「しあわせ」ってなんでこの文字の組み合わせなんだろう?
「みなさんは、幸せですか?」そういきなり聴かれてどう答えますか?
わたしは迷わず「もちろんです」とお答えします。しかし、
し・あ・わ・せ
って、なんで50文字以上ある「ひらがな」で4つの文字の組み合わせなんだろう?と気になってしまい調べてみました。今日はそんなお話です。
【しあわせ】の語源
まず、しあわせ(幸せ)の語源は
しあわせる
という、【“為る“と“合わせる“】をくみあわせた言葉で【めぐり合わせ】の意味で、ものごとを“評価“する語として室町時代から使われていました。
時がたち江戸時代になると今の「しあわせ」と【幸運なこと】をあらわす言葉になったそうです。さらに、“こと“よりも気持ちの面に意味がかわり、【幸福】という意味になり、【幸】の文字が使われて今日のテーマである
幸せ
と表記されるようになったそうです。こうやって歴史を調べるとおもしろいですよね。
調べるとおもしろい日本語
気になったのでもうちょっと調べてみました。いつも使う【幸せ】ですが、漢字の「幸」の元は、“手かせ“を描いたもので、「手かせ」や「刑罰」の意味だったそう。それ自体がおどろきですが、それがやがて、“手かせ“をはめられる(刑罰にかかる)危険からまぬがれたことを意味するようになり、思いもよらぬ運に恵まれたことから、幸運・幸せの意味へと広がっていった。
されに、某CMであったフレーズに
「おててのしわとしわを合わせてしあわせ」
とありますが、手の“しわ“を合わせると「しわあわせ」という意味で【幸せ】なのではなく、“手を合わせていること“が幸せな状態であることをあらわした言葉なのです。
今日、新しい命が生まれます
この後、わたしは病院にいきます。新しい命に出会うためです。
愛する妻が命を使いながら、一生懸命頑張ってくれています。新型コロナウイルスの影響で、立ち会うことができません。しかし、短時間だけ面会をゆるしていただけました。病院の配慮に感謝し、手を合わせてまいりたいと思います。一番は妻に、そして、人間がこの世で一番辛い・キツイ経験をした息子に感謝してきます。
わたしはいま、しあわせです。
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