仲間のアクションを勝手に応援する(78)
はじめに一言お断りを。
1.へいなかとハッシャダイ
僕がTwitterを開設し「へいなか」になった2018年…。その年の夏、僕はハッシャダイを知りました。きっかけは、ある高校生のクラファン。「学費を集めたい」と立てられたクラウドファンディングに僕が数千円を寄付し、縁あってその高校生と直接会った。その中で紹介されたのがハッシャダイだ。
そんなビジョンを「Choose Your Life」というメッセージに込め全国を飛び回る彼らを、僕はいろんな手を尽くして少年院に呼んだ。
当時株式会社だった彼らを少年院に呼ぶのは決して簡単ではなく、たった90分の講演会を実現するのに3ヶ月以上もかかったのを憶えている。
以来彼らとの交流は続き、僕が彼らのお手伝いをすることも増えた。彼らと一緒に登壇したり、彼らと椅子を並べて若者と語らったり。
今も「project:ZENKAI」というトヨタが出資するプロジェクトに加わって、彼らのもとに集った若者たちのお手伝いをしている。
熱量と視点が近い彼らとの協働はいつも刺激的。仕事でありながら僕の方こそ勉強させてもらっている。
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2.Choose Your Life FES '23
そんな彼らが今、1000万というゴールを掲げてクラウドファンディングに挑戦している。
僕には想像もできないスケールで、正直ただ数千円を出し、こうして眺めていることしかできないが、ぶっちゃけた話…
と思う。
プロジェクト公開から5日くらい経ったが、達成率は約30%。達成するプロジェクトの多くはこの時点で半分を超えているか、もう達成するくらいの勢いだ。日数的にはまだあるものの、等速で走り続けることは難しいので、ギリギリ足りないんじゃないか…と思ったりもする。
このプロジェクトはALL-in。
つまり1000万に届かなくても、集まったお金は彼らのところに届く。そして彼らはきっと、もしこのままフィニッシュしてもフェスを実行するだろう。
彼らの日頃の活動にはスポンサー企業もたくさんいる。いざとなれば彼らに頭を下げて金を借りればなんとかなる。
このプロジェクトは最初からゴール(イベント開催)すること自体は決まったものなんじゃないかと思う。あとは…
というソーシャルインパクトの問題だ。
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3.現状の課題
僕は今朝、5,000円コースで寄付をした。本当は初日にすべきことだったが金額を考えて少し躊躇した。
10000円コースには当日のフェスの視聴券がついてくる。でも1万円か…。子育てをしているThe庶民の僕が、妻にも娘にも1円も帰ってこない形でその金額を出すことを躊躇した。
正直5000円でも躊躇した。
3000円ならサクッと出した気がする。
だったらもっと支援が集まるんじゃないかと思う。5000円は今やサラリーマンが飲み会で使う金額よりも高い。
それでもライブが観れるなら安いもの。自分たちにもリターンがあり、若者の支援ができる。
当日のライブ配信をどんな形で行うのかわからないけれど、FacebookライブやYoutubeの限定公開なら正直そこまで手間はかからないから、5000円に視聴券をつけてもそんなに問題はない。
もちろんこのプロジェクトの本来の目的は「若者を応援する」であり、支援者の数は応援者の数と言いたいわけで、そういう意味では視聴券で釣るような形をあえて避けたのかもしれないけれど…
そこはまぁ美学と哲学のせめぎあい。
僕なら「当日も一緒に参加してお祝いのメッセージを贈ってください!会場にも映写します!」みたいな設計にして配信視聴の同時接続を増やす方向に持っていった方が気持ちいいんじゃないかな…と思う。
彼らの知名度・認知度で5日で200人強というのは明らかに少なすぎると思うのだが…それは結局、こうした微妙なハードルの高さがあるんじゃないかと思う。
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4.最後に
今からやるなら…僕ならリターンを追加する。
これなら5000円払った僕が、当日までの間に「せめてもう少し」と思って追加する可能性がある。
ぶっちゃけもう一回5000円を払うことはできない。(それなら最初から1万円コースにして配信観たいし、その可能性を検討してここ数日迷ってたわけなので)
僕みたいなのがどれだけいるかわからないが…「1000円なら出せる」って人もきっといる。
それが1000万という額に対して適切かどうかわからないが…社会に対してのアクションなら参加できる人を増やしてムーブメントを作った方がいいんじゃないかと僕は思う。
JET BOOKというプロジェクトはたしか3000円からだった。
「本を贈る」に対する3000円は「1冊を購入して贈る」という具体的な使い道とちょうど釣り合う。だからきっと「私もせめて1冊だけ」と乗っかった人がいた。
結果5000人以上の人が支援してちょっとしたバズを生んだ。
ハッシャダイは、若者と経営者と教員に支持者が多いイメージだ。デカい金額は経営者が入れてくれるだろう。単価の低さはきっとそこでカバーできる。
なんなら「法人限定スポンサーコース 10万円」を作ってもいい。「当日の配布物にロゴ入れます!」みたいな。
なんなら「試供品配る権30万円」もいい。18歳600人に試供品を渡せるならなくはない選択だろう。
やったこともない僕が偉そうに勝手なことをつらつら書いてきたが、いいたいことはただ1つ。
それでもこのプロジェクトは成功してほしい。
勝山さん
三浦さん
がんばれ。
気になった方は覗いてみてください。
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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。