劣等感を生み出す「ラーケーション」の勘違い
ラーケーションとは、「学校外での学び」のために出席扱いで学校を休める制度。最近はじまったもので、まだまだ手探りではあるものの、僕の知る限りわりと茨城県内でも活用している家庭がある。
先生からは「授業を休まれるのはちょっと…」と言った不満めいた声も聞こえてくるが、ぶっちゃけ何を言ってんだか…と僕は思っている。
ラーケーションなんかなくたってどこの学級でも体調不良で数日休む子はいるし、そもそも不登校や長期欠席がアホみたいに増えてる状況で、児童生徒の欠席に文句言うほうが筋通らんよ。考え方変えた方がいい。
が…
ちらっと聞こえてくるところでは、保護者の方も考え方を改めた方がよいケースがある。
現状、ラーケーションを使うのは大抵、旅行だ。茨城県民の場合、本気でディズニーを満喫しようと思ったら日帰りではしんどいので、ラーケーションを使って宿泊しながら行く人も多い様子。
それ自体は別に構わんと思う。
正直、僕だってそうしたい。
ただ…
そうしたお金のかかるレジャーで使うケースが先行しているために、かえって劣等感や不遇感を感じている家庭も少なくないようだ。
そりゃそうだろう。
生活に困窮してたらレジャーどころじゃない。
でも…
その考えはちょっともったいないと感じている。ラーケーションはレジャーのための制度ではない。
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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。