[初心者用記事]クイックピックのすゝめ [全文無料]
はじめに
こんにちは、へいたん(https://twitter.com/BUcy1h)と申します。
今回も、りゃおす(https://twitter.com/ryaosu1)さんに監修をして頂きデュエプレのフォーマット、クイックピックを布教する記事を執筆させて頂きたいと思います。
私自身、執筆時点の最新のクイックピック(20弾後半~21弾前半環境)にて最終41位を獲得していますし、りゃおすさんは2位であるため、それなりに説得力はあると思います。
私はいつもクイックピックを楽しく遊んでいるのですが、一つ非常に勿体なく思っていることがあります。それは、クイックピックの魅力が伝わっておらず、人口が非常に少ないということです。
サーバー負荷軽減の為にモードごと消し去った方がいいんじゃないのとまで言われる事もあるクイックピックですが、そうするには惜しい魅力があります。
以下、その説明と、このモードを楽しむ為の勝ち方を記そうと思います。
ご意見、ご感想、ご質問などあれば私のDM、マシュマロなどにご連絡いただければ幸いです。
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※個人の意見、感想です
クイックピックの魅力とは
普段と違うデュエプレ
デュエプレ(デュエマ)のルールは優れていて、少々妙なモードで遊んでも面白い…どころか、別種の面白さを生みます。
それは、一期一会のデッキと出会えることです。
デュエプレには面白い動きをするものの、通常構築だと環境に合わない、カードパワーが足りないなどの理由で使われないカードやコンボがあります。
これらを、環境が違うことで存分に味わえることができるのです。
たまに、ピック時には気が付いていないシナジーや相手のデッキのカードとの思わぬシナジーが活躍することもあります。
その為、クイックピックは通常構築よりも成功体験、失敗体験が起こりやすいフォーマットといえます。
通常構築では使わないカードや意識しないテキストを吟味してデッキを作り、対戦に挑み、逆に相手のそれのケアをするのには、自分のような一部の人間を惹きこむ魔力があると思います。
また、すっかりカードパワーが上がったために感じることが少なくなった通常構築に比べ、シビアなリソース勝負を楽しめるところも魅力の一つです。
カードパワーの低いクイックピックでは、手札、マナ、墓地、山札…あらゆるゾーンにどんなリソースがあるのか考え、どのカードを使い、また使わないべきか。
これらを考えた末に試合を制した時には、通常構築とはまた違った達成感を得ることができます。
クイックピックの誤解
クイックピックについてのよくある意見として、”クイックピックって運ゲーじゃない?”というのがあります。
確かに、部分的にはそうです。
ピックの上振れや展開の嚙み合いで実力と無関係に負けてしまう試合は存在します。
しかし、クイックピックの実力を高めることで、全体的な勝率を高くすることは可能です。
通常構築でも、ホーガン・ブラスターから最適なカードを引いてくる人間には勝てないですが、上位帯の方は安定した勝率をキープされていますよね?
