へいく的お舟ムダ概念「安全距離」について

普段口に出したことないですが、実は使っているものに安全距離というものがあります。ざっくり言うと「相手の砲弾を躱せるor被弾を抑える権利がある距離」です。例えば僕のハバロだと13kmくらいが対戦艦の安全距離です(ざこ)。それより近いとヘルスを多少使いながらの戦闘になります。そんな感じ。
この距離が長いと言われても、そもそもこの距離は技量&対面の敵次第なので答えはありません。いろいろ船には性能を決めている要素がありますが、安全距離に関連するものは以下の通り。

自分の船の要素では
・最高速力
・加速力
・舵の軽さ
・船体の小ささ
・装甲

相手の船の要素では
・弾速
・散布界
・σ
・弾種
・αダメージ

他の要素
・射線の数
・回避の技量

です。基本的に速力が高いほどよくて(例外はブウィスカヴィツァ。最高速力に達しない)、加速がいいほどよくて、舵が軽く旋回半径が小さいほどいい…以下同様って感じです。

これに+αとして修理班が出てきます。ようは、受けるダメージよりも回復量が多ければ実質全回避しているのと同じなのでそこも安全距離になります(暴論)。


一般に駆逐が警戒するであろうヴェネツィアや蔵王とかの高弾速組は、乗る船によっては安全距離>主砲射程となり煙幕や島などを使わないとそもそも砲撃したら死にます。

こんな感じ。

安全距離は短ければ短いほどいい値で、射程との差が長いほど自分の立ち位置が自由になるっていう感じのイメージ。この距離を知っておくことで(もちろん相手の技量でも可変するとはいっても)、今この場面で砲撃して火力とヘイトを稼ぐべきか、そもそも砲撃しないほうがいいのかの基準になります。

なんとなくわかったでしょうか。勝手に作った概念なのでふーんって感じで押さえておいて問題ありません。

さて、もちろん各々の技量が影響するので具体的な数字を出しません。これから話すのは安全距離の見極め方です。これは単純です。ランダムに出て適当に砲撃してみてください。躱せるのであればもっと近づきましょう。躱せないなら少し後ろ目、って感じで探るのもありなんですけどこんなんやらなくても「撃ったら死ぬなぁ……」ってラインあると思うんですよね。後はそれを基準にしてやってけばいいと思います。

それでいいの? と思うかもしれないですけど、自分が撃ったら死ぬ! でほんとに死ぬならその感覚は腕前に合っているので問題ないです。そしてこの距離が射程と同じくらいとか、猶予があまりない人はまず砲撃を主体とする駆逐に乘るべきではありません。

安全距離を活かそう

雷駆の場合
そもそも砲撃する=位置バレなので基本的には考積極的に砲撃しません。が、やっぱりどうしても味方がミリ残すことはあるはずで、その時に撃って沈めきれるかどうか、撃って沈めるまでにどこまで周りからもらうかの計算に使います。

安全距離でというのならちゃんと砲弾見ながら攻撃すればそこまで痛いのはもらわないですし、そうでないなら沈め次第煙幕なりで隠蔽に入れるようにしましょう。基本的にはそれくらいですかね。ヘルス使いすぎるな…ってときは撃たない方が吉。

唯一安全距離が実質0kmになるものがありまして、それは相手の方がこっちに向かない時でそういう時かつ自分の位置バレが問題ない時ならちょっかいかけるのはありです。ただ基本的に撃ち続けるの自体がリスクになるのと、常に位置バレしている駆逐の魚雷は怖くないので火災付けたら、とか一斉射だけとかに留める方がいいと思います。撃ちたきゃ撃っていいですけど。

砲駆の場合
常にこればっかり考えてるというわけではないです。こんなことを考えるより先に射線を減らす方がいいでしょう。それが先です。というのも射線が多ければ多いほど基本的には意識しないといけない砲弾が増え、それによって自分自身のキャパシティが厳しくなるのでタイマンで問題なくても回避が難しくなりがちです。

もちろん「危ないやつ」だけを見ることで多少はマシになるんですが、だからといって回避できるわけではないです。のでまずは射線を減らしましょう。

それができてから安全距離です(たまに逆)。
射線減らしてもコイツの前じゃ撃てないやん……ってなら無理することはないですよね。そういうことです。あくまでも意識するものを減らしたうえで、その後にどうかっていうお話です。まぁ基本的に撃てない! ってなる方が珍しいと思いますけども……。

ちなみに安全距離を無視する場合もあるというか、大抵無視してます。勝てないから。
劣勢な時にそういう安牌だけ打ってもどうしようもないんですよね。麻雀だって将棋だってそうです。安全に安全にってやってて勝ちが勝ちになることはあっても負けが勝ちになることはありません。なんなら勝ちを負けにすることすらあります。

劣勢な時はリスクを取ってでも火力を吐くべきですし、優勢を確実なものにするために沈めきらなければならないときはリスクとか知ったことじゃないです。

だって駆逐は死んでなければ何やってもいいんですからね。
当人はこれです。

結局この概念……いる……?

A.駆逐は死ななければ何やってもいいのでいらない。

蛇足のあとがき(船要素ほぼ0)

今回もまためちゃてきとーな内容です。こんなん考えてるんかーって感じ。ていうか僕に真面目なやつ求められてないだろうからいいでしょう。この安全距離というやつの元となってるのは将棋でいう「n手スキ」という概念。これは相手の行動を放置していたときに自分の王に何手で王手がかかるか、というもので一直線の切り合いになったときはスキが短い方が勝ちます。逆に長い方はどうにかして速度を逆転しないと勝てません。

お舟的には、安全距離の中にいるうちはその船自体は負けないものの、他の要素があるので別にこれ自体に試合の勝ち負けを決めるほど強力な要素ではないんですけどね。こんな感じに僕の思考回路は全て将棋が元になっています。お舟に限らず、生活するうえでほとんどなので割と病的かもしれないけど、まぁずーっとやってたらこうなりますね。小学生の長期休みとか毎日朝10時から夜9時まで道場に入り浸っていたような生活送っていたので、一週間で77時間将棋してました。3/7将棋です。起きてる時間のほとんどやんけ。

今となっては道場の営業時間短縮やらなんやらでそんな生活したくてもできないというのが悲しいところ。コロナとかなかったら少しは違ったんでしょうか。一時期コロナのせいで将棋界は大変なことになっていました。道場で一局指すたびに駒を消毒する(プラスチックなのでできる)とかやってました。あの時期一体何だったんすかね。少なくとも集団感染とかはしなかったのでいいんすけど。ネット将棋は?って話なんですが、ネット将棋は相手の顔が見えなくてマジでおもろくないです。顔が見えないと相手の反応がわからなくて、対話している感じがしないのがつらいですね。あと感想戦もあんまできないし。将棋倶楽部24はそういう機能あるんですが、できた試しがあんまり…。

お船民で指したいって人がいたら言ってくださいね。アマ五段くらいあるとだけは言っておきます。雑に言えば、地域代表になれるくらいと言ったところ。ま、弱いんでそんな経験はないですけど。

マジで蛇足すぎるんでこんなペースで続けようかなと思ったんですけど本文より長くなりそうなのでこの辺で。また次回。こっちが本編とか言ってはいけない。

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