Webライター、完全攻略法!
一応、前回の続きではあるんですけど…
内容がかけ離れてきたので、今回は、例のシリーズではなく「独立した記事」とします。
ほんとは、「ヘイヨーさんの人生」っていう小説内でやるつもりだったんだけど、最後の方が駆け足になっちゃって入れる隙間がなかったので、ここでやっておきます。
Webライターって、何をするお仕事?
大前提として、「Webライターが何をする仕事か?」というとですね…
「アクセス数を稼いで、広告を踏んでもらったり、商品を買ってもらってお金を稼ぐ仕事」です。
なので、「書いている文章の内容がいいかどうか?」って、あんまり重要じゃないんですね。
いいマンガと売れるマンガ、どちらが望まれるか?
たとえば、「いいマンガ」と「売れるマンガ」だと、どちらが望まれてると思いますか?
「いい小説」と「売れる小説」とか「いいアニメ」とか「売れるアニメ」とか「いいゲーム」と「売れるゲーム」などと置換えてもらっても構いません。
実は、立場によって違ってくるんです。
読者や視聴者、ユーザーにとっては「売れなくてもいいから、質の高いモノを提供して欲しい!」と思うかも知れません。
でも、お金を出す側からしたら、そうじゃないんですね。出版社や出資者からしたら、「どんなにつまんなくてもいいから、売れてもらわないと困る」んです。
「内容的に凄くおもしろいんだけど、全然売れない」よりも「内容的には凡庸だったり、賛否両論だったりしても、バカ売れしてくれた方がいい」に決まってるんです。
これはWebライター業界でも同じ。なので、必然的に「アクセス数が稼げる記事」というのを要求されます。
アクセス数が上がればいい。だけど、ルールはある
…かといって、「何を書いてもいい」ってものでもありません。
ウソ八百ばっかり書いてると、段々信用を失っていって、結果的にはアクセス数も落ちてしまいます。
インターネット黎明期であれば、そういう手も通用したのですが、現在の検索サイトは優秀なので、いい加減な記事は検索ランクも落とされてしまうようにできているのです。
なので、「なるべく真実を伝えながら、アクセス数を稼げる記事」というのを要求されます。
SEOというテクニック
そこで開発されたのが「SEO」というテクニックです。
詳しく語ると本1冊くらい必要になってくるので、今回は詳しくやりませんが…簡単に言うと「検索サイトの上位に位置して、アクセス数をアップさせる技術」
現在のWebライターの多くは、この技術を身につけておくコトが必須とされています。
ただし、SEOにもいろいろあって…
「真のSEO」と「小手先だけのテクニック」ってのがあるんですね。
で、小手先だけのテクニックでも、そこそこ通用してしまうので、会社によっては、この技術を一番重要視しています。
ヘイヨーさんはどうしたか?
そこで、ヘイヨーさんがどうしたかというとですね…
「徹底的に基本を学んだ」んです。「SEOとは、なんぞや?」ってのを基本中の基本から勉強していきました。
そうすると、「会社がやってるコトがでたらめだらけだ」ってわかってくるんですね。ほんとに目の前しか見てなくて、「今月のアクセス数が増えればそれでいい」みたいなコトをやってるわけです。
いわば、「物語に出てくるような成金主義の守銭奴」ですよ!「金さえ儲かりゃ、なんでもいい!」って。
で、ヘイヨーさんも、半分は「超理想主義者」なんだけど、残り半分は「現実に適応するタイプ」なので、両立しようと思ったわけです。
「基本として、真実を伝えつつ、いい記事を書く」かつ「会社が望むようなアクセスアップもさせる」っていう。
言っとくと、これ、ムッチャ大変なんですよ!普通の人の5倍くらいエネルギーを消費します!もちろん、高度な能力も必要です!
もらってる金額に対して、割に合わないんですね。でも、やったんです。
文章を書くよりも勉強してる時間の方が長い
もちろん、そこはWebライターなので、文章を書くのがメインになってきます。でも、それだけじゃあ、他のライターと差をつけることができません。
で、ヘイヨーさんがどうしたかというと、「徹底的に勉強した」んですね。たとえば、占星術の記事を書くなら、占星術の基本から順番に本を読んでいく。軽く20冊や30冊は読みました。
他の占いの記事を書く時には、また別の本を読みます。「動物占い」だったり「九星気学」だったり「易学」や「手相」だったり。
占い以外も同じですよ。「法律」だろうが「経済」だろうが「恋愛」でも「デートテクニック」でも、全部同じ!
Webライターの特性上、「原稿を書く時間よりも、勉強している時間の方が長い」です。10倍くらいは勉強量が必要だと思ってください。たとえば、1時間の原稿を書くのに10時間。
ただし、これは最初だけです。いろいろ書いてる内に慣れてくるので、徐々に勉強量は減っていきます。最終的には、ほとんど何も見なくても5000文字程度の文章なら、ササッと書けるようになってきます。
ほとんどのWebライターは、これをやってません。勉強もせずに、いきなり文章を書こうとし始めるんですね~
専門家と素人の橋渡し
ほんとに専門的な内容を書こうと思ったら、ムチャクチャな勉強量が必要です。ただ、Webライターって「何も知らない人に、わかりやすく基本を伝える職業」なんです。だから、ある程度の勉強量でも通用するんですね~
逆に、ムチャクチャに詳しい法律や医学の専門家でも、「わかりやすい文章を書くのは苦手」だったりします。ここにつけいる隙があるし、Webライターの役割が生じるわけです。
いわば「通訳」みたいなもの?「専門家と素人の橋渡し」みたいなものなんです。
なので、そういうのが得意な人は、Webライターを目指してみるのも一興ではないでしょうか?