人造昆虫カブトボーグV×V全話見たボーガーによる令和版ホビー「バトル昆虫カブトボーグ」のレビュー


令和に復活!バトル昆虫カブトボーグ

アニメ「人造昆虫カブトボーグV×V」を全話観た私の視点から、新生したホビー版カブトボーグのレビューをしていきたいと思います。

せっかくカブトボーグを買ったんだから、カブトボーグをしようぜ

私がまず買ってきたのは
KB-02ミヤマクワガタ、KB-03アトラスオオカブトの二機。
ミヤマクワガタはアニメで松岡勝司(カツジ)の使用機体としても
有名です。

チャージ5回!?ビクトリーチャージでパワーを溜めろ!

「チャージ3回!フリーエントリー!ノーオプションバトル!」
アニメを観た人にとってはあまりにも有名な試合前口上。

ですが、バトル昆虫ではチャージ5回が公式ルールとなっています。これは何故か?その答えは、チャージ5回で最高スピードを出せるためです。

そもそもアニメ版では六輪あるホイールの後ろ2つを台に素早くこすりつけチャージしているように見えますが、これは誤りです。

実際のバトル昆虫では六輪のホイールの後ろ、ボーグのおしりに当たる部分に七輪目の小さなホイールがあり、これを平らな面に接地させて前方にゆっくり長く動かすことで動力がチャージされます。

これは旧玩具から同じ仕組みで、「フリクションモーター(フライホイール)」が本体に内蔵されています。

実際のカブトボーグはゆっくりなのか?

アニメ版を見た人なら、旧玩具経験者からこういう言葉を聞いたことがあるかもしれません。
「実際のカブトボーグはこんなに速く動かない」

上記の実機旧玩具動画を見ると、
確かに速いとは言えない…ように見えます。
蘇ったバトル昆虫カブトボーグもこういう動きなのか?

結論から言うと、全く違います。
最高速度はより速く、正面からぶつかり合っても全くパワーが衰えません。
これは内部構造の進化によるものだと見られ、
後述の競技性の進化にも大きく関わってきます。

令和のカブトボーグはスタンディングバトルが売りだ!

公式サイトでしきりにプッシュされている
「スタンディングバトル」という文言。

これはボーグのパワーが旧玩具よりも高まったことによって、
ぶつかり合うとパワーが上方に受け流されて
お互いに後輪二輪で立ち上がりそのまま押し倒す、
という決まり手を見る機会が増えたので推されているのです。

旧玩具版でも時折スタンディングバトルが発生することがありましたが、
お互いほぼ同時に後ろに倒れどちらが勝ったかわからない、ということが多々起こりました。

アニメでスタンディングバトル描写がほぼ無かったのは、
このどちらが勝ったかわからないという、
言うなれば「地味な試合」になりがちだったからだと思われます。

これはバトル昆虫においても、普通にスタンディングバトルした場合は
同じくほぼ同時に倒れる結果となります。

…では、バトル昆虫は地味な試合ばかりなのか?

それをくつがえすのが、
バトル昆虫になって新たに追加されたリアパーツです。

令和の発明!その名はリアパーツ!!

リアパーツとは、ボーグの背中後部に付けるプラ製の小さなパーツです。
…こんなもの付けたところで、何か変わるのか?
私も最初はそう思っていました。

ですが変化は劇的!
まず本体が大きくなることで、
大人の大きな手でもホイールに触れずに持ちやすく、
つまりチャージしやすくなります。

リアパーツにはバーティカル、ホライズンの二種類があり
それぞれ正面からのスタンディングバトルに強くなる、
曲がった角度でのスタンディングバトルに強くなるといった
個性があります。

シンプルな要素追加によって競技性が高まる、
リアパーツはまさしく令和カブトボーグの発明です。

進化した競技性!令和ボーグは遊びではない!?

「もう、遊びではない」
カブトボーグと同じくタカラトミー発売である
ベイブレードX初期の宣伝フレーズです。

ベイブレードXが既存品より競技性を高めたことを強調する
フレーズでしたが、これはバトル昆虫カブトボーグにも当てはまります。

ツノの形、ぶつかり合う角度、チャージの成功度合い……
様々な要素が競技性を引き出しますが、
一番大きいと思われるのは、旧玩具版では無かった
公式バトルフィールド(ガチバトルステージ)に刻まれた凹凸です。
これにより動きにランダム性が生まれ、より楽しくなります。

バトル昆虫やるなら公式バトルフィールドも買おうぜ!

買おう。(まとめ)

旧玩具版よりスペックと競技性が上がったバトル昆虫カブトボーグは、
大人でも楽しめる良作ホビーです。

片手チャージなので、ひとりでも対等な条件で
戦い合わせることができます。

月ごとに少しずつ新商品が出ているので、
興味沸いてきたらぜひ手に取ってください。

それでは。

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