スイス帰国寸前アデノウイルスに罹る妻ハイジ
Hoi Zäme, ハイジです。
スイスから夫婦で日本に帰って来て、約1年半。
楽しい時間はあっという間で、私達は現在スイスにいます。
最高の夏の思い出のはずが・・・
友人に誘われ、友人の子供(2歳、0歳)を連れて、最後の夏の思い出に遊園地のプール施設に遊びに行きました。
本当に久しぶりの日本のプールで最高に盛り上がり、ただただ楽しい最高の日を過ごしました。
いつも遊んだ後にお互いその日の写真を共有するのに、今回は音沙汰ないなぁと思い、数日後に何でもないLINEを送ると、
「A(2歳)があの後40度の発熱で、病院に行ったらアデノウイルスに罹ってた。ハイジちゃん目ヤニとか出てない?」と返信。
「とりあえず出てないけど、何か喉は痛いかなって思って、葛根湯は飲んでみてたけど?」
「じゃあ、違うかも?様子見といてほしい」
「おっけー!」
1週間後•••
何か左目が重い。疲れ目かな?
まぁ早めに寝れば治るかな?と就寝。
翌朝、自分の左目を見ると、人生で見たことのないくらい真っ赤になっていた。
実家の母にもすぐ指摘されるほどで、おや?と思うもスイス帰国まで時間がないので、用事を済ますことに追われていました。
翌日、私は夫ペーターと表参道へ。
スイス帰国前にと美容院に行き、その後夫ペーターと散策していると頭が痛い。
だるい。何か来たばっかりだけど、もう帰りたい。
「ちょっと具合が悪いから、様子見て、私だけ先に帰るかも。」と申告。
もはや家に帰る元気もない
頭が痛いだけでなく、なんだか体全体が重く、熱がある予感がする。
呑気に散策する夫ペーターを尻目に、私の体調はどんどん悪化。
ひとりで帰る元気もないので、カフェで休憩。
ペーターが渋谷近辺を散策中もカフェで待機。
カフェの隣の新しいハンバーガー屋さんで、「どこで食べてもたいして食べられないから、ハンバーガー食べたいならハンバーガーでいいよ」とハンバーガー単品をオーダーも半分も食べられない。
何度も言いますが、夫ペーターは、基本本当に人でなし系なので、全然優しくないのですが、この人でなしですらヤバイと思う様子だったらしく、一緒に電車に乗る時も何だか優しく、尚且つ駅からタクシーで帰ろうと言うではありませんか。笑
帰宅後
やっとこさ帰宅し、とりあえず熱を測ると39度。
いや、久しぶりに見ましたよ。
もう10年以上、こんな熱を出したことないです。
私は37.5度くらいだとだるくても一応自分で通常通り動けるかなという感じで、38度超えるとちょっと辛い。
そりゃあ電車でひとりヒィーフゥー言ってるよなと思いました。笑
そして気づいたんです。左目が真っ赤で瞼がくっつく。何か右目にも違和感がある。
これが目ヤニで、これは絶対アデノウイルスじゃないか!
病院へ
とりあえず翌朝、目は目ヤニで開け辛くなってはいるものの、熱も37度後半になったし、眼科からスタート。
事前に状況を説明すると、1人だけ遠くに隔離され、長時間待つ。
そのうちだんだん熱が上がって来た自覚があり、もう座っていられなく、待てないかもと受付の方に順番を聞くと、もうすぐとのことで踏ん張る。
検査結果は、もちろん両目アデノウイルス陽性。
あまりの具合の悪さに眼科で、「内科にも行きたいのですが、これ以上待てなくて、近くであまり待たずに診ていただける内科をご存知ありませんか。」と相談。
運良く、徒歩で行ける距離に診療所があり、行ってみるともちろん最初から最後まで隔離される。
先生がとにかく優しく、心配事も聞いて下さり、めちゃくちゃ具合が悪いので、さらにその優しさが沁みる。笑
実家に戻って、熱を測ると40度。
自分に引きました。笑
物心ついていない時にこんな熱があったこともあるのかもしれませんが、記憶の中でこんなに高熱が出たことはない。
そりゃあ具合悪いよなと。笑
全然治らない
そこから5日間。全然治らなかった。
毎日39度を彷徨い、ごはんを食べると嘔吐。
目ヤニで両目開かず、喉から血の混ざった痰が止まらない。
何だか熱で、暑いのか寒いのかわからないままブルブルし、地元のお祭りに行く予定も行けず、スイスに帰る前に会いたかった友人達との約束もすべてキャンセル。
とても他に感染しやすいウイルスだということで、実家でひとり隔離生活を送る。
なんだかインフルエンザよりコロナよりアデノウイルスが人生で一番辛かった。
スイス出発まで残り5日
寝込んでいたら、スイス出発まで残り5日になっていた。
もう多少具合が悪くても荷造りや用事を済ませなければ帰れない。
一ヶ月前くらいから、ちょっとずつ買い出ししておいて本当に本当に良かった。涙
今回は母が少し旅行に来ることになっていたので、3人でスーツケース8個、ボストンバック3個、リュック3個で人は3人しかいないのに空港内ではカート4台使いをし、周りに白い目で見られながらも無事にスイスに到着することができました。笑
これからは、ぼちぼち日本滞在中の話や私のスイス生活について書いていきたいと思います。