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既存の小説を書くのに飽きたヘイヨーさん、エロに挑戦し始める!

「これから毎日、小説を書き続けるぞ!」と決心した大晦日(おおみそか)の夜から、2年以上の時が過ぎました。

最初の7ヶ月で30万文字。次の1年半で150万文字。小説以外にもいろいろと書いたので、軽く200万文字は超えていたでしょう。

ジャンルも非常に多岐にわたります。「SF」「ファンタジー」「童話」「現代モノ」「和風の昔話」「メタフィクション」「不条理小説」などなど。

毎回テーマも変えて、課題を設定し、成長していきました。

たとえば、「今回は、読者が楽しめるエンタメ小説にするぞ!」とか「苦手なジャンルに挑戦してみよう!」とか「徹底的に設定に凝ってみよう!」とか「ストーリーとキャラクターだけ重視して、あとはムチャクチャでいいや」といった具合に。

どの作品を書く時にも、執筆開始前に「伸ばす能力」「最初から捨てる能力」を決めました。おかげで、1作完成させるごとに驚異的なスピードで成長することができたのです。ここでも「マスター・オブ・ザ・ゲーム」が役に立った形になります。


そうこうしている内に、さすがにヘイヨーさんも小説を書くのに飽きてきました。それでも、がんばって書き続けます。

もはや既存の小説を書くのにも飽きたので、「官能小説を書こう!」と決めて、若い女性を主人公としたエロシーン満載の作品に挑戦したこともあります。

官能小説とは言っても、そこはヘイヨーさんが書く作品。まともなストーリーがあって、起伏に富んだドラマが展開していくようにしました。

「20代の女性が、マンガ喫茶で拾った年下の男といい仲になって、一緒に暮らすようになり、エッチなプレイをいっぱい楽しむ」みたいなお話です。

業務用のローションをタンクで大量に購入し、お風呂でマットプレイをやったり。エッチなおもちゃ屋さんの女性店員と仲良くなったり。

そうこうしている内に、無職だった彼氏が就職し、主人公の女性より仕事ができるようになっていきます。段々家に帰らなくなってくる彼氏に寂しくなって、夜な夜な大人のおもちゃで自分を慰める日々。

「会社の女性上司と仲良くなってるんじゃないの…?」と疑うようになり、ふたりの関係は破綻へ向かってまっしぐら!

そして…

といった感じで、結果的に完成したのは「官能小説」というよりかは「エッチなシーンがたくさんある女性向けの恋愛小説」みたいになってしまいました。

でも、まあ、これはこれでヨシッ!


既存の小説に飽きてしまったヘイヨーさん。

『勇者アカサタ』の主人公アカサタが、宇宙を駆け巡り、いろいろな星を訪れてはエッチなプレイざんまいの日々を送る作品を書いたり。

「童話とエロを組み合わせた新ジャンル」に挑戦したり。

障害者問題とエロをドッキングさせた『顔面性器ちゃん』という短編を執筆したりしました(ちなみに、顔面性器ちゃんは、顔の真ん中が女性器になっており、信号待ちをしていると警察に止められて「オイオイ、君。それは、わいせつ物陳列罪だよ」と注意されて、「これが私の生まれながらの顔なのに…」と困ってしまう。といったような内容です)


ところが、エロとブッ飛んだ発想で小説を書く方法にも飽きてしまいます。

元々、ヘイヨーさんは非常に飽きっぽい性格の人。これでも、よく続いた方でした。手を替え、品を替え、執筆する作品やジャンルを替えながら、どうにかこうにかここまで来たのですが、それももう限界でした…

そうして、小説を書くのはやめてしまいました。

noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。