でも「カッパ」という名前で残っているのです。


2.アメリカのお笑い芸人

1890年代にアメリカの有名なお笑い芸人にカッパー・ドリームって人がいたんですけど。このカッパー・ドリームが得意としていたのが、雨の日のネタだったんですよ。

雨の日はもちろんのこと、晴れの日でも「アレ?舞台の上では雨が降ってるのに外は雨かい。おかしな天気だね」などといって、観客席を爆笑の渦に巻き込んでいました。

その際に来ていた衣装が例の雨具だったんですね。

これを実際に売り出したところ、爆発的ヒットに!のちにお笑い芸人の名前を取って「カッパー」と呼ばれるようになったのです。

それが明治の終わりから大正時代にかけて日本に入ってきた時に「カッパ」と呼ばれるようになったんですね。


3.大人気商品が盗まれた!

実はね。カッパの起源は江戸時代なんです。

元禄時代、世の中が平和になっていろいろなアイデア商品が売り出されるようになったんですよ。その内の1つが雨具の「カッパ」だったわけですけど…

当時、この雨具が超ヒット商品になったせいでなかなか手に入らなかった!今でいうとニンテンドーswitchみたいなもんですよ!

で、道すがら盗まれる案件が多発した!「オイ!お前!そのカッパをよこせ!よこせば怪我せずに済むぞ!」なんて脅したわけです。それで現代でも「かっぱらい」なんて言葉が残っているわけです。


4.お金の単位

カッパーっていうお金の単位を知ってますか?昔、ギリシャ辺りで使われていた通貨なんですけど。このカッパーでいろいろな商品を購入することができたわけですが…

ちょうど1カッパーで買うことができたのが「服の上に着る雨具」だったんですね。なので、ただの服ではなくて「カッパ」と呼ばれるようになったのです。


5.ポルトガルの宣教師が着ていた服

確か室町時代あたりですかね?16世紀に日本にもキリスト教が入ってきたんですよ。で、そのキリスト教を伝える宣教師たちが着ていた服のことをポルトガル語で「カッパ」と呼んだんです。

みなさんも歴史の資料集なんかでよくご覧になったことがありますよね?あの有名なフランシスコ・ザビエルのイラスト!あのザビエルが着ていたのがまさにカッパですよ!

それがのちに、雨具として「カッパ」という名前になったのです。なので、元々は外套の一種だったんですね~


6.イギリスの文豪ディケンズが書いた小説から

知ってます?イギリス最高の文豪チャールズ・ディケンズ!あの「クリスマスキャロル」と書いたのもディケンズですよ!

そのディケンズの作品の1つに「デビット・カッパーフィールド」って作品があるんですけど。カッパーフィールド少年がいつも着ていた服が雨具だったんです。

それが、商品として発売される際に「カッパ」と呼ばれるようになったんですね~


カッパの語源:解答編

さて、6つの説が出そろいました!みなさん、全部読みましたか?

では、じっくり考えてください♪

どれが本物の説なんでしょうね?あるいは、この中には本当の答えはないかも?ゆっくり考えてくださいよ~

考えました?答えを決めましたか?

では、正解行きますよ!


ジャラララララララララララ~

ドドン!


正解は、5の「ポルトガル宣教師が着ていた服」でした!

元々はポルトガル語でcapaと呼んでたんでいた外套のことだったんですね。それがのちに転じて雨具のカッパになったわけです!

どうですか?難しかったですか?それとも簡単でしたか?

よかったらみなさんもホラ話を考えて「語源知ってるかい?」シリーズをやってみてください!

それでは、また次回の「語源知ってるかい」シリーズでお会いしましょう♪

noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。