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「Youtube=ダメ」はモッタイナイ!!
学校でも
少年院でも
障害児施設でも…
現場がかかえる課題の多くは、こどもではなく大人の側にあると思っています。ちょっと発想を変えれば解決の糸口が見えてくるし、そもそも「大した問題じゃないね!」と思えることも多い。
じゃ、大人にどんな課題があるのか…って話。いろいろあるけど、「それ、ちょっと捉え方雑じゃない?」というのは大抵の現場で起きている。
大谷翔平を基準に野球選手全員を「二刀流」だと思ってたら、盛大に勘違いだ。さすがにそんな人はいないだろうけど、教育・子育ての現場ではこういう勘違いがそこらじゅうで起きている。
その1つの例が「Youtubeばっか見て‼️」というアンチYoutube現象だ。いまだに見かける。実にもったいない。
1.Youtuberだってさまざま
こどもたちがよく見ているジャンルに「ゲーム実況」というのがある。ポケモンやマイクラなど、Youtuberが実際にプレイしながらその画面と本人の音声を配信するものだ。
芸能人もわりと参戦しているジャンルで、まぁたしかに面白い。
で、うちの娘も最近、ポケモンの実況動画を見ているのですが…横目に見ているとざっくり2種類な気がしてきた。
・普通におしゃべりが上手い人
・ただひとり言を喋ってる人
後者はほんと、つまらない。目に見えたものと自分の感情をひたすらたれ流してるだけ。極めて失礼な表現だが、その喋り方にも「オタク感」が出ていて、一昔前「アキバ系」と言われていた人たちのそれに似ている。
その一方でたとえばヒカキンさんの動画などは、話自体のリズムがよく、聴いていて飽きない。
好みの問題といえばそれまでだけど、正直、オタク感の強い一人喋りの実況動画は好きになれない。個人的には見ないほうがいいな…とも思っている。
2.考察〜Youtubeのちいさな影響〜
僕は動画編集者ではないから、極めて浅い話になるけれど、Youtubeなどの動画は基本的に「間」を切っていくものだ。
考察の間
息継ぎの間
言い淀みの間…
小さな間をどんどん切って、無声の瞬間を限りなくゼロにしていく。さらに録画したものをちょっと早回しにして公開するケースもあるようだ。
そこにオタク系の話し方が加わるともう…個人的には聴いていて気持ち悪さしか出てこない。人は聴いているものの影響を受けるから、そんな動画ばかり見ているとコミュニケーションが気持ち悪くなるんじゃないかと思っている。(極めて雑な理屈であることは承知しています)
なんでそうなっているのかというと…それはきっと、「しゃべりのヘタな人がYoutuberになっているから」だと思う。
しゃべりのヘタな人は、間を使えない。間に耐えられずに何か言わねばと焦った結果、「あー」とか「えー」とか言ってしまう。(結婚式の下手くそなスピーチはその典型。)
で、そういう人が動画をつくると、変な部分をどんどんカットしていく。結果、速射砲のように抑揚のないひとり言を垂れ流す動画ができあがる。
しゃべりの上手い人の動画はそれがない。変に間をつめなくても聴いていられるリズミカルな話になっている。(もちろん編集している部分もあるけれど)
3.へいなか的無害だなと思う動画たち
ということで、へいなか家では僕と妻が「この人の動画は観ていて飽きないね」とか「この人のは内容的にも害がないね」と判断しているものがある。
それ以外のものを観ていても、むりやり止めることはしないが「パパは好きじゃない」とか「この人の動画はつまらない」と素直に感想を共有するようにしている。
「Youtubeだからダメ」ではなく、Youtubeの中にも自分の基準に照らして優劣や正邪のようなものがあるという話。
せっかくなので、へいなか家で娘がよく観ているものを紹介してみます。(ゲーム実況以外のものも含めて)
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へいなか
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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。