見出し画像

リモートワークって、どういう働き方?

「コロナで世界を学ぶ」第35回。

今回は「リモートワークがどのような働き方なのか?」を具体的に見ていきましょう!


リモートワークは、自宅で仕事をする働き方

「リモートワーク」「テレワーク」「在宅勤務」など、呼び方はいろいろありますが、大体同じような意味ですよ。

会社に通わず、自宅で仕事をする働き方です。人によっては、自宅ではなく、わざわざ仕事専用の部屋を借りたり、旅先で仕事をしている人もいるかも知れません。

いずれにしても、従来型の「毎日、会社に通って仕事をする」のとは全く別の働き方ですね。


具体的に何をやってるの?

たとえば、ヘイヨーさんが以前にやっていた「WEBライター」の1日を見ていきましょうか?


朝は、起きる時間が適当です。午前中から仕事をしている日もあれば、お昼過ぎまで寝ている時もあります。

ただし、「打ち合わせ」というのがあって、「クライアントさん(仕事をくれる人。もちろん、お金も払ってくれる人)」と、パソコンのアプリを使って会話しないといけない日があるんですよ。

あらかじめ「何月何日の何時から話をしましょう!」と決めておいて、その時間にはパソコンの前で待機しておかないといけません。

打ち合わせには、「Zoom(ズーム)」とか「ハングアウト」っていうツールを使ってました。「Skype(スカイプ)」などを使ってるところもあるかも知れません。

この辺は、相手に合わせるので、いくつものツールを用意しておく必要があります(1度使えば、あとは何度でも使えるので、そんなに大変な作業ではないです)


で、それ以外の時間は何をやってるかというと…

基本的には、原稿を書いています。この際、「チャットワーク」「Slack(スラック)」といったチャットツールを使って、クライアントさんと頻繁に連絡を取り合います。

この辺が相手によって全然違うのですが…

「依頼だけ受けて、あとは完成原稿を送るだけ」というところもあれば「あそこがダメ!」「ここを手直しして!」「こういう風な書き方でないとNG!」みたいに、ムッチャ口うるさいとこもあります。

いずれにしても、「文章を書く」のと「コミュニケーションを取る」のがお仕事の主な内容だと思ってください。


ほとんど全部が自由時間。ただし…

なので、ほとんど全てが自由時間なんです。その中で、いつ働いてもいいし、いつ遊んでもいい。

好きな時間に映画を見に行くこともできますし、いつでも布団を干したり、お皿を洗ったり、買い物に行ったりもできます。

ただし、遊んでばかりいると、全然仕事が進まないので、あとから自分が困るコトになります。もちろん、お金にもなりません。なので、がんばって働くわけです。

「起きる時間」も「寝る時間」もバラバラで、打ち合わせや会議が入っている時だけ、スケジュール通り行動します。

とにかく、しめきりさえ守って原稿を送れば、何も文句は言われません。これは、WEBライターだけでなく、マンガ家だろうがイラストレーターだろが、みんな同じはずです。


会社に所属していると、拘束時間が変わってくる

ここまでは「フリーランス」の働き方なので、「会社に所属してる人のリモートワーク」は、ちょっと内容が違うと思います。

たとえば、朝は朝礼の時間があって「みなさん、午前9時には、パソコンの前に座っておきましょう!」となっていたりします。

終業時刻も決まっている会社が多いと思います。午後5時とか午後6時まで働いて「じゃあ、また明日~♪」みたいに仕事を終える。

日中は、チャットツールを使って、文字だけでやり取りをし。どうしても細かい点が伝わらない時は、音声や映像で会話をする。

仕事内容は、様々でしょう。原稿を書くだけではなく、「経理」だったり「お客さんとのやり取り」だったり。アニメーターなら、絵を描いたり、CGで映像を作ったり。

ちょっと応用をきかせれば、遠隔医療にも使えます。お医者さんが患者さんと映像でやり取りをして、診断すればいいだけ。今どきのスマホは画質もいいので、映像を見ただけでもかなりの精度で正しい診断をくだせるはずです。

…といった感じで、フリーランスの時よりも拘束時間は決まってくるかも知れませんが、その中で好きな時間に「買い物に行ったり」「保育園に通う子供の送り迎えをしたり」といったコトは可能でしょう。

会社に通勤していた頃よりかは、かなり便利に暮らせます。


リモートワークも絶対ではない

ただし、リモートワークも絶対無敵というわけではありません。基本的には「仕事をしている」わけですから、同時進行で育児をやるというのは無理が生じます。

よく「家にいるんだから、子供の相手くらいできるだろう!」と言う人がいますけど、そんなの無理に決まっていますw

やってみればわかりますけど、「自宅で働きながら、同時に子供の面倒を見る」なんて不可能に近いです。なので、どうしても保育園や小学校といった施設は必要になってきます。

ただし、小学生でも高学年くらいになってくれば、少しお話が変わってくるかも知れません。常に横で勉強を見てあげるのは無理としても、「お昼ご飯だけ作ってあげて、あとは子供の自由に勉強させる」というレベルならば可能かも?

この辺、「リモート学習」との兼ね合いになってきますけどね。


リモートワークは未来的な働き方

「自分の時間を自由に使える」という面では、リモートワークは未来的な働き方とも言えます。

平日のお昼に子供の送り迎えに行ったり、家事をやったり、映画を見に行ったりというコトもできますし。その分を、夜や土・日に働いて取り返すコトもできます。

ただし、いろいろと課題が多いのも、また確か。

主に「家にいると、なまけてしまう人がいる」「逆に、働き過ぎて体や心を壊してしまう」「会社にいる時よりも、コミュニケーションが取りづらくなった」「作業効率が下がってしまった」といったような問題です。

それらを1つ1つクリアしていき、新しい働き方のシステムを構築できた時、リモートワークは「理想の働き方」となることができるでしょう。






noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。