12月19日:非行少年のムラっ気と帰る場所を残す意味。
おはようございます。
完全に平日以上に頭を使い込んだ日曜を過ごしているへいなかです。今日のスケジュールはもはや振り返りたくもないほどの濃密さでしたw
一体何人と出会って、何時間語り合ったことやら。
今日は、そんな日曜のスケジュールとはまったく関係ない話を。
僕自身の見込みの甘さと軌道修正の話です。
・・・・・・・
先月から少しずつただのおしゃべりをYoutubeに公開しています。
友人とお話したり、独りでしゃべったり。
別に定期的に更新するものでもなく本当に「どうせしゃべるなら一応Youtubeに残しておこうかな」くらいの気持ちでたいした労力はかけていません。
このチャンネルの一番大事な目的は、対談ではなくむしろ独りしゃべりの方。今、この社会のどこかにいる教え子たちに向けたQ&Aを映像で残すこと。
数ヶ月前にも少し書いた気がしますが、これは「質問にきちんと答えてくれる大人」がいない彼らへの「気軽に質問できる場所」の提供なのです。
少年院でもずっとやってきたこと。
退職後、月に1〜2名が連絡をくれて、時には質問や相談もあった。個別に文字で回答していたけれど、どうせなら映像で残した方が少年院の中で語らってたころの感覚に近いのでは…と思って始めたのです。
リアルタイムには見れない人もいるだろうと思い、事前に質問を受け付けることにして、公式LINEに招待した。
んで
先月第1回の独り喋り。
先週が第2回。
「教養講座」は本当に少年院で使っていた名称。
大学の授業並の内容を身近な比喩でわかりやすく…が基本。
公式LINEには10名弱の教え子たちに加え、数名の保護者が登録して、最初の頃は一部の人たちから積極的に質問が来た。
これはイケるかなと思ったけれどそう思いどおりにはいかないもんで…
第2回の時点ですでに、大半はまともに返信も来なかった。もちろんこちらの告知の仕方やタイミングも悪かったのだが。
これがただのモノづくりなら即撤退でもいいレベルのコケ方だろうと思う。
ただ…
それでも僕は、今後月2回程度の独りしゃべりを続けていこうと思っている。それはやっぱり、非行少年たちが駆け込む先を残しておきたいからだ。
非行少年は気持ちにムラがある。
ハッシャダイで働いてる友人曰く、ヤンキーインターンでも似たような状況はあるらしい。
少年院とちがい、モチベーションを保つための法務教官のような存在がいないから、気持ち次第で積極的に連絡をよこす時とまったく音沙汰ない時の差が激しい。
辞めるのは簡単だけど、結局、スマホから簡単に連絡ができる大人なんてそうはいないわけで、だから僕は #塀の中の教室 の発信と同様、彼らのためにYoutubeでも語りかけていく。
ただ…
さすがになんのネタもなく独りでしゃべり続けるのは難しいし寂しい。
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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。