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feppiness3期目が終わって思うこと

8月2日は会社の誕生日。
2021年の今日、feppiness株式会社を創業した。

インスタでDMをいただいて、「そういえば創業した経緯を書いた記事ってなかったな…」と思ったので、3期目のふりかえりも含めて書いてみる。

僕はもともとSNSマーケティングを一番のプロフェッショナル領域としてコンサルタントをフリーランスとしてやっていた。もともと会社員は保険業界とわりとお堅い金融業界で、30歳を機にいろいろ人生を見つめ直すようになり、自由なライフスタイルを実現したく、何ができるか?と何年もかかってたどり着いた独立だった。

自由気ままなフリーランスだった僕がなぜ会社を作ろうと思ったのか?

理由は2つ

1つ目は今後の事業の目標を叶えるときに法人化が必要だったから。
当時は手帳pure life diaryのプロト版を制作していた頃。まだ右も左もわからない頃だったけど、後々ハンズやロフトさんで手帳が並んだらいいなと思って調べていて法人化が必要だなと感じていた。

とはいえ、当時はまだ先の話だから今すぐに会社を作らなくても大丈夫な状況。

主な理由は2つ目だ。
2020年秋から2021年4月までMindset Coaching Academyに通っていた。
コーチという職業における自己適用、自己変革、そしてunselfishに生きるということを学び、体現していく過程だった。

その中でこのまま自由気ままなフリーランスをしている自分のままってダサいなって思うようになっていた。もちろん仕事に対しては自信を持ってやっていたけど、もっと社会の責任を引き受けたり、社会に役に立てるようなインパクトを残すようなことを仕事を通じてやっていきたいと思うようになっていた。コーチングスクール以外にもおそらく自分がある程度満たされてきたからこそ、利他に意識が向けられるようになったこともある。

そんな経緯もあって今すぐ会社にする必要はないけど、自分自身の覚悟として会社を立ててやっていこうと思い創業した。

会社名は数ヶ月悩んだけど、最終的に、字画、語感、音感、意味としてしっくりきたfeppinessという名前にした。

feppinessとは英語のfeelとhappinessを足した造語で、「しあわせを感じられる社会をつくる」という会社のVISIONにもなっている。こういう細かなところにこだわるのは自分の中のアーティストの部分だ。

会社にしてからはしばらくは正直なんだかいろんなことが窮屈になったりちょっと憂鬱になった時もある。「自由を求めて独立したけど、また会社員みたいに戻っていくな」と。もちろん世の経営者の人に比べると僕なんか自由なんだけど…

創業した時はまだフリーランスの延長みたいで、自分が稼働や運営の中心だった。ふりかえってみると、自分はできる!みたいな奢りが結構あったと思う。

3期目が終わって思うのは、自分ができることなんてちっぽけ。チームのメンバーがいてくれるから会社の業務がまわっている、おかげ様…と心から思えるようになった。僕がやることは突き詰めると、「航路を示すこと」「環境設計」の2つしかないなと思うようになった。代表としての仕事は何か?と聞かれるとこの2つ。

個人として、才能を発揮していくところは、コンテンツを作ったり、考えたり、着想したり、そんなところだと思う。

あとは基本的には人に教えたり、導いていくのは好きなんだなと、自分の歴史を内省していくうえで気づいた。

取り残されている課題解決が使命であって、自分は人には興味ないのかなと思ってたけど、コーチに「へいすけさんは人にしか興味ないですよ、コトだけのはあんまり動いてないですし」と言われてハッとした。人ベースで、コトに抽象度を上げて課題解決しているんだなと。

話は戻ってフリーランスの時と会社にして何が変わったか?
フリーランスの時は自分のできること、得意なことで目の前の人に役に立つ、価値を提供してお金をいただくという感じだった。

会社にして変わったのは、自分たちは
・事業を通して社会にどう役立つのか?
・何の課題を解決するのか?
・自社ベースだけでなく業界ベースで考える
・抽象度を上げた時に自分の関係する業界は何業界まで入る?
・日本のトップは?世界のトップは?その基準は?
以前より広い視野と高い視点で常に考えるようになった。

そうすると昔は全然想像つかなかった雲の上のようなことも、だんだん手を伸ばせば届くんじゃないか?と思えるようになってくる。公言をしたらバカにされるくらい今の自分たちからしたら「何を言ってんの?」と思われると思うし、過去にそういう体験もしてきたけど、そう思えるんだからやるべきことをやっていこうと思う。

1〜3期通じて常に考えてきたし、自分たちが守りたい顧客について徹底的に考え、行動し、改善をしてきた。もちろんこれからもずっとこのループを回していくだろう。

4期目に入る今1番感じていることは、チームの体制のバージョンアップ必要性とチームメンバーのウェルビーイング。

今まで一人社長+業務委託で事業を行ってきた。最初は数人だった業務委託のメンバーさんも今では20名超える。チームビルディングの本は今まで20冊以上は読んだきたり、自分自身がコーチという職業であること、コミュニティ運営をしたり、会社員の時のマネジメント経験もあって、まわりのいろんな話と比較しても、業務委託だけのチームでも比較的良いチームは作れている自負はあった。
だけど、これから先にもっと大きな挑戦をしていくにあたってはもっとfeppinessにコミットしてくれたり、大きな力を貸してくれることが必要だなと感じてきてる今日この頃。

4期目の途中から正社員を雇うことを決めています。固定費を増えたり、それが続くわけなので、経営する身とてしては正直ドキドキしていますが決断しました。
と同時に、pure life diaryはセルフコーチング、セルフケア、自己実現、ウェルビーイングがテーマであり、ウェルビーイングアワード2024のファイナリスト選出された会社としても、従業員のウェルビーイングやTO BEサークル(人生の8つの領域)がfeppinessで働くことによって叶うことを実現していきたいと思っている。もちろん給与体系も含めて。

SNSにより個人で稼ぐが民主化された今、その解像度が高いSNSマーケターの僕だからこそ言える、一人では決してできなかったり、到達が難しいけど、組織に属しているからできる大きな挑戦、大きな夢をみんなで叶える、組織だからこそ役割分担で働きやすさと、働きがいある、そんなことをfeppinessを通じて実現できたらと思う。

あとは業務のことで言えば、アナログな手帳を作っている会社が今社内の業務とAIとの接続をわりと本格的に取り組んでいます。この時代だからこそ、ツールで解決した方がいいこと、AIを使うことで、顧客への還元はもちろん、チームの仲間が楽をできるようになり、よりクリエティブな仕事へチャレンジできる環境を整備しています。ここ数ヶ月だけでもだいぶ世界が変わってきたので、来年のふりかえりにはどうなっているんだろうと思ってここに記しておこうと思う。

そして、4期目は視察中心だった今までと違い、いよいよプロダクトを国境こえて届けていきたい、世界への扉もノックしていこうと思う。

半年前は掲げる目標の1%くらいまできたかなと思ってたけどゴール更新したから今は行きたいゴールの0.01%までになってしまった(笑)

やりたいことはたくさんだから
仲間を社内外に増やして進んでいきたい。

ぜひ力を貸していただけると幸いです。

そして未来からの僕からのメッセージ
「小さくまとまるな、大きく羽ばたけ、勇気と遊び心といっしょに」






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