
良いものを良いと味わう力~わたしは運転技術の良さがわからない~
※2022年に書いた文章をリライトしています。
ボツワナの「シャカウェ」という地方都市に
出張に行ったときのことです。
普段、首都ではEさんというドライバーが
運転する車に乗っているのですが、
この出張中はMさんというドライバーが
運転する車に乗せてもらいました。
以前にMさんの運転で
地方出張に行っていた上司が、
「Mさんのデコボコ道の 運転技術がスバラシイ」
と大絶賛していたので
「ほうほう、どんな 運転技術が味わえるのだろう」
とわくわくして行ったのですが
わ、わからん・・・
全くわからん・・・!
普段ぼーっと乗車しているわたしが
「運転技術を味わおう」と
意識して乗車したものの
全然わかりませんでした。
Mさんごめんね。涙
以前にある方が、
「好きなもの・得意なものは
目もりが細かい」
と教えてくださったことがあります。
例えばわたしはお酒が弱いので
お酒が飲める人たちの
強さ弱さがよくわかりません。
ゼロから見たら、
1だろうが100だろうが
「お酒飲めるすごい」ですw
お酒の種類が色々あることや
アルコール度数の違いがあること等は
知識としては知っていますが、
ものすごい高いワインだろうが
発泡酒だろうが、
「アルコール」
としか認識できません・・・orz
一方で、例えば長年続けた
ソフトボールなら
いわゆる「ボール感」がいい人や
芯をとらえた気持ちの良いヒット、
華麗な守備やグラブ捌きなんかには
鳥肌が立ったり惚れ惚れしたり
動画で何度も見てときめいたりしました。笑
レベルの高いプレーは、自分ができなくても
見たら「すごい」ってわかりますし
そこにいたるセンスの高さや努力の量、
自分との実力の差なんかも
想像がついたりします。
例えば言葉遣いなら、
わたしは日本語には
ちょっとだけうるさいので(笑)
職場の同僚の敬語の使い方が
違うかな?と思ったらやんわり指摘しますし
簡潔明快で過不足ない文章や
想いのこもった気持ちの良い文章を
見かけると、うっとりもりますし
嫉妬もします。
「すごいな」「羨ましい」「悔しい」
「いやいや自分なんてまだまだ」
「上には上がいますし」
と思えることって、
その時点で土俵に立っているし、
目もりが細やかで繊細なんですね。
わたしは、その目もりの細かさが
きっと「豊かさ」なんじゃないかな
と思っていて
好きなこと・得意なことは
もちろんですけれど
例えば「幸せ」の目もりも
細やかに、感度をあげていけたらいいなぁ・・・
なんて、Mさんの
スーパー運転技術(らしい)
の車に揺られながら思ったのでした。
皆さんは、
どんなことに対して
「いやいや自分なんてまだまだ」
「上には上がいますし」
って思いますか?
または、わたしのお酒のように
「これ、目もり0と1しかないわーw」
というものはありますか?
よかったら教えてくださいね^^
みほ
永遠の思春期(?)花村美保がお届けする
『ちょっぴりはみ出して生きたい人』の
背中を押すメールマガジンはこちらから登録できます。
https://www.reservestock.jp/subscribe/210157