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【今更ふりかえり】ふくしLabo 大忘年会 2024@名古屋

凄まじい景色でした。


ほんとにこの人たち福祉の人たち?と変な疑問が浮かぶほどの熱量。会場のキャパギリギリの大集合。楽しかったし、勉強になったし、刺激を受けた。


で…


もう数週間経ってあらためて考えてると、あれはたぶん…熱を共有できることが嬉しかったんだと思う。僕だけじゃなくて、来てる人みんなが。


正直言って福祉の現場は地味だし暗い。僕は2007年から社会人になったけど、今の職場(会社員として勤めてるとこ)が一番アナログだし、いろんな意味で整ってない。


新卒で入った2007年の商社の方が2024年の弊社よりデジタル化してたんじゃないかと思う。仕事が流れるスピード感もちがう。


その原因や責任を論じるつもりはないが、とにかく福祉の現場は無駄やくだらないトラブルが多い。


20年前からあるあたりまえの技術(Excelとか)すら平気な顔して「わからん」と言う。ファイル名と形式を指定して保存するのすらむずかしい人たちは、もう給料半額にしてほしい。



それはきっとどこの地域でもいっしょで、一部気鋭の事業所を除けば、大半の現場は似たようなもんだろう。つまり、デキる奴や勢いのある奴が強烈に孤独を感じる現場なんだ。


デキる奴らが孤独をかかえるのはどこの業界でも一緒だろうが、支援者自身が精神疾患やら何やらをかかえまくってる福祉業界の歪さは群を抜いてる。賢くて強い奴はみんな、「それでもチームでやるしかない」と現実を受け止めながら歯がゆい思いをかかえて奮闘してる。


そんな中、SNSでつながって刺激し合って交流してきた人たち。あの会場ではきっと、その孤独が癒やされてたんじゃないかと思う。



熱と力のある奴が集まる…。それは時に、その他大勢を置き去りにする。福祉の現場では時にそれが、本来支援すべき「利用者さんの置き去り」になることもある。


だから、熱くてかっこいいことが常に正義だとは思わない。でも…それでも僕は、熱と力のある奴が状況を変えていくと信じてる。


現場では全開にできないその熱を、躊躇なく放出できる場になっていたのなら、やっぱりあの大忘年会はそれ自体が価値的だったんじゃないかと思う。


ありがとうございました。



(余談)

大忘年会の翌日、家路の途中で茨城県内の教育者のあつまりを2つはしごした。そのうち最初に寄った方では正直、「まだそんな議論してんの?」と思うこともあった。


相互交流を主眼としたあつまりながら、代表2名が実践報告をしていたが、なかなか学校に適応できない子に対して「その子の可能性を信じて」みたいなエモい言葉ばかり並べて報告してた。


僕は知ってる。そのあつまりでは20年前もそう言ってたんだ。なんのアップデートもされてない。


こどもの可能性を信じ抜くなんてあたりまえのこと。その上で具体的に何をどう変えたのかをスキルとして語ってほしい。2歩手前くらいの雰囲気を感じてちょっとモヤることが多かった。


それはきっと…大忘年会に限らず名古屋で出会った奴らとの落差の影響が大きいのだろうと思う。


偉そうなことを言えた立場ではないが、やはり自身をアップデートし続ける人たちは総じて熱くてかっこいい気がしている。


2024.12.17
へいなか


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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。