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「ファイト☆」解釈

 私はたまにクッキー☆という界隈で絵を描いている。そこでよく使う題材に【東方ボイスドラマ】霊夢と魔理沙の幻想ファイト、通称ファイト☆というボイスドラマがあるのだが、今回その内容を考察して、一つの推論を立ててみた。あくまで解釈、推測の一つでしかないが、フィクションのつもりで読んでくれたら嬉しい。

 本編を見たことがない人は是非一度下記の本編を見てからこの記事を読むことをお勧めする。

https://nico.ms/sm37657822

 私は今回この話を「作者の精神の葛藤のメタファー」として考えた。

 ゴゴゴはトガシに「コロシテヤルゥ…」というのに対してトガシは「キナサイヤ!」と返している。そしてラストには戦いの結末は描かれず、ただ「そして……世界は滅んだ……」とだけ表示される。

 ここから一つの推察が浮かんだ。
 「この話は、世界を滅ぼそうとするゴゴゴと、それを阻止しようとするトガシの戦いの話で、最終的にトガシが敗北し、ゴゴゴが世界を滅ぼした。」というものだ。
 あくまで推測でしかないが、そう考えると辻褄が合わないだろうか?

 とするとゴゴゴとトガシとは一体なんなのだろうか?ここでTUHUの情報を引っ張り出してくることも考えたが、クッキー☆厨のV(?)を推していた人間(タガメかも)がボイスドラマ制作で細かいTUHUの設定を用いるだろうか?
 そこで私はこれを作者の精神状況のメタファーであると考えた。

 クッキー☆解説wikiにてファイト☆投稿のざっくりとした経緯のようなものが載せられているのでそれを参照にした推察となる。

https://wikiwiki.jp/cookie2/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%88%E2%98%86

 そこで私は、ファイト☆を「某V(?)を推す気持ちと、それを否定する気持ちの葛藤」と考えることにした。

 トガシがそれでも某V(?)を推す気持ち、ゴゴゴがそれを否定する気持ちの擬人化といったように。
 どちらも元は某V(?)たいする強い想いから発生したものだとすると、創作で多く見られるゴゴトガのほのぼのも、あの戦いに至る前の過去の話とすることで組み込むことができる。昔は仲良かった方が戦いの悲壮感は増すし。
 そしてラストの世界の滅亡というのは、ゴゴゴ、すなわち某V(?)への感情を否定する方が勝利し、推すのをやめてしまったということだと言える。(その後ふたたび某V(?)を見ていたようだが、今回は作成当時の精神状況によって推察している)

 この考察とも言えぬ妄想が、これからファイト☆を題材とした創作をする人の一つの材料になってくれれば幸いである。

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