拒絶という形の愛
みほです。
ゴールデンウィークに
やろうと思っていたことの1つに
観たかった映画を観る!
というのがあって
『ゼロ・ダーク・サーティ』
『ALONE』
『ペイ・フォワード』
『こんな夜更けにバナナかよ』
全部観た
なんなら去年友達に勧めてもらってた
『恋は続くよどこまでも』も
全話観た(一気に片づけるタイプ)
その中でも特に
『ALONE』と
『こんな夜更けにバナナかよ』
が今のわたしに刺さりまして
紹介したいと思います
『ALONE』は
すごく簡単に言うと
砂漠で地雷を踏んでしまって
救援は52時間後
「一歩踏み出して死ぬか
このまま死ぬか」
という極限状態の主人公を
ただひたすら映し出した映画
主演のアーミー・ハマーさんも
最初脚本を読んだときは
「ただずっと膝をついていればいい、すごく楽な役でいいな」
と思っていたそうな・・・
その52時間が
現実も心象風景も幻覚も
壮絶で。
主人公のもとを訪れる
ベルベル人の男性が
語りかける一言一言が
なぜ戦う?
なぜ兵士になった?
なぜ一歩踏み出さない?
(確かこんな感じ)
今の自分に言われているようで
痛くて痛くて
頑なに動かない・動けない
主人公が自分のようで
(いや、全然状況違うんだけどね。
主人公地雷の上だし)
痛くて痛くて
「一歩踏み出す」
そのことを
ここまで追求して
ここまで描ききった作品って
ないんじゃなかろうか
ってくらい
とにかく痛かったです
うう。
うってかわって
『こんな夜更けにバナナかよ』は
難病(筋ジストロフィー)で
24時間365日介助がないと
生きていけない体にも関わらず
自ら集めたボランティアたちと
自立生活を送る主人公の物語
最初は美咲ちゃん(高畑充希さん)に共感しまくりで
「鹿野(←主人公)は何様なんだ」と
ぷりぷりしていたのに
だんだんそう思っていた
自分の方に
疑問を感じていく
鹿野さんや
鹿野さんの周りの人間
その空気を
好きになっていく
(わたしは映画はあまり観ないんだけど
このへんの描写のうまさって
演出?脚本?大泉洋さんの演技力?
なんなんだろう・・・)
それでも
鹿野さんが
ご両親に対して
ここまで冷たいのは
何とかならないのか
と思ってたんだけど
自分が手を伸ばしたら
母ちゃんは自分の人生を生きられなくなる
(確かこんな感じ)
愛の拒絶が
愛なんて
ご両親(お母さん)からの愛を
拒絶することで
ご両親に自由に生きてほしかった
鹿野さん
その鹿野さんの拒絶を
愛として受け取ろうとした
お母さん
お互い愛でいっぱいで
お互いのためを思っているのに
一緒にはいられないし
直接的にあたたかい言葉も
かけあえない
こんなことも
あるんだなって
それでも
こんなに
いっぱい愛が
あふれていて
伝わってくるんだなって
拒絶ですら愛
だとしたら
もう逆に
愛じゃないものって
何???
なんて
考えて
泣けてきた
みほ
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