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読書記録Vol.121『すべておまかせ』信樂香仁・著

みほです。
今回は『すべておまかせ』(信樂香仁さん・著)
を紹介したいと思います。

すべておまかせ(信楽 香仁)

子供叱るな来た道だもの
年寄り笑うな行く道だもの

これを書いているのが
2022年の元日で
わたしは愛知の
実家にいます。

ずっと一緒に住んでいた
祖父がね・・・

年々
かわいらしく
なっていく。

今日も
初詣に行ったんですけどね
花村家が行く神社では
毎年ボーイスカウトの方が
「福餅」といって
つきたてのお餅をふるまって
くれるんですね。

お参りしてから
福餅の列に並ぶか~と思っていたら
祖父「俺、先に(餅)行ってくるわ」
  「前、お参りしている間に
     餅がなくなってたから」
と1人ですたすた
福餅の列に並びに行ってしまった。

なんかその様子がね、
すごくかわいらしくて。

祖父って
6人きょうだいの長男だし(姉はいるけど)
末っ子多め(父・母・弟)の花村家の中では
かなりしっかり者の類なのですよ。笑

なのにそのあとも、
屋台のイカ焼きを買いに
すたすた行ってしまったり
イカを食べ終わって汚れた手を
屋台の方に「これ、手」と差し出して
手を拭く用のティッシュをもらっていたり

しっかり者で
集団行動や参拝の順を大事に
するんじゃないかと
思っていたけれど

飾らない祖父って
こんなに
無邪気で
天真爛漫で
人が好きなんだな~と

歳をとったからか
それがストレートに出ている様子が
かわいらしくて。

子供叱るな来た道だもの
年寄り笑うな行く道だもの

笑うというか
なんか安心したんですよね。
こうやって歳をとって
どんどんかわいらしく
なっていくっていいな、と。

あ、もう1つ。
びっくりしたことがありました。

2022年に「祖父の米寿のお祝いをしよう」
ということで
ちょっと背伸びした料亭に
みんなで行こう!と
花村家は浮かれているのですが(笑)

弟「今じいちゃん何歳なの?」
祖父「87歳」
私「あれ、でも米寿の祝いするんじゃないの?
  88歳になったんじゃない?」
祖父「いや、病院の診察カードにそう書いてある」
弟「え、でも父と〇歳差じゃなかったっけ・・・?」
私「じいちゃん昭和9年生まれだよね、
  はい父スマホで検索して」
 (↑わたしと弟、手元にスマホなく)

父がスマホで検索しようとしたところ
父に電話がかかってきて

いったんこの会話が
流れたかと思いきや・・・

祖父がすっとわたしに
祖父のスマホを差し出してきて

「年齢早見表」

というのを
見せてくれた。

じいちゃん、
スマホ使いこなしてないって
勝手になめててごめんなさい。。。

そして確かに
その早見表によると、
祖父のいうとおり、
祖父は87歳だった。笑

町内会の資料を
エクセルで管理している祖父(87)は
ちょっと弱ってはきてるけれど
まだまだ元気です。

米寿のお祝い楽しみ。

さてさてだいぶ話がそれました。

今残念ながら手元にはないのですが、
京都・鞍馬寺に20歳で入山し、
70年以上鞍馬の大自然の中で生きる
94歳女性貫主の「人生の答え合わせ」。
もう1度手に取り直してみたい1冊です。

みほ

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