アフリカ事件簿 #26 ~コラム:現地ネームを与えられる~
このnoteは、下記のマガジンで不定期連載中です。
わたしの名前は花村美保と言うのであるが、
英語で名前の漢字の意味を説明するときに
花 Flower
村 Village
美 Beautiful
保 Keeping
などと言っている。
恥ずかしい。
海外出張で新しい国に行くと
大体このやりとりがあって
いたたまれない気持ちになるのであるが、
ボツワナは一味違った。
ボツワナでは公用語は英語だが、
現地語で「ツワナ語」というものが存在する。
(他にも現地語があるが、代表的なものがツワナ語である)
わたしたち外国人と話すときみんな英語で話してくれるが
(公用語なだけあって滑らかでうらやましい)、
ボツワナ人同士で話すときは大抵ツワナ語で話している。
高野秀行氏の著書『語学の天才まで1憶光年』で
コンゴ民主共和国の言語構造について触れられていたが、
ボツワナもまさに言語のピラミッド構造が存在する。
難しい話はさておき、
(わたしの出会った)ボツワナ人は、
外国人にツワナ語の名前(現地ネーム)をつけたがる。
そして、現地ネームにはそれぞれ意味もあるらしい。
例えば同僚は
レワテ(男性名。意味は忘れた。笑 海だったかな?)
カボ(男性名。意味はギフト)
マプラ(女性名。意味は雨)
ロラト(女性名。意味は愛)
などと呼ばれていた。
かくいうわたしは
ンポ(女性名。意味はギフト)
MPHO
という、なんだか
美保(MIHO)に近い名前をもらい、
それ以降自己紹介するときに
名前はMIHOです。
ツワナネームはMPHOです。
と言うようにしたら妙にウケがよい。
(他のツワナネームより笑われている気がするのは気のせい?
それとも、なんとなく間抜けな発音のおかげ?)
ほんのちょっとしたことだが、
ボツワナの人と仲良くなるきっかけとしても
重宝している。
あなたももしボツワナを訪れることがあれば、
「ツワナネームをくれ」と言ってみるといいと思う。
きっと、(かなり適当にw)つけてくれるだろう。
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