蝦夷っ子倶楽部奮闘記
皆様、ごきげんよう。
北海道競馬専門サロン、「蝦夷っ子倶楽部」の会長T田です。
6月の函館に始まり、先週ついに札幌開催を終えた今年の北海道競馬。
白毛のハヤヤッコが函館記念を勝ったり、メイショウミモザがキーンランドCで世界大外ぶん回し選手権で優勝したり愛する横山武史が2年連続北海道リーディングを獲得したり、今年も様々なドラマが起きた北海道競馬。
この記事をご覧の皆様にとって、今年の北海道競馬がどんな北海道競馬となりましたでしょうか。
夢、叶いましたか?
「北海道競馬で夢を叶えたい!」というモットーを掲げて活動していた私としては、一人でも多くのフォロワー様が北海道競馬で夢を叶えてくれていたら幸いです。
さて、かくいう私はと言えば今年の北海道競馬において誰に命じられた訳でもないにも関わらず過酷なミッションを自らに課しておりました。
と言いますのが、
【【全レース勝負チャレンジ】】
という正に修羅の道でございました。
厳密には函館開催の中盤からこのチャレンジを開始しましたが、函館後半~札幌開催は新馬戦も含め、自信度が高いレースも低いレースも含め、わずか1レースとして「見」の選択肢は無し。
敵前逃亡は許されない、戦えるレースがある限りは弾を打ち尽くすのが蝦夷っ子倶楽部の掟ですゆえ。
つきましては、本noteにて約3か月間の過酷な奮闘記の結果発表とさせて頂ければと。
しかして本題に入る前に、このチャレンジを始めた理由と実際に行ってみた所感についても言及を。
●何故全レース勝負したのか?
こちら、簡単に言えば今の自分の競馬力を丸裸にしてみたかったというのが一番の理由でございます。
年間の回収率はいつでも確認できる訳ですが、普段僕は基本的に買う予定のないレースも家で暇してる時にはすかさず手を出してしまうギャンブルジャンキーです。
重賞や一部の平場などたまには真面目に予想する時もありますが、宝くじ感覚で初めて名前を聞いた馬を買うのも趣味でして、この手癖の悪さでどれだけのお金と回収率が犠牲になったのかは言うまでもありません。
そこで、北海道開催に関してはしっかりと各馬を分析して自分なりの真面目な予想をした上で馬券を買ってみようと決意した次第であります。
北海道開催だけは正真正銘年に一度の開催ですから、まっさらな状態から回収率の観測を行えるからです。
加えて、北海道開催の中ではレースの厳選をせずに全レース勝負を敢行したのは「試行回数」を確保するため。
単に回収率の向上を狙うだけならば、自信度の高いレースに予算を寄せて自信度の低いレースは見すべきという理屈はもちろん理解しております。
しかし、今回の主旨である「自身の競馬力測定」という観点を主軸に置きますと、当然レース数を減らせば減らすほどブレや確率の揺らぎが大きくなりますね。
当方、元々極度のパチンカスであるため、試行回数が伴わない結果はあまり信用致しません。
最初の千円で25回転回ったからという理由でその台に心中する方もいらっしゃいますが、1万円で200回転回った台が次の1万円では140回転すら下回ることも実際はザラにあります。
上ブレ下ブレを極力無くした回収率を出す、それが全レース勝負を決意した最大の理由という訳です。
●北海道競馬限定で戦ってみたメリットとデメリットについて
①各馬の認識が深まる
普段何の制約もなく平場のレースなんかをしようとすると、まずはどの馬がどんな特徴を持っている馬なのかさえようわからん状態から予想をスタートする方も多いかと。
しかし、一つの会場に固定して延々と勝負しているといやでも出走してくる馬を覚えます。
木曜の出走確定後の出馬表を見る度に、
「またお前か」
と何度呟いたことでしょうか。
そうして毎週北海道競馬に向き合う内に各馬が逃げ馬なのか、差し馬なのか、あるいは前走どういう競馬をして負けたのか、など調べずとも自然と記憶できていったのは会場縛りの明確なメリットだったように思います。
②レース結果の傾向を判別しやすい
前述したように、一つの会場に縛って競馬を見続けることで各馬の力関係だけでなく馬場傾向や展開の傾向もやはり自然と体感しやすくなります。
馬場のどこを通った馬が伸びているのか、逃げた馬が残る馬場なのかそうでないのか。
3会場をバラバラに勝負するよりも、会場を縛ることでその会場に特化した傾向分析をしやすいということも、確かな利点であったように思います。
③北海道縛りで感じた弊害
①、②で記した通り当然同じ会場だけ選んで馬券を買っていれば自然と多くの情報が身に付きます。
しかし、時にはそうした先入観が弊害となって外した馬券も多く存在しました。
滞在競馬による連闘も多く、前走で戦った馬同士が次週あるいは次々週に再度マッチングするケースも大変多いのが北海道競馬です。
故に前走の結果を踏まえて予想できることもメリットではあるのですが、一見すると格付けが終わった馬同士の再戦でも結果がひっくり返ることも多く、安易に前走内容を基に予想を構築すると的外れな予想になることも多かったのが事実。
単純な当日のデキ、前走とは全く異なるレース展開の発生、騎乗の良し悪しなど、レース当日にのみ発生し得る事象を予想に取り込む実力の至らなさを痛感することも多かったなと、この夏を振り返り感じた次第であります。
●結果発表
さあ、ということで今年の北海道競馬全レースチャレンジの結果発表としましょう。
負けたーーー!!
ほぼ300Rもやって回収率96%とかいうニアピンのマイナス叩く奴おるぅ???
ということで、函館は厳密には全レースではありませんが、おおむね北海道競馬全レースチャレンジの結果は回収率「96%」という結果に終わりました(涙
一つだけ言い訳をしますとですね、日曜午後の時点で函館札幌の回収率は100%超えを記録していたのですが、函館&札幌の両100%超えを目指してマーチンゲール方式でジャブジャブ投資額を増やした結果、最後の最後で馬券を取れずにこのような結果となりました・・・笑
●まとめ
ということで、回収率100%には達しなかったものの、個人的には一人で勝手に始めたこの企画にチャレンジしてみて良かったと思っております。
短期間でおよそ300Rという試行回数(これが足りるか足りないかはさておき)を重ねた上で出た回収率としては悪くはないのかとも思う次第。
夏競馬の回収率を聞かれた時に「大体100%と答える奴、絶対嘘」説が巷では騒がれておりますが、流石にこれは「大体100%」と答えてもいいですよね?ね?いいよね?
とまあ、そんなことを言いつつも100%超えを逃した札幌最終日は一人ハンカチを噛み締めて悔しがっておりましたとも(笑)
これにて今年の北海道競馬が終了しましたが、蝦夷っ子倶楽部は永遠に不滅です。
また異なる形で、競馬TLを蝦夷っ子倶楽部が席巻する日も近いかと。
どうか皆様には、その日を楽しみにして頂けたらと。
ではでは、お後がよろしいようで。
蝦夷っ子倶楽部会長 T田