現に、私の実装から執筆時点までの勝率は68%ですし、りゃおすさんに至っては71%です。
以上のことを考えても、クイックピックは運ゲーではない、といっていいと思っています。(むしろ、実力差が出過ぎるフォーマットですらあると感じています)
ここで、クイックピックで必要な実力とは、通常構築と同じくプレイも大事ですが、なんといってもデッキを綺麗に纏める力、構築力とその環境についての事前知識です。
また、よく聞く誤解の一つに、"5勝報酬は3勝報酬より渋い"というのがありますが、そんなことはありません。
確かに、3勝報酬から4勝報酬になるに際しパックチケットは失われていますが、代わりにクイックピックチケットが加算されています。
クイックピックチケットが貰えるということは少なくとも0勝分の報酬は確定しているため、どれだけ下振れても10ゴールドは得していますし、実際にはその差はより広がるでしょう。5勝報酬ともなれば言うに及ばずです。折角3勝できるくらいクイックピックをやっていらっしゃるなら、是非とも5勝にチャレンジしてみてほしいと願っています。
それではこれから、その5勝報酬を獲得できるための大体の環境に通底した考え方を記したいと思います。(ある程度勝てないと面白さは相当薄れますしね)
用語解説
・ピック
デッキを作る時にカードを選ぶこと。またその行為。
・ボム
一枚で戦況をひっくり返したり、勝ちを決定づけたりする、要は強いカード。多くはVR以上であるため、ボムレアとも。
・受け/受け入れ
ピック時に、後でボムが出現することを想定してその性能を活かす為にカードを選ぶこと。
・カードである/プレイアブルである
そのカードがマナコストを支払って使うに値するカードであるということ。
ピック/プレイ時に意識すること
大前提として、強い「デッキ」を作ることを意識しましょう。
構築で使われるカードやクイックピックで評価が高いカードが多く入ったデッキが必ずしも強いわけではありません。
同じカードでも、デッキによってその強さは変わります。
なるべくデッキ内のカードを多くプレイアブルにできるようなピックを心がけましょう。
構築の評価に囚われない
構築で評価が高いカードでもクイックピックのゲーム性と嚙み合わず評価されないカードはありますし、逆もまた然りです。
また、構築と違った強みがあるカードも数多く存在するので、構築の評価を当てにし過ぎないようにしましょう。
ゲームレンジを意識する
クイックピックでも通常構築のようにアグロ、ミッドレンジ、コントロールといったレンジの区分は存在します。
ボムであっても、ゲームレンジに合わないカードであればピックしない方がいいことも多いです。
逆に、ボムをピック出来るように受け入れの広いカードを取ることを意識するのも大切です。
マナカーブを埋める
特に2〜3コストのプレイアブルなクリーチャーを4~6枚ほど入れておくとそれらでビートするだけで勝てることもしばしばです。
逆に、相手の低コストビートダウンを防ぐのも2~3コストのクリーチャーが最適であるので、やはり低コストクリーチャーは有用です。
また、中~高コストのマナカーブも綺麗に繋がっている方が、デッキとして完成度が高くなりやすいです。
関連して、色バランスにも気を付けましょう。序盤のピックから意識しなければ、終盤プレイアブルでないカードをピックさせられることもあります。
除去を確保する
ほぼ確実に相手のカードと付き合う事になるクイックピックにおいて、ある程度除去をピックすることはほぼ必須です。
特に、相手のパワーや文明に依存しない確定除去の枚数を確保することは、安定した勝率の為には必須となります。
できれば、破壊除去、マナ送り、バウンスなどを組み合わせた、複数の除去手段がデッキにあるのが理想です。
リソースを意識する
最近のクイックピックは、リソースを回復するカードが一定数なければ息切れを起こしやすい環境になっています。
そのため、リソースを確保できるカードを一定数入れることは重要です。
また、クイックピックでは山札もリソースとして数えられます。
リソースを回復できないデッキではトップデックの強さが重要になりますし、どのくらい山を消費するか(=LOするか)も注目すべき観点です。
山札が30枚しかないルールであるため、気をつけずに強制で山札を削るカードを入れ過ぎるとすぐにLOするので本当に注意しましょう。
テキストを読む
今更何を言っているんだ?と思われる方も多いでしょうが、なんならこの記事で最も伝えたいことです。
クイックピックでは、通常構築ではあまり使われないカードやテキストもよく使います。
知っているつもりのカードでも知らなかったり忘れていたりするテキストは多いです。
相手がテキストを見落としているおかげで拾った試合、自分がテキストを忘れていたせいで落とした試合は無数にあります。
公開領域にあるカードのテキストは、絶対に一度目を通しましょう。
公開領域にあるカードのテキストは、絶対に一度目を通しましょう。
おわりに
長い文章にお付き合いいただきありがとうございました。
これがあなたがクイックピックを始めるきっかけになれば、これ程嬉しいことはありません。
最後に、繰り返しになりますが、ご意見、ご感想、ご質問などあれば私のDM、マシュマロなどにご連絡いただければ幸いです。(https://twitter.com/BUcy1h/へいたんにマシュマロを投げる | マシュマロ (marshmallow-qa.com))
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