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ジャンヌメモ:自主大会優勝&シティ予選全勝【スタジアムレスミライドン】
初めまして、主に東海地方でポケモンカードゲームをプレイしているジャンヌ(@jan_nu_ore)と申します。今回、ずっと書いてみたかったnoteを初めて書いてみることにしました。
全文無料の、簡単なメモ書き程度のnoteです。
初のnote投稿であるため拙い文章であることや、様々な略称を用いることをご了承ください。
実績
【2021s】シティトナメ×1、CL横浜4-3
【2022s】シティトナメ×2、CL横浜4-3、CL宮城2-3、JCS 6-3
【2023s】シティトナメ×3、優勝×1、CLday2進出×4(横浜、京都、福岡、愛知)、トナメ進出×1(福岡)、CL札幌5-3、JCS5-3
【2024s】シティトナメ×2
Eレギュレーション開始頃にポケカを始め、白馬→パルキア→サーナイト→アルギラ→ミライドンと愛用デッキを辿ってきました。1度使い始めたデッキを長く使い続けることが多いです。
昨シーズンはCLとJCSを全て優先権のみで出場することができました。確実に成長しているなあと我ながら実感しております。今はWCS出場を目標にポケカを楽しんでおります。
環境考察
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テラスタルフェスex発売以降、スボミーの登場により、かつてtier1だったライコやリザ、ドラゴが減少し、以前よりも試合展開がゆっくりめの環境になったと感じております。
CL大阪直前のtier表ですが、ミライドンデッキは環境上位のデッキに強く、今回のCL大阪でも活躍が見込めます。今回はこのtier表を参考に考察してみました。
下記の各対面の立ち回りについては、tier2までのデッキの戦い方について述べていきたいと思います。(時間があればtier3以下の立ち回りについても追記していきたいと考えてます。)
それでは、ミライドンデッキについて解説していきます。
ミライドンの強み(基本)
ミライドンexのデッキの強みは、ミライドンexの特性タンデムユニットによるベンチ展開の安定感と、エレキジェネレーターのエネ加速によって、フォトンブラスターやごっつぁんプリファイといった強力な技を後攻1ターン目から放つことができる点だと思います。
比較的運用が簡単なデッキかつ、繊細なプレイングによって勝率を上げることが可能であり、初心者から上級者まで楽しめるデッキだと思っています。また、後攻1ターン目からゲームテンポをとることが可能であり、種切れによるイージーウィンも狙いやすいため、CLなどの連戦に向いているデッキタイプなのもオススメです。
逆にミライドンの弱みは、高耐久のポケモンの突破がしづらいところや、ポケモンの特性に頼りきりなため、こちらの特性を止めてくるクレッフィ等が苦手なところです。
また、ジャミングタワーやポケモンリーグ本部などのスタジアムもきついです。
当たらないエレキジェネレーターもきついです。
デッキリスト&解説
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デッキコード:M2yM23-O5BW1x-p22yMX
今回のミライドンデッキの強みは、シークレットボックスによる初動の安定感と、多様なゲームプランによる戦い方が可能であることです。ゼロの大空洞が入っていないことにより、1枚採用がよく見られるコイルや封印石を2枚採用したり、多様なピン刺しカードの枠を作ることができています。
特にキャンセルコロンや、ブーストエナジー未来、ロストスイーパー等の採用は珍しく、このデッキのキーカードとなっております。
大空洞型との差別化
大空洞型の特徴
・ベンチに8体までポケモンを並べることが可能であるため、山札の中身を圧縮しやすい。
・ラティアスexを採用できる。
・ライコウVの打点が伸びやすく、ガチグマ等の中耐久のポケモンに強くなる。
・シークレットボックスに依存しがち。
・大空洞やテラスタルのポケモンを採用するため、デッキの枠がせまくなる。
・クレッフィやイバラ、ぺラップ等でメタられやすい。
大空洞無しの特徴
・大空洞型と比べデッキの自由度が高い。
・ベンチを並べる際の再現性が高く、比較的簡単。
・ラティアスを置くベンチスペースがない分、いれかえカートを採用できる。
・フォトンブラスターやブラッドムーンを連打しやすい。
・相手のガチグマがきつい。
大空洞の有無はどちらにもメリット、デメリットがあるため自分の使用感で決めるのがベストだと思います。
私はラティアスの使い勝手や、シクボへの依存度が気に入らなかったことが大空洞無しを使うきっかけになりました。
また、ミライドンを握るうえでサーナイトに絶対負けたくなかったため、サーナイトに対して強いカードを厚く採用しました。
採用カード
今回のデッキの採用カードについて述べていきます。
【ポケモン】
・ミライドンex 2枚
3枚入れても強いが枠の都合上2枚
・テツノカイナex 2枚
時々1枚採用のデッキを見かけるが初ターンからタンデムユニットで展開したい&2枚使う場面も多々あるため絶対2枚
・ライチュウV 1枚
レアコイルの登場以降、ダイナミックスパークが打ちやすい&連打も狙えるようになった。シティ1週間前まで2枚採用が強いと思っていたが、ライコウVの必要性に気づき、1枚採用になった。
・ライコウV 1枚
みなさんご存知、しゅんそくもライトニングロンドも強い、使い勝手の良い1枚。ライコウなしライチュウ2枚採用を好んでいたが、サイド1-3-2や3-3プランを取りやすくするために採用。
・HP50コイル
トラッシュの雷エネをベンチのポケモン1匹に2枚付けることのできる技、マグネチャージがかなり強い。レアコイルの過剰放電は雷タイプ限定だが、マグネチャージは雷以外にもエネ加速可能。地味に入手難易度たかめ。WCSヨコハマミラー採用には拍手👏
・HP60コイル
ボム系のデッキに対して、サマヨールのカースドボムでやられないために採用。コイルも1ターン目に場に出しておきたいため2枚採用が安定。
・レアコイル
過剰放電マン。対面とタイミングによってはブライアの負け筋になるため、サイドプランや放電のタイミングには気をつけたい。
・イキリンコex 2枚
ほとんどの対面でイキリテイクを使用したいため、こちらもサイド落ち考慮の2枚採用。あえてマグネチャージではなく、きあいをいれるを使用し相手にサイド2枚先行させる場合もある。
・ネオラントV 1枚
初動安定にもなるが、ほぼ最終ターンでボスの司令にタッチするためのカード。バトル場スタートしても、封印石の貼り先になるためギリ許せる(許せない)。
・ミュウex
ミライドンデッキの中盤以降の動きは、リスタートとさかてにとるで手札を回す。逃げゼロが偉く、バトル場スタートで最も嬉しいカード。コントロールデッキに対しても強い。ゲノムハックでの勝ち筋も忘れずに。
・キチキギスex 1枚
問答無用の強さ。早期に場に出すとベンチを圧縮されて困る場合もあるため、容易に場に出してはならない。
・ガチグマex
バトル場スタートしてほしくないカードランキング堂々の1位。フィニッシャーとして相手のキチキギス等をボスで呼び出し、ブラッドムーンで決める。また、このカードの使い方次第では、勝敗を大きく左右する1枚であり、玄人向けのカードでもある。
【グッズ】
・ネストボール 4枚
圧倒的安定感重視。
・ハイパーボール 3枚
4枚採用にするとネオラントへのタッチがしやすくなるが、ネストボールより優先度は下がる。
・エレキジェネレーター 4枚
このデッキの醍醐味。チートカード。対面によっては1枚も使わず勝利することもあるのでエネが付かなくても涼しい顔で。
・いれかえカート 2枚
ベンチ枠の関係上、ラティアスを採用しないため、いれかえ札として最低限の2枚。流行りのぺラップへの対抗手段にもなる。30回復の使い方も重要。
・夜のタンカ 1枚
ハイパーボールやイキリテイクでトラッシュに送ってしまったポケモンの回収手段。手張り用のエネルギーを回収することも。レアコイルやキチキギスの回収が一般的。
・カウンターキャッチャー 1枚
相手とサイド同枚数時による、過剰放電→カウンターキャッチャーの動きが強力。ペパーから繋がる裏呼び札。ゲーム中盤のボスの司令orカウンターキャッチャーの選択も安易にしてはならない。
カウンチ呼びしてる人を見かけたら、心の中で見下してあげよう。
・キャンセルコロン 1枚
主に先1クレッフィへの対抗手段。初手で素引きできなくても、森石→シクボ→博士+キャンコロ+ボードを持ってきて最低限の面を作ることが可能。また、カビゴン、ミミッキュ、テツノイバラex、ピカチュウexに対しても有効な1枚。今回はサーナイトexと多くマッチングすることを見越しての採用。自由枠。
・ロストスイーパー 1枚
スタジアム張り替え枠。元々夜のアカデミーを採用していた。このカードにより、先に相手にサイド先行されても、捲りプランがとれる場合がある。
・シークレットボックス 1枚
現環境のスタジアムレス構築では、プライムキャッチャーが一般的だが、ペパーで持ってこれる裏呼び札はカウンチで代用でき、シークレットボックスによる初動の安定感や山札圧縮を高く評価し採用。
【ポケモンのどうぐ】
・森の封印石 2枚
初手にあると安心できるカード。シークレットボックスや、ダブルターボエネルギーを持ってくることが多い。エーススペック枠がシークレットボックスの場合は、1ターン目にシクボを使用したいため、触れやすいように2枚採用が無難。
・緊急ボード 1枚
初動でほしいカードであるため2枚採用したいが、中盤以降はミュウexを場に出しているため、枠の都合上1枚。ファントムダイブの200ダメージを受けたテツノカイナがこのカード1枚でバトル場から逃がせることを忘れてはならない。
・勇気のおまもり 1枚
基本的にはアタッカーのテツノカイナやガチグマに付け、ダメージラインを上げることが多い。例外として、ドラパルトやドラゴ対面では、ファントムダイブのダメカン6個で気絶させられたくないポケモンにつける(主にコイル)。サーナイト等のアドレナブレインを使用してくる相手には気絶させられる前に後出しで付けたい。
・ブーストエナジー未来 1枚
このカードをつけている「未来」のポケモンの逃げるためのエネルギーが全てなくなり、技のダメージが+20される。
一般的なミライドンデッキには採用が珍しく、このデッキのキーカード。テツノカイナのごっつぁんプリファイの打点を140まで上げられる点を評価。具体的には、トドロクツキ(非エク)、お守り付サケブシッポ&ハバタクカミ、ピジョットex、ルギアVstar等をごっつぁんプリファイで気絶させられる。
シンプルにカイナがバトル場に縛られなくなるのも強い。初手カイナバトル場スタートがギリ許せるようになる(許せない)。
【サポート】
・ボスの指令 3枚
最低限の枚数。4枚採用が理想だが1枠をカウンターキャッチャーに譲った。
・ペパー 3枚
4枚採用が一般的だが、1枠を博士の研究に譲った。
・博士の研究 1枚
ミライドンデッキに最低1枚採用することを推奨。ペパーでやりたい事が完結しない場合に無理やり手札を揃えに行けることが強み。初手のイキリテイクでエネルギーがトラッシュに落ちなかった場合の過剰放電との相性も◎
【エネルギー】
・基本雷エネルギー 14枚
ギリギリミライドンマスターに怒られない最低限の枚数。14~16枚の採用が一般的であり、マグネチャージや過剰放電でエネルギーを場に残しやすいため、この枚数で十分と判断。(本当は16枚採用したい)
・ダブルターボエネルギー 1枚
テツノカイナでごっつぁんプリファイを打ちやすくするためのカード。ペパー→森石、シクボ→シクボで次ターンのサポ、緊急ボード、ジェネレーター、森石からダブタを持ってくる動きは多々ある。
ガチグマに貼って、相手の残りサイド3の状態から技を打つことも。
【その他候補カード】
・テツノツツミ
一般的なミライドンデッキにはほぼ必ず採用されているカード。ボスの指令を使わず裏呼びできるのが強力だが、上位のプレイヤーほどケアされるため、強く使える場面が少ないと思い不採用とした。初動の裏呼びを徹底したい、ルギアに勝ちやすくしたいのであれば、採用アリ。
・夜のアカデミー
元々採用していたがロストスイーパーに変更。
・メテノ
カビゴンlo対策。テラスタルフェス収録のレジギガスもワンパン可能。
・ラティアスex
大空洞型でないとベンチがせまくなってしまうため不採用。
・ナンジャモ(ジャッジマン、ツツジ)
相手の手札干渉のために1~2枚採用を検討できる。
序盤は博士&ペパーで手札を揃え、終盤はボスの指令で事足りると感じ不採用。
・ビーチコート
緊急ボードorロストスイーパーを抜いてこのカードの採用めちゃめちゃアリ。ありぽけさん(@ly0cK)に教えてもらった。天才。
基本的な立ち回り
・先攻と後攻
このデッキではじゃんけんで勝った場合、後攻を選択します。どんどん後攻1ターン目からごっつぁんプリファイを狙っていきましょう。唯一、相手のデッキがルギアだと分かっている場合は先攻を選んでもいいと思います。
・対戦開始時スタートポケモンの優先順位(左から良い順)
tier1:ミュウex
tier2:イキリンコex>キチキギス(じゃん負け後攻)ミライドンex>コイル
tier3:キチキギスex(じゃん勝ち後攻&じゃん負け先攻)>ライチュウV,ライコウV
嫌:テツノカイナex>ネオラントV
最悪:ガチグマex
対面にもよりますが、基本的にこんな感じだと思います。正直、tier3までのポケモンであれば何がスタートしても嬉しいです。
逃げやすいポケモン、こちらのデッキが読まれにくいポケモンが優先的です。Vポケモンにはなるべく緊急ボードを付けたくないため、低めの優先順位になっています。
コイルスタートをするときは先1キルに気をつけましょう。
・1ターン目の面の並べ方
基本的にバトル場とベンチ合計の6枠を、
ミライドン,イキリンコ,テツノカイナ(アタッカー枠),ライチュウ(ライコウ),コイル,空きorミュウ
このように並べます。
コイルはボム系の相手以外はHP50の方を場に出せると良いです。
基本的に1ターン目からライコウVで攻撃する時以外はライチュウを置くと良いです。
・基本的な戦い方
序盤はエレキジェネレーターで場のテツノカイナやミライドン等のアタッカーにエネルギーをつけながら後攻1ターン目から技を打ってサイド複数枚取りを目指します。Vやexでないポケモンでもテツノカイナの技「ごっつぁんプリファイ」によって追加でサイドをとることができます。
・サイドプラン
基本的には、2-2-2とサイドを2枚ずつ取り進めていきます。ですが、そればかりに執着されるのではなく、ごっつぁんプリファイを上手く利用することで、相手に応じて1-1-2-2や1-2-3、3-3といったプランの取り方ができるようになると、勝率が大きく上がると思います。超伝ブレイカー発売以降、レアコイルの登場により、中盤以降のテツノカイナの起動がしやすくなったことで、幅広いサイドプランを考えられるようになりました。
・初動の注意すべきこと
ミライドンデッキでは、後攻1ターン目から技を打っていきたいですが、そのためにはエレキジェネレーターを当てなければなりません。そのためには、複数枚のジェネレーターを使用したり、エネルギーの当たる確率を少しでも上げる必要があります。
最も良い動きとしては、
①ボールやタンデムユニットを使用し、ポケモンを並べる。Vポケモンに封印石を付け、イキリテイクをする。
②封印石やシークレットボックスを使用し、手札にエレキジェネレーターを集めつつ、山札からエネルギー以外のカードを抜く。
③エネルギーの割合が高い山札を作った後、エレキジェネレーターを複数枚使用し、エネルギーを場のポケモンに付け、技を打つ。
理想はこんな感じです。場合によっては余計なジェネレーターはあえて使わずに温存することもあります。1つ覚えておきたいことは、イキリテイク前に封印石を使える状態ができていれば、ペパーを持っていたとしてもあえて使わずにイキリテイクをし、その後アルケミー→シクボ→ペパー等々を持ってくることで、ジェネレーターを手札に複数枚抱える確率を上げることができます。
それでも、ジェネレーターは外す時は外します(笑)
・エレキジェネレーターについて
繰り返しになりますが、このデッキの勝敗を大きく左右するキーカードです。使用する時は自分も相手も神経質になりがちです。相手に不正を疑われないようにするため、山札を触ったあとに使用する際は、シャッフルの確認を必ず行いましょう。
・過剰放電使用時の注意点
レアコイルの強力な特性「過剰放電」ですが、使用することによるデメリットもあります。
①他の非エクポケモンを採用しづらい。
強制的に相手にサイドを1枚とらせるため、余計な非V、exポケモンを並べると、相手のカースドボムやロストマイン等の負け筋になることがあります。(かがやくゲッコウガ等)
②ブライアの負け筋に繋がりがち。
こちらが2-2-2でサイドを進めていくことが多いため、過剰放電を使用すると残りサイド2-3になりがちです。ブライアの採用が想定される状況では余計な過剰放電はなるべく控えましょう。
③延長戦で不利
シティリーグなどのトーナメントで延長戦に入ると、過剰放電を使用していたせいで相手のサイドの枚数の方が少なくなり、サイド差で負けることがあります。(先攻の場合がほとんど)
各対面の立ち回り
以下でスボミー及びtier2までの各対面の有利不利と立ち回りについて述べていきます。
・スボミー(先攻をとらされた場合)
現環境では、相手に後攻をとられることが度々あり、後1からスボミーのグッズロックを打たれることが想定されます。こちらが先攻=相手とのじゃんけんに負け、後攻を取られる=スボミー有orミライドン等後1からアグロorコントロール、このように想定できます。相手のスタートポケモンによってその判別はある程度可能であり、その中でもスボミーのグッズロックが想定される場合の先攻1ターン目の動きについて解説します。
グッズロックを打たれる=スボミーがバトル場にいるため、ごっつぁんプリファイでのスボミーの気絶を狙います。動きとしては、
①タンデムユニット&イキリテイクで面を作る(最低限テツノカイナとコイルを場に出しておく)
②ジェネレーターでエネルギーをテツノカイナにつける。または、トラッシュにエネルギーを落としつつ、あらかじめレアコイルを手札に加えておく。
③絶対にガチグマを場に出さない。できれば場のVポケモンに封印石を未使用のまま付けておく。
以上の3点が重要になります。
さらにベンチになるべく空きスペースを作っておくと、ルミナスサインからボスの指令や博士の研究等で強い動きが可能になります。
また、相手が後攻を選択する=カビゴンlo等のコントロールデッキである可能性があるため、イキリンコ等のシステムポケモンでスタートするのはなるべく避けましょう(コイルは過剰放電で退場できるため大丈夫)。
・ドラパルト(先攻・後攻ともに微有利)
【後攻】
積極的に後攻1ターン目でのごっつぁんプリファイを狙っていきます。残りサイド2-6までは進みやすいですが、こちらがサイド4枚取ってる間にドラパルト2面と、ヨノワール1体がいる盤面作られ、サイド6枚取りを狙われるときついです。早期にライチュウをベンチに置き、6枚取りをさせないようにすると勝率が上がると思います。
【先攻】
序盤は「スボミー(先攻をとらされた場合)」同様の動き、中盤以降【後攻】同様でOKです。
・サーナイト(先攻:微有利、後攻:有利)
基本的に相手のたねポケモンすべてをごっつぁんプリファイで気絶させることができ、序盤からサイドを先行されることが少ない対面です。
クレッフィで詰むこともありますが、キャンセルコロンを採用していることもあり、ミライドン有利な対面だと認識しています。
【後攻】
・通常の場合
タンデムユニットでカイナ、ライチュウ(できればコイルも)を並べ、イキリテイクからペパー、シークレットボックスを使用し、後攻1ターン目からのごっつあんプリファイを目指します。アンフェアスタンプで捲られないようにミュウをベンチに置けてると良いです。テツノカイナには、できればおまもりやダブタを付けずに攻撃するのがよいです。雷4エネ+スブーエナ未来でおまもりつきの相手のポケモンを倒しにいくためです。
また、相手はごっつぁんプリファイでサイド2-2-2で負けないようにマシマシラ等におまもりを付けてきます。無理にサイド2-2-2で取りに行かなくても、あとからロストスイーパーでワンパンしにきたフワンテやサケブシッポを気絶させることができるので、サイド2-2-2プランにこだわらず、1-1-2-2や2-1-3のプランも頭に入れておくと良いです。
ベンチに出すV枠は基本ライチュウが良いです。よくある展開として、こちらがごっつぁん2回で残りサイド2-6から、前のテツノカイナにミラクルフォース+アドレナブレインで220ダメージを乗せ、次のターンにこちらのアタッカーの2面取りを狙ってきます。ライチュウがベンチにいればカートやブーエナでカイナを下げ、前のサナexをダイナミックスパークで倒すことができます。
ですが、初手の手札によっては、1ターン目からライコウVでサイドを進めていく場合もあるので、その場合はライチュウを出さず、臨機応変に。
先攻2ターン目からサイドをとってくる相手ではないので、イキリンコの気合を入れるから入るプランもとりやすいです。
・相手バトル場クレッフィの場合
森石→シクボ→博士+キャンコロ+ボードを持ってきて最低限の面を作り、HP50コイルのマグネチャージや、イキリンコの気合いを入れるをして番を返し、2ターン目のごっつぁんプリファイを狙います。もちろん上振れれば後1ごっつぁんプリファイも狙えます。後は上記同様。
【先攻】
エヴォリューションを打つために後攻を取られることがありますが、上記「スボミー(先攻をとらされた場合)」同様で大丈夫です。後1エヴォ→後2アンフェア&フワンテ等でこちらのカイナを倒されてしまうときつい展開になるため、微有利としています。
・ミライドンミラー(五分)
後攻を取り先にサイド2-2-2を取った方が勝つように思えますが、案外そう上手くはいきません。イキリンコにごっつぁんプリファイを当てると、相手が過剰放電を使用できなくなり(使用した場合こちらの残りサイドが2枚になる)、サイドレースを逆転することができます。なので、自分がイキリンコを場に出す場合は過剰放電を諦めましょう。サイドプランは、常に2-2-2で走りきるか、3-3で逆転するかを考えることになると思います。そこでイキリンコとコイルの場の並べ方や、ガチグマの使い方がポイントになります。分岐が多く、その場その場のプレイングが試されます。
【先攻】
相手に後攻を取られた場合の立ち回りです(理想)。
・イキリンコを出さない(出さなくても回る)場合。
相手の後1からのライトニングロンドでやられないように、バトル場ミライドン、ベンチにコイルとミライドンを置き、ベンチのミライドンに手張りして番を返します。相手の要求をそこそこ上げることができ、もしフォトンブラスターを打たれたとしても、過剰放電でエネルギーを付けたり、おまもりを貼って相手の3エネ付いたミライドンを倒すことで、逆転しやすくなります。
・イキリンコを出す場合
イキリテイクで手札を回す&ベンチにガチグマ、コイルを置きガチグマに手張りしておきます。ベンチは3体まで置いてOKです(大空洞込でガチグマがライトニングロンドで倒されないラインのため)。前のポケモンをボードやカートで逃がし、イキリンコをバトル場に出し、番を返します。
後1で相手は、過剰放電をさせない為に前のイキリンコをごっつぁんプリファイで取りにきます。ハイパーブロアーを使われたら、ガチグマをバトル場に出せばよっぽど倒されることはないでしょう。
《イキリンコにごっつぁんを打たれた後》ガチグマにもう1枚手張りしてブラッドムーンでテツノカイナを倒しにいきます。この時、裏のミライドン等のアタッカーにおまもりを付けておくと、相手のテツノツツミをケアできます。そのまま、ガチグマとおまもり付ミライドンを押し付けて捲ります。ガチグマがやられても夜のタンカで回収し、エネなしでブラッドムーンを打つことが可能です。
《ライトニングロンド等でイキリンコを倒された後》
過剰放電を使います。トラッシュにエネルギーが少なくても、相手の残りサイドが3枚になるため、2回目の手張りでガチグマを起動できます。あとは上記の通りになります。
【後攻】
相手の1ターン目の場の作り方によって変わりますが、イキテイクを使い、2-2-2で走りに行っても良し、テツノカイナで3-3プランを取りに行っても良しです。ただ、この1ターン目を見誤ると負けが濃厚になってしまうので、対戦数を重ねて見極められるようにしましょう。こちらの手札が渋かったり、動きに自信が無ければ、先攻と同様のプランをとることもでき、きあいをいれるや、マグネチャージから入ることもできます。
・ソウブレイズ(不利)
基本的に相手が先攻を選ぶ対面です。先に相手にサイドレースを先行されるとほぼ負けなため、1ターン目から全力でおまもり付ごっつぁんを狙いにいきます。
こちらのサイドプランとしては、
カルボウにおまもりごっつぁん→過剰放電&裏呼びを使い、イキリンコにごっつぁん→ガチグマでゲッコウガ等を呼び出し倒す。
このようになります。先攻2ターン目にお守り付カイナが突破されると、過剰放電なしでサイドを取りにいくことが難しく、イキリンコをふつうに倒しに行くと最後にHP270のソウブレイズを突破しなければならなくなります。また、ブライアの負け筋にも繋がるため、なるべくイキリンコにごっつぁんプリファイをあてたいところです。相手が場にイキリンコを出してない場合は、おまもり付カイナがよっぽど突破されないため、押し切ることができます。また、基本的にこちらの手札に干渉してこない対面であるため、しっかり手札を整えて戦うことができたり、相手がパルキアやキチキギスを場に出すことで勝ちやすくなります。
・ルギア(先攻:微有利、後攻:五分)
基本的に相手が先攻を選ぶ対面です。ルギア側の練度や構築によって勝敗が左右されやすく、それら全て込みで五分だと思っています。一見、ミライドン側が有利そうに見えますが、ルギア側が渋そうな顔でスタートしてくるガチグマと手札に持ってたから一応貼ってみた先1ジャミングタワーが鬼ほどきついです。相手といっしょに渋そうな顔をしてあげましょう。相手はレガシーエネルギーでこちらのサイドプランをずらしてきますが、基本的にルギア2体とネオラントが並ぶため、サイドプランを3-3や1-2-3でとることができます。(熟練のルギアはルギア2体目を並べず、ベンチにルギアV1体とエネを付けたガチグマを並べてくる。アッセンブルなしで負けることもある。)
出遅れると捲ることが難しく、先攻2ターン目のアッセンブルスターが非常に強力な相手であるため、相手がルギアとわかっていれば、こちらが先攻を選択し確実に盤面を整えてから先2ボスなどでサイドを進めて行くのもアリ。
理想の動きとしては、後攻1ターン目から、おまもり付カイナで相手のルギアやチラーミィをごっつぁんプリファイで倒していきます。おまもりを付けておくことで、相手のガチグマに倒されなくなります。あとはレガシーエネルギーを避けるためにボスの指令を連打してサイドを取りきります。
また、相手もごっつぁんプリファイを使ってくる対面なので、イキリンコやネオラント、過剰放電の使用は気をつけなければなりません。
こちらの動きが渋い時は、あえてコイルではなく、イキリンコできあいをいれるをして、相手にサイドを2枚とらせることで、中盤以降の相手のテツノカイナでサイドを3枚とられる可能性を無くすことができ、過剰放電が使いやすくなります。また、その時に相手の場にルギア2体とネオラントがいれば、ごっつぁんプリファイ2回での3-3のサイドプランで捲ることができます。
・小古代(有利)
基本的に相手が先攻を選ぶ対面です。本来は五分から不利よりの対面ですが、ブーエナ未来を採用することにより有利になると思っています。
基本はブーエナ付カイナでごっつぁんプリファイを2回打ちにいきます。残りサイド2-6まで行けば、ミライドン、ガチグマを投げてサイドを取りきることができます。
エネの付きが悪い時は、ライコウのライトニングロンドである程度サイドを取り進め、その間に後ろのカイナを育てます。
早期にブーエナ古代を場のポケモン全部に貼られるときついですが、裏のゲッコウガを呼び出したり、スイーパーで相手のブーエナを剥がしてごっつぁんが打てると良いです。
ミュウexは悪弱点で簡単にあだうちやばねで倒されてしまうため、序盤は場に出さないようにするのがポイントです。
・ブリジュラスex(微不利)
基本的に相手が先攻を選ぶ対面です。古代同様、ブーエナ付ごっつぁんを狙いに行きます。カイナはメタルディフェンダーでワンパンされないため、1ターン目にごっつぁんを決められるとサイド2-6の状態を作りやすいです。
また、ブリジュラスデッキはボールやポケモンが少ないため、種切れによるイージーウィンも狙いやすいです。
ですが、ブリジュラスexのHP300が重く、ジャミングタワーが複数枚採用されている点や、こちらの動きだしが遅れブリジュラスを複数体作られるとかなりきついため、不利よりの対面です。
・蟹パゴス(有利)
基本的に相手が先攻を選ぶ対面です。Vやexポケモンが多いため、後攻1ターン目から2-2-2のサイドプランを取りに行きます。
しかし、相手もそれを避けるために先1でブーエナ付アラブルタケ前で番を返してきます。それに対して、ライトニングロンドでアラブルタケ気絶→イキリンコにごっつぁん→クマでfinのプランをとりにいきます。このデッキはこちらのポケモンをポケモンチェックの毒で気絶させ、キチキギスのさかてにとるを使わせてくれないことが多いため、ミュウのリスタートが手札補充手段になります。その他対面でも1-3-2や3-3のサイドプランをとることを考えておくと良いでしょう。
ここまで、各対面のプランを述べてきましたが、あくまで私が想定している戦い方です。これ以外にも、もっと理想の戦い方もきっとあると思います。
各対面、より良い動きがあればぜひジャンヌにも教えていただけますと幸いです。よろしくねん。
最後に
最後までnoteを読んでいただきありがとうございました。実際の対戦時は、解説したとおりの理想の動きをすることは中々できませんが、それは対戦相手も同じことだと思います。大会に参加される方々には最後まで諦めずに、楽しく、戦っていただきたいです。
CL大阪でたくさんのミライドンユーザーのご活躍が見られることを楽しみにしています。
また、今後全国の舞台でこのnoteを読んでくださった方々とのアツい戦いができる日を楽しみにしています!
誤字、脱字等あればコッソリDM等で教えていただけますと幸いです。
ありがとうございました。