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コロナとオリンピック

「コロナで世界を学ぶ」第28回。今回はオリンピックのお話です。

個人的には、オリンピックなんてそんなに興味がないし「(コロナ関係なしに)わざわざ招致してやるようなモノでもないんじゃない?」と思ってるのですが…

ま、楽しみにしてる人も大勢いるみたいですからね。個人的感情は抜きにして、お話を進めていきましょう。


オリンピックは金食い虫

初期の頃はそうでもなかったらしいんですけど…

現在のオリンピックって、ムチャクチャお金がかかるんですよ。新しく競技場を建てないといけないし。せっかく建てた競技場も、その後使われなくなるコトも多いし。

たとえば、こんな感じで。


まあ、東京や北京のような大都会であれば、新しく建てた建物が使われないというコトはないでしょうけど。田舎の方でやる時には、あまり意味がないんですよね。

経済だって、オリンピック開催前後は盛り上がるでしょうけど、翌年から観光客は激減することが多いので…

たとえば、ギリシャの金融破綻や、イタリアが債務危機に陥ったのも、オリンピックのせいだと言われています。


じゃあ、オリンピックを中止にしたらどうなるの?

それに加えて、このコロナ騒動です。

「もう、いっそのコトやめちゃった方がいいんじゃないの?」という声は日本でも多く聞かれました。

でも、そうすると「IOC(国際オリンピック委員会)やスポンサーから違約金や賠償金を請求させるのでは?」という話も出ています(逆に「そのような請求をされるコトはない」という説を唱えている人もいます)

この辺が、実際にやってみないとわからない部分です。


そもそもですね…

「日本や東京都には、オリンピックを中止する権限はない」らしいんですね。

こういうとこを読むと、書いてあります。

あるとしても、「日本からオリンピック中止をお願いして、IOCがそれを承認する」という形でしょうね。

でも、IOCとしては意地でもやりたかったみたいで、それも行われませんでした。


ちなみに、保険に関しては「入ってない」そうです。

1年前にオリンピックを延期した際に、保険金が500億円入ってきたんですけど、次の保険金はコロナのせいで極端に値上がりしたので再契約してないそうですw(軽めにはかけてるらしいんですけど、前回ほどの大きな保険ではありません)

なので、中止にしても保険金はほとんど入ってきません。


だったら、再延期すればよかったのでは?

なので、もう1年延期するという手はあったんですよ。

もちろん、延長すれば、もう1度準備をし直さなければなりません。それなりにお金もかかります。

さらに次のオリンピック(2024年)が2年後になっちゃいますからね。2022年冬には冬季オリンピックも行われます。それを嫌ったのかも知れません。

それでも、「コロナ感染者が続出して、メダル候補者が次々と出場できなくなったり辞退している」現状を考えれば、もう1年くらい延期してもよかったのかな~?と。

それだったら、お客さんも入れて開催できたでしょうからね。

noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。