小学校受験の塾選びから感じたこと【体験記&コラム】#11
以前、近所の小学校受験塾について記しましたが、今回は我が家の塾選びについてです。
我が家は次の点を重視しました。
自宅&保育園から近いこと
志望校の対策講座があること
実績豊富なこと
以下、それぞれの解説です。
1. 自宅&保育園から近いこと
塾には平日および土日に通うことになります。
平日、保育園から塾へ送迎しやすいこと、土日も自宅から送迎しやすい距離にあることを最重要視しました。
2. 志望校の対策講座があること
多くの塾において、普遍的な内容の基本講座に加えて、小学校ごとの対策講座を設けています。
複数の校舎を展開するジャックや伸芽会などの大手塾の場合、対策講座が校舎ごとに異なる点に気をつける必要があります。
例えば伸芽会の場合、
幼稚舎対策は広尾教室
青山対策は渋谷教室
雙葉対策なら飯田橋教室
などのように、対象小学校の最寄り校舎で対策講座を提供しています。
基本講座はどの校舎でも受けられますが、志望校に特化した講座を受けさせたい場合は、遠征が必要となる場合があります。
3. 実績豊富なこと
全ての塾に通ってカリキュラムや教え方などの定性要素を定量的に比較検討することは困難です。
結果を厳格に求めない習い事であれば、体験授業を通じて合う/合わないレベルの感覚的判断でも良いと思います。
しかし、小学校受験の目的は合格という結果であるため、できる限り定量的な判断をしたいところです。
そのための指標が合格実績となりますが、分母となる在籍数は公表されていません。
そのため、確率論としてどの塾が最適かという判断はできません。
ジャックや伸芽会などのIRが公開されている企業ならば、売上から想定される分母を導き出して合格率を推測することもできなくはありません。
また、各塾の生徒数と実績を聞き出すなどの直接的行動を取っても良いと思います。
我が家は、塾や教室ごとの合格率までは調べることなく、全体の実績数=ノウハウとメソッドの蓄積と捉えるまでにとどめ、実績豊富なところを選択肢としました。
塾選びから思うこと
塾を選びを通して感じたこととして、小学校受験に有利な環境要素として次の点が挙げられると思います。
・住まいは志望校の近く(=塾も近い)
・塾への送迎に時間を確保できる家庭
例えば幼稚舎を志望校とするならば、
幼稚舎に強い塾は恵比寿、広尾、麻布界隈に存在します。
そこに子供含めて苦労なく通える住まいが理想となります。
小学校受験は中学受験と異なり、親の時間リソースの投入が求められる点が特徴です。
親が送迎できるということは、専業主婦・主夫家庭、または共働きでも裁量労働やリモートワークで時間に融通の効く家庭にアドバンテージがあると言えます。
小学校受験全体で言えば、他にも様々な要素が存在しますが、今回は塾選びを通じて感じた、地理的要件や親の可処分時間の観点について記しました。
なかなか大変な世界と思います。
めげずに頑張っていきましょう。