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1月30日:落語に学ぶzoomで話す時のひと工夫

おはようございます。

4月から人使いの荒い後輩たちが茨城に移住してくると知り冷や汗をかいているへいなかです。

#オマエラほんと俺づかいが雑やぞ  
#でも使い方を一番わかっとる  

さて今日は…

オンライン登壇が増えてわかってきたこと

について。

ぶっちゃけ真似はできないと思いますが「最近僕はここを意識してますよ」という話です。

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1)オンラインで削ぎ落とされるもの

空間。

オフラインでの会議やイベントは話者と聴衆の間に空間がある。講演などがうまい人は、その空間の使い方がうまい。

どこに立ち
どこを見て
どんな声を出すのか

領域展開して聴衆の視覚、聴覚、触覚を動かし、自分の世界に聴衆を身体ごと引きずり込んでいく。

オンラインではそれが難しい。

声は常にイヤホンやディスプレイから聴こえてくる。視線を動かす必要はほとんどなく、時には自宅の騒音なども混じる。

話す側としては特に、視線の誘導が難しい。

画面を凝視するだけの1時間は、ステージ上を歩きながら話してるのを聴く1時間とはまったく違うものだ。

この状況で画面の向こうに自分の領域を展開するのは難しい。

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2)落語家の技術

世に芸事はたくさんあるが…ある意味で落語というのはもっともzoomに近い状況だ。

何しろ演者はその場を動かない。

広いステージの真ん中に座り、座った状態ですべてのストーリーを表現し切る。小道具もなく相方もいない。

この「初天神」などは非常に良い例だ。
開始1分だけでも観てほしい。

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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。