最近増えた警乗とは?
どうも!
平凡な警備員です。
今回は警乗についてお話します。
最近、この業務かなり増えてきて警備会社も新たな収入源になってます。
まず、この警乗は国鉄時代にまで歴史は戻ります
国鉄時代には鉄道公安職員という国鉄の職員で警察でもある人達が鉄道の警備をしていました。
この人たちは警察しての権限も持っており捜査や逮捕権など持っており一応、拳銃も持てますが携行はしていなかったようです。
この時から東海道新幹線車内の第2種警備と呼ばれたものはありました。
特殊警棒を所持して車内を巡回してたようです。
しかし、国鉄が民営化されて職員も公務員では無く民間企業JRの社員となった為に鉄道公安職員は鉄道警察に組み込まれました。
JRになって警備自体も民間に託します。
そこで早く警備会社と提携を結んだのがJR東海になります。
JR東海は国鉄廃止されてスグに全日警と業務提携を結び駅の警備をはじめました。
では、今の警乗が始まったのはいつ?
なのかと言いますと皆さんが思うのは2018年に起きた東海道新幹線内の殺傷事件からだと思うかもしれませんが実はその前からJR東海と全日警は警乗はやっていました。
きっかけは2015年に起きた東海道新幹線火災事件です。男性が自殺を図るために新幹線内で火をつけた事件です。
それ以降、警備を強化する為にJR東海は全日警に警乗をするように指示しました。
しかし、全部の車両には乗っておらず極わずかな運行車両にしか乗ってませんでした。
装備品も今みたいに防刃ジョッキも来ておらず警戒棒のみの所持でした。
しかし2018年の東海道新幹線殺傷事件が起きてからJR東海は全日警に対して全ての新幹線に警備員を乗せるのと装備強化として防刃ジョッキや刺股など所持するようになったのです。
それに従いJR各社も対策を取り全日警と同じように警乗をはじめました。
まず、JR東日本にはグループ会社のセントラル警備保障に委託しています。
しかし、セントラル警備保障は本体ではやらずセントラル警備保障の子会社でやってるようです。
主に子会社の新安全警備保障、SCSPなどが主にやっています。
今のところ、JR九州とJR北海道に関しては警備員は乗っていないようです。JR西日本の山陽新幹線は確かな情報では無いですがALSOKがやってるのではないでしょうか?
更に新幹線だけにとどまらず今は在来線にも乗っています。
これは京王線の放火事件です。
ジョーカーとか呼ばれてた有名な事件です。
それが原因で京王線はALSOK東京が警乗業務をやりはじめました。
更にJR東海も在来線において全日警の警備員を巡回はじめました。
特にJR東海はかなり警乗に力を入れており全日警との訓練を毎年やっており、報道にも公開するなど力の入れようをアピールしてますね。
全日警自体も一番大きなユーザーがJR東海ですから元自衛隊の人を採用するなど力を入れています
やっぱり何かと物騒な事が多い世の中
新幹線内に警備員が居ることの安心感は大きいでしょうね。
今後、大きな事件が起きない事を願います。