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誕生日朝の愚物
1
わたしは需要迷子イラストも描けるし、
クソい真実を押し付けてくるだけの抽象的な思考もできるし、
需要迷子な小説モドキも書けるし、
怪文書同然の詩も書けるぞ?
創造を吐き出す技能がねぇよ
2
恵まれたのに実際のわたしがペラペラのクソだから絵が描ける。存在してるなんてよもや思えるほどリアルの虚像が見えやしない。
だから俺はリアルに溺れずに済む。
だから俺はわたしを目指せる。
ただ願い神はいない。いるのはただの脈動するだけの白痴の肉塊だ。
いつ見れる。いつ会える。
覚えていろ。覚えていろ。
積み重ねたわたしの死骸を、
生まれられなかった死ねなかったわたしの残骸を、
一に足らない憎しみと憐れみと虚しさを
ぐちゃぐちゃに混ぜ切って
脳漿に溜まった腐液を紙に吐き出す作業を
光に頼らぬ思想の象る眼球と成し
見る、取り込む、見る、取り込む、
空の虚な殻は
治らん真実に
唾吐き捨てねば生きては行けず
そんなクソみたいな経過なんてどうでもよく
ただムカつくようにカンカン照りのお天道様を
この両手で引きずり下ろしてぐちゃぐちゃに叩き潰すこと
それが地獄に落ち続けている過去のわたしたちを救済する、
あるいは地獄という冥界を壊すこととなると
ゲロでまみれた偽物の刃に縋り
わたしは結論ハリボテの偶像に縋り付いてる数多のヒトモドキの能無しのカカシどもと同様のグズであると
その刃は鏡のように映し出す
クソったれだ。
善も悪も神は与えちゃくれなかった。
神は神を与えちゃくれなかった。
何もないならどうしろと。
嫌いだ、きらいだ、
あのお天道様が醜くて嫌いだ。わたしを飲み込み殺さんとするあのうすら寒いリアルが嫌いだ。
それを引きずり下ろそうと、
躍起になって何もない砂漠を一人フラフラ進み続ける
ただの虚しい目の生えたカカシが
わたしを欲しがる俺なのだ。
最高でも最悪でもないただただクソったれな事実に中指立てて
今日も歩めよ地獄道。
3
馬鹿に馬鹿といい
己に馬鹿といい
いもしない英雄を待ちぼうけする
英雄の器でもないのに
馬鹿なカカシならよかったのに
目玉が生え、自身の歩みがただ周囲の風によるものだと知ってしまったからには
そんな事象は存在しないにも関わらず
神様もどきの白痴の席を目指して這いずり回る
可哀想な愚者だ
4
空ノ贄タルゴミ箱ノ
タカガ腐肉ノ一欠片
何ノ因果カ生エタ目ガ
映ス己ハ伽藍堂
おやすみ
5
伝わらなくていいし伝わるならカウンセリング受けて人生の意味を洗脳されてきなさい。ダッシュで。
全てに意味ないことに気づいても意味ないからね。
何にも意味がないどころか何もありゃしないことを完全に理解したうえでそれでも選択をし続けろと喚き散らしわたしを自分の足で引きずっていくのがわたしにとっての人生だ。
嗚呼人生万歳。いつか頃してやりてぇよ。嗚呼森羅万象万歳。今すぐタヒね。
何もなけりゃ何もできないのになんかしろって何なんだ。何もしないことを何かに含めるな。くそが。じゃあ何かくれよ。何もないのにできるかよ。どうしたらいいのかわからないんだよ。答えがねーもんな!はははは!
ある日目覚めたら目覚めなきゃいいのに。過去も未来も私も全ても消えてりゃいいのに。
なんかってなんだよ。何一つないはずだろうが。何で何某かがあるってことがあるんだよ。いくら考えてもわかんねぇよ。絶対がある意味がわかんねえよ。理論じゃ真実は出ない。絶対にだ。いくら
メガネの度をあげようと全ては見えん。
補足
誕生日の朝、魔剤片手にTwitterにぶちまけた愚痴のような失望のような嘲りのような自虐のような。