メソズナックル
全国紙のメソズナックルに毎号読者モデルとして出るようになってから海や街でよく声をかけられるようになっていった。
逆ナンとかもしばしばあったりした。
そんなおいしい最中、「イケメンジャー」という企画が立ち上がった。
総勢100名を超える男子の中からファン投票で採決され、ジゴ郎はあまり納得のいかないイエローに大抜擢された。
イケメンジャーの撮影は企画もので、ガチナンパ対決や女装対決、SM対決なんていうのもあった。
その中でも衝撃的だったのがゲテモノ対決だった。
ワニの手やカエルやトカゲなんていうのもいた。
煮たり焼いたりして食すのだ。
勝利の基準はわからないが大敗を喫したのだけは記憶にある。
そのイケメンジャーのブルーが急きょ姿を消した(以後音信不通)ことから、新しいメンバーを募集した。
そしてジゴ郎の推薦であるチーフがパープルに大抜擢されたのだった。
チーフは外見のインパクトを武器にコアなファンを味方につけていた。
パープルはその資質を活かし、SM対決の時には悲願の初優勝を果たしたのだった